TGV

日本に一時帰国です。フランクフルト国際空港から出発ですが、まずそこに向けてザールブリュッケンから電車で移動しました。以前は安く早かったのでバスも利用していましたが、他に乗っている人がいないときもあったのでその路線がなくなりました。電車は早めに予約するとかなり安くなるので、今回はそれを利用しました。ちょうど良い時間の電車がパリ発のTGVだったので、そちらを予約です。しかし今回はフランス国鉄のストライキと重なりました。調べてみると前日午後5時以降にドイツ鉄道の窓口で翌日のダイヤを調べて、走らなければ証明をもらって別の電車に乗るというものがありました。というわけで、前日夕方に行くと「現時点では走るけれど明日にならないと分からないので、少し早めに来て確認してください」とのこと。それで万が一の場合は一本早い電車に乗れるよう早めにザールブリュッケン中央駅に行きました。案内板や窓口で確認すると問題なく走るということです。

しかし他の電車がストライキで運休しており、いつもとは違う車両番号になっています。

フランス国境近くで土砂崩れがあり、15分遅れるというアナウンスがありましたが、ほぼ予定時刻通りに電車が入ってきました。

過去に何度かフランス国鉄の新幹線であるTGVに乗りましたが、毎回苦労しました。初めて乗ったときは嬉しさや興奮がありましたが、電車の狭さ、数字の分かりづらさなど苦労したので、極力避けていました。今回は早めに予約したので1等車です。1等車では3席ありますが、上の荷物置きがかなり狭く、物があまり載せられません。因みに2等車では4席になっています。

そしてこれが謎ですが座席の番号が46の次が53です。この車両の最も若い番号は14でした。途中の数字も抜けています。

1等車なので座席はゆったりとしています。しかし通路と段差があるだけでなく、前が狭いのでスーツケースなどを置けません。また通路も狭くてスーツケースを置くと移動できません。今回は一番奥だったので、通路の奥に置くことができました。

窓のところに空調がありますが、斜めになっているので、物は置けません。

ドイツののどかな風景の中を走ります。

遅れることなく、乗換駅であるフランクフルト中央駅に到着。気温は31度になっています。

不便な電車ですが、問題なく走りました。この不便さがフランス人にとっては全く気にならないのか疑問ですが、それが理解できるとフランス文化をもっと理解できるかもしれません。特に写真分野ではフランスが強い面もあるので、理解したいと思いましたが、頭で理解するのか、感覚として理解するのか、いずれにしても奥が深いです。

フランクフルト中央駅で乗り換えです。