ベルギー

前回の続きです。

ベルギーのオルヴァル修道院に着きました。整備された駐車場に車を止めて、中に入りました。入口でチケットを購入します。すれ違う人の多くが箱を抱えていきます。お土産か何かを購入したのかもしれません。チケットを購入して中に入りますが、修道院の建物は現在も使用されているので、中に入ることができません。また敷地内にも入れません。入口を過ぎたあたりにある窓から覗くようになっていますが、広い土地に大きな建物があって、かなりの力があるのが分かります。教会正面のマリア像は17mあるということ。

教会も非常に大きいです。

一般の人たちが入れる敷地にはいくつかの建物があり、その中では修道院に関する映像を流していました。また一つの建物はオルヴァルという名前のベルギービールの資料館にもなっています。

実際にこの修道院でオルヴァルというビールが醸造されています。資料館の映像にもかかわらず、なぜかその映像のビールが美味しく見えました。

オルヴァルの看板など。

今回、オルヴァル修道院で最も訪れたかったのが12世紀ごろの建物跡、廃墟となっている個所です。それほど大きくはないですが、かつての教会跡です。ここでは私の作品のモチーフに使えそうな写真が何枚も撮れました。また雨が降った後で、しっとり感があるのも良かったです。もし快晴ならば濃い影ができたり、場所によっては明るく白飛びしていたかもしれません。また乾燥した石が冷たい印象を与えた可能性があります。曇りで、湿度のある景色が広がっていて、写真的には良かったです。

かつての遺構を見た後、順路は教会になっています。

どうやら地下を行くようです。

途中に階段があり、上まで登るとパイプオルガンの場所から礼拝堂が見られるようになっています。礼拝堂には入れません。

そして地下の箇所には外からは想像もつかないほどの広さの修道院の博物館があり、歴史が紹介されています。

教会を出て、入口に戻ります。

修道院のお店でオルヴァルのビールを購入してザールブリュッケンに戻ることにしました。この記事の最初に皆が箱を抱えていると書きましたが、どうやらビールの箱だったようです。瓶6本入りのものを購入しました。そしてカフェなどに寄ることも考えましたが、どこにもよらずに明るいうちに戻ることにしました。そうえいばこのオルヴァル修道院でも、先日のディナンの城塞でもチケット売り場で、どこから来たのか聞かれました。日本と答えると、日本語のパンフレットが出てきましたが、楽器で有名なディナンはともかく、この修道院はそこまで知られていないように思っていました。実際にどれほどの日本人が訪れるのかは分かりませんが、こういったものが用意されているのは驚きであり、嬉しくもあります。そこまで考えているベルギーに対して自身の中にある距離が近くなったような気がします。

アウトバーンまでは最初と違う道で行きましたが、途中、何か所も道路の状態が良くない場所がありました。大きな穴がいくつも開いています。この写真の場所はそうではありません。並木が綺麗だったので撮りました。

雨が降りそうな空模様です。

ベルギーとルクセンブルクの国境、かつて審査があった場所を通ります。

ルクセンブルクに入国です。

行きに見たフランスの原子力発電所。帰るときには白煙の雰囲気も変わっていました。

ブレてしまいましたが、ドイツの看板。

天気は曇りでしたが、良い小旅行が出来ました。友人には感謝です。この冬休み期間中に2度ベルギーに行くとは考えていませんでしたが、楽しい時間でした。ありがとうございました。