カメラ屋さんにある刺激

日本に到着した翌日、まず行った場所は秋葉原のヨドバシカメラ。
日本のカメラ屋は改めてすごい場所だと思います。
まず品揃え。カメラやレンズも多くの種類が揃えられており
アクセサリーの種類も数もドイツとは比べられないほどに多いです。
ドイツでは大型量販店にカメラコーナーがあるものの、
多くはショーケースの中にあって一部だけが店頭に並んでいる状態で、
しかも電源が入らないこともあって文字通り手にしてみるだけです。
日本のようにレンズを試したりできるのはすばらしい環境だと思います。
そして購入時、日本ではポイントサービスや割引など
多くのサービスがあります。そのほか「他店より高ければ安くします」
といったお店同士の競争も見られます。しかしドイツでは
ポイントサービスなどもなく、店頭価格そのままです。
店同士の競争もそれほどありません。価格の比較サイトはありますが
そこに載っている多くのお店はオンラインショップばかりです。
「お客様は神様です」という日本のお店に対し、
ドイツにはやはり職人気質的な面があるのかもしれません。
そして何より大きな違いはカメラコーナーを訪れる人かもしれません。
日本ではすでにカメラを持っている人でも店頭を訪れ、
いろいろな商品を吟味しますが、ドイツでお店を訪れるのは
新しく買う人だけといった印象があり、
熱気がそれほど感じられる場所ではありません。
日本のカメラ屋さんにある人々の熱気、これはドイツでは感じられないもので
非常に良い刺激になります。これだけ多くの人がカメラや写真に
興味をもっている、それを肌で感じられる場所がカメラ屋さんです。
それは自分の創作意欲にも繋がっているかもしれません。
写真ギャラリーを訪れるのも良い刺激になりますが
カメラ屋さんにも良い刺激があり、日本に帰れば
真っ先に訪れたい場所の一つです。

パンフレット

そういえばドイツのお店に並ぶカメラのパンフレットの数はかなり少なく、
多くのパンフレットが並ぶのは特別な催しだけです。
またパンフレットそのものにも違いがあります。
日本では厚紙のようなものですが、ドイツでは映画のパンフレットのような
光沢のある立派なものが使われています。
同じ機種でも表紙だけでなく説明方法も違っており、
もしかすると、そこには日本とドイツの販売方法の違いなどが
あるのかもしれません。