X-T2とオールドレンズ

オールドレンズを使用する際、手ぶれ補正機構のない富士フイルムのカメラは使わず、強力な手ぶれ補正のあるオリンパスのカメラを使うと、先日書きました。しかし考えてみれば、オールドレンズの描写を楽しむ際は絞り開放かそれに近いところで撮影します。その場合は手ぶれ補正はそれほど必要ないかもしれません。そこでアダプターを購入しました。

一番気に入っているオールドレンズであるRollei Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 HFT。それを富士のカメラで使うためにローライQBMマウントと富士フイルムXマウントのアダプターを購入しました。

最近、FUJIFILM X-T2とオールドレンズで花を撮っています。あくまで個人的な感想ですが、この組み合わせは非常に使いやすいと言えます。特に低い位置で花を撮るときに「チルト式液晶」が役立ち、「左右入れ替え可能な2画面」で全体の構図と拡大が見られ、「フォーカスレバー」でフォーカスエリアを移動させて、合焦部が分かりやすい「フォーカスピーキング」でピントを合わせて撮ります。

オールドレンズらしい描写を出すために絞り開放もしくはその付近で撮ることが多いのですが、メカ+電子シャッターで「高速シャッター」も切れます。そして「フィルムシミュレーション」。Velviaでオールドレンズが持つ色をさらに鮮やかにしてくれます。

カメラに手ぶれ補正機構がないのが残念ですが、それでもオールドレンズで撮影する際に使用したカメラ(Fuji Xとm4/3、合計10機種)の中では、FUJIFILM X-T2がこれまでで最高に良いカメラです。

FUJIFILM X-T2, Rollei Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 HFT。格好いいです。