X-Pro2

富士フイルムのカメラ、X-Pro2です。ここ最近、使うことが少なくなっていました。操作方法が似ているX-T3とX-T2をメインに使っていると、操作方法が違うX-Pro2はどうしても使用頻度が下がります。そこで迷った挙句、ネットオークションに出すことにしました。撮影には全く影響はありませんが、ボディ裏側に少し傷があるので、相場より価格を低めにして出しました。非売品の特性皮ストラップ付です。

すると、30人近くがウォッチリスト的なものに登録しました。それだけ人気がある機種ということですが、即決するには少し様子見といった感じでしょうか。掲載期間が1か月なので、他に同様なものが出てくる可能性もあります。

X-Pro2に関しては満足な点も不満な点もあります。最も満足している点はこのカメラにしかないもので、操作系がすべて右側に集まっており、非常に使いやすいことが挙げられます。特に画像確認するときにそのまま右手で表示できるのが良いです。他のカメラは一度左手で持って、ボタンを押すという作業が必要になります。そしてこのカメラの形。レンジファインダースタイルのカメラは個人的に好きですが、鞄に出し入れするときにそのフラットなボディが非常に良いです。

逆に不満点、これはあくまで私個人の使い方ですが、液晶がチルトしない点が不満です。X-T3、X-T2ではストリートスナップでもよくチルトして撮影しますが、X-Pro2はできません。これが出来れば手放すという考えは出てこなかったと思います。

ちなみに富士フイルムのカメラでレンジファインダースタイルでチルトできるのはGFX 50Rしか現時点ではありません。いずれこのカメラを使いたいと考えています。それまでに新機種が出れば変わるかもしれませんが。

そして出品してから3日ほど経ったころ、なぜかまたこのカメラを使ってみたくなりました。カメラは清掃して設定も初期状態に戻し、箱に詰めてあります。考えてみれば、そこまで安くして売る必要もないのではと思い始めました。少し考えたのち、結局、出品は取りやめました。

そして再び箱から出してストラップを付けてカメラの設定をやり直しました。何か気分的に新しいカメラを買ったような気持ちです。もしかすると手放していたとしたら、やっぱり欲しくなって再度購入していたかもしれません。それほどに独特なカメラとも言えます。今週、カフェで打ち合わせが3度ありましたが、そのいずれもX-Pro2を持って行っています。またX-Pro2のある生活を、X-T3、X-T2とともに楽しみたいと思います。