国境

ザールブリュッケンはドイツとフランスの国境に位置するドイツの街で、街の端、何カ所かには国境を示す看板が立っています。それらの場所は田舎で、辺りに何もないところもあります。

ザールブリュッケンから車で15分ほど走った隣の街も国境に接していますが、その街の名前を聞いたことがあるだけで用事もなくこれまで訪れたことはありませんでした。そこに友人と行ってみました。そこは田舎というよりは小さな街で、街の中に国境があるといった感じです。

正面にドイツの看板。

反対車線にフランスの看板。赤色の欄干が見えますが、その下を流れる小さな川が国境線になっています。

中央に見える小さな建物がおそらく昔の税関だと思われます。

ドイツ側のお店。

フランス側のお店。

ここは街の中に国境がある感じだと書きましたが、ドイツ側とフランス側では明らかに建物の雰囲気も違っています。今は自由に行き来できますが、昔はそれも出来ず、川の向こうには違った文化や風習があるように見えたかもしれません。実際の距離では川の向こうが隣国ですが、心理的にはもしかすると今以上に遠くに感じられたかもしれません。