オールドレンズとカメラ

オールドレンズはこれまで少なくとも20本以上所有していたと思いますが、今は作品作りや仕事でも使えそうな数本だけになっています。しかしそれらもカメラをオリンパスから富士フイルムに変えてから使用頻度が一気に下がりました。オリンパスのカメラには強力な手振れ補正機構があってオールドレンズの描写を楽しめましたが、使用している富士フイルムのカメラには手振れ補正機構がありません。暗い中では絞り開放で撮ることが多くなりますが、それでも打率が下がったので仕事ではほとんど使用していません。レンズがガラスの塊のようで重さがあり、カメラとのバランスが悪いのもブレやすくなっている原因の一つです。ただ昨今のデジタル用のレンズではなく、オールドレンズにしかない描写というものもあって、それも使えれば色々と面白そうなので再度使いたくなっています。

それらのレンズを活かすためにカメラを考え中です。最新の富士フイルムのカメラには私が現在使用しているカメラの不満点が大幅に改善されているようなので、第一候補ですが、手振れ補正はありません。つまりオールドレンズに関してはこれまでと状況はあまり変わりません。手ブレ補正のある富士フイルムのカメラは、今使用しているカメラとそれほど大差ないと思います。カメラの大きさなどバランス的には今のカメラで満足しています。人それぞれカメラに求めているものが違うので、自分で触ってみたりネットの記事を読んでみたりして考えています。仕事で必要な性能を最優先に考えるか、画質を優先するか、機動性を優先するか等でもカメラの選び方が変わってきます。

それにしても下の写真ですがISOオートで最高6400まで上がっています。作品としては問題ないですが、仕事的には厳しいかもしれません。そんなことを考え中です。見方を変えればそれだけ選択肢があるということなので、それは良いことかもしれません。

雨風な一日

日中に一度、外に出ましたが、雨だけでなく風が強くて非常に寒く感じられる一日でした。天気予報では暴風警報のようなものが出ており、気温は6度、その横に表示されている体感温度は1度となっています。寒いはずです。折りたたみ傘をさしていましたが風が強くて反対向きになり使えません。通りでは落ち葉が渦巻いて小さな竜巻のようになっていました。結局、その後は外出せず家で仕事をしていました。

フィルムシミュレーションブラケット

カメラの機能の一つにブラケット撮影というものがあります。例えば露出ブラケットの場合は設定値を中心に明るめ、暗めと三種類の画像が保存されます。どのカメラでも数種類のブラケット機能があると思います。私が使っている富士フイルムのカメラにもあって、その中でフィルムシミュレーションブラケットをよく使用しています。カラーとモノクロの違う雰囲気で残したい時に使用します。オリンパスにも同様の機能があり、アートフィルターブラケットがありました。こちらは一度の撮影で全種類のアートフィルター画像が保存されるので、面白さがありました。ただその分、容量を必要としますが。

富士フイルムのフィルムシミュレーションブラケットは3種類のみです。富士フイルムのカメラを使い始めたころは画作りの傾向を知りたかったので、全種類ないと不便だと感じていましたが、最近は標準とモノクロの2つで良いと思うようになりました。現在はProvia、クラシッククローム、Acros-Rの3つを使っています。ただ私の場合、同じ被写体でも普通にカラーで撮るのと、モノクロで撮るのでは露出を変えることが多いので、役立っているのか分かりませんが。それを思うと、複数のブラケットが同時に使えると複雑になるものの面白いかもしれません。しかしそれならばRAWで撮影する方が良いのかもしれません。

冬時間

今日から冬時間です。午前3時が午前2時になりました。つまり今日は午前2時59分の次が午前3時ではなく、午前2時になるということです。日本との時差は8時間。朝起きたときに各部屋にある時計の針を1時間戻します。あと忘れてはならないのがカメラの時間です。これをやっておかないと夜に撮影したときに違う日付になっていることがあって管理がややこしくなってしまいます。過去にそういった経験があるので、時間が変わったときや例えば日本など、時差のある場所に移動したときに最初にカメラ内の時間を設定するようにしています。

撮影からの帰り、少し遠回りをして帰りました。気温が低くなっていますが、それ以上に風の冷たさの方が冬を感じます。

季節の移り変わり

ザールラント州立劇場を正面に見ています。

右を向くと秋色に染まった木々が見えます。

左を向くとクレーンの先が見えています。おそらくこれは、クリスマスマルクトのイベント「空飛ぶサンタクロース」の土台のための作業だと思います。まだ10月の終わりですが、すでにクリスマスに向けての準備です。そういえばスーパーなどでもクリスマスのお菓子やカレンダーが売られています。先日、夏が終わったような気がしていましたが、季節の移り変わりが感じられます。

いつもと違って、いつもと同じ

先日、歯医者に行ったときにあるカメラとレンズを久しぶりに使いました。そこでそのいつもと画角が違うレンズを着けて、いつもと同じ道を歩いてみました。いつもは広角よりのレンズですが、今日は標準画角です。そのためかいつもよりも随分と視覚が狭く感じられます。いつもと同じ場所を歩いても少し気分が違いました。カメラのフィルムシミュレーションはVelviaで。

黄葉

すぐ近所です。既に葉が散ってしまったものもあれば、これからのもの、今がちょうど黄葉真っ盛りというものがあります。

黄色、オレンジ色が輝いています。

木の種類は普段はあまり意識しませんが、札にあるものを見るとユリノキという名の木のようです。

葉が重なっていて綺麗です。

ここ最近は少し寒い日が続いています。一昨日、歯医者に行った朝も気温が5度となっていました。日中は12、13度ほどですが、風があるので体感温度はそれよりも低く感じられます。もうすぐ夏時間も終わり。カレンダー的にも気候的にも冬が近づいているといった感じです。

「悪魔の机」

先日のドライブの続きです。友人とオイサータールに向かう途中、アウトバーンを走っていると小高い山の上に大きな岩が見えました。この辺りは岩肌や大きな岩が見えているところが何か所かありますが、その中でも一際目立っている大きな岩が印象に残りました。そして幾つかの砦跡も山の上にあります。村を後にして、そのどちらかに行くことにしました。その岩はラインラント=プファルツ州で最も有名な自然物の一つなので、そちらに向かうことに。

黄葉が綺麗です。

目的地の駐車場に着きました。ここから少し上ります。ザールブリュッケンもそうですが、この辺りは赤土が多いので、そこにある砂も同じような色をしているようです。それにしてもサラサラの砂です。

10分もしないうちに目的地に到着。通称「悪魔の机」と呼ばれる高さ14メートルの大きな岩です。自然にできたものですが、いつか崩れそうな気もします。

真下を通って一周しました。

今にも崩れ落ちそうな気配がありますが、しっかりしています。

この大きな岩はおそらく昔に落ちてきたもののようで、下から覗くと数点だけで支えてあって不安定なようにも見えましたが、実際はどっしりとしています。

アウトバーンが見えます。

途中のベンチ。写真は撮っていませんが、他にも10人以上の人がいて、みな同じように岩を見上げていました。

別の道から降りていくと、途中に滑り台のような入口を発見。

少し回り込むと本当に滑り台のようです。

大人も滑って良いようですが、どこまで続いているのか分からないので結局、階段を使っておりました。下から見ると長い滑り台に見えます。右下の滑り台は別の滑り台で見たままの長さで一般的な公園にあるものと同じようなものです。

子供が遊べる公園になっています。山の上に「悪魔の机」が見えます。

午後6時ごろザールブリュッケンに向けて出発です。

夕焼けが綺麗です。

ここでドライブは終わりです。当初の目的では紅葉を見に行こう!でしたが、思った以上に教会が良く、また「悪魔の机」も迫力があって印象的で、紅葉のことはあまり意識しないようになっていました。しかし普段は見られないような不思議な景色を見られて良い気分転換にもなりました。どうもありがとうございました。

歯医者

今日は半年に一度の歯医者の定期健診です。虫歯もなく数分で終了しました。次は半年後です。

ところで今日は久しぶりに別のカメラを使ってみました。ここ数か月は使っていないカメラです。画像をPCで見て驚きました。この色合いと潤い感のある画が美しく感じられます。他のカメラに比べて使い勝手が少し良くないので、あまり使いませんが時々使ってみようと思った次第です。

その後はカフェに。打ち合わせや待ち合わせ等、よく行くカフェです。

家に帰ってからは仕事をしていましたが気が付けば夜になっていました。そんな一日でした。

ドライブ

先日、友人とドライブしました。目的地を考えるときに、どこか紅葉の綺麗な場所に行こう!となり、高低差のある谷などが良いのでは、となりました。そこで友人が良く知っている谷的な村に行くことに。ザールラント州の隣の州ラインラント=プファルツ州にあるオイサータールという小さな村です。音楽家の友人はそこにある教会で何度か演奏しているので、その谷にある教会を目指して行きました。車で2時間もかからずに到着。

元々は12世紀に建てられた修道院で、その教会部分の一部が残っています。

中に入ってみました。礼拝堂は静かでひんやりとしています。

シンプルな中に美しさがあるステンドグラス。

眩しい光が差し込んでいます。

ろうそく。

教会の外を回ってみました。教会の高さは少し低い位置になっています。

大きな松の木があります。

この小さな溝がなぜあるのか分かりません。珍しい構造だと思います。

かつての修道院の跡。

村のメインストリート。奥に見えるのが村役場的な建物。

上の写真にも見えますが、この村には修道院や教会に関する案内板が多くみられます。そういった歴史を大切にする村の姿勢は他の街でも見習う点が多いと思います。自分の街や建物、風習などに愛着が出来れば大切にしますし、またそれらを誇りに感じたり、そこにアイデンティティーを感じたりすれば、将来の街づくりもより良い方向に進んでいく気がします。

のどかです。紅葉が綺麗です。

教会及びその周辺を散策して、別の場所に行くことに。

続きます。