前回の続きです。
先日、「ディナンはサクソフォーンの発明者アドルフ・サックス(1814-1894)の出身地として有名で街中のいたるところにサクソフォーンをモチーフにしたものが飾られています。」と書きましたが、街中には様々な種類のサクソフォーンの説明がありました。写真は少しピントがあまいですが、この日は全てマニュアルフォーカスで撮っていたので、合わせたつもりがずれていたようです。
そういえば街中にこういった足跡がいくつもありましたが、それらはアドルフ・サックスの家に向かうようになっていました。
そこは現在は博物館になっており、無料で見ることができます。楽器サクソフォーンが現在の姿になるまでの説明やアドルフ・サックスのオリジナルの楽器もありました。一緒に行った音楽家の友人はサクソフォーン奏者でもあるので、彼が喜ぶ姿を見られたのも良かったです。これらの楽器は音も紹介されています。
床のデザインが楽器の模様になっています。
サクソフォーン博物館を楽しんだ後、サックス広場を通って、城塞(シタデル)に上ることにしました。400段の階段かロープウェイで上り下りします。麓で城塞へのチケットを購入しますが、その料金にロープウェイ代も入っています。
というわけで、まずはロープウェイで上りました。
城塞はムーズ川の渓谷を監視するため11世紀に築かれたということ。
かなり大きな施設だったことが分かります。
濃い青空が綺麗です。
川を監視することが目的とあって、遠くまで見渡せます。
ディナンの街。
城塞の強固さが感じられます。
大砲などがありました。
中世のころの様子など。
展望台からディナンの街を見下ろして。
それにしてもこの高さにこのようなものを作るのは本当に労力が必要だったと思います。平和な時代にこれらを見られたのは良かったです。
かつての道具など。
血抜きの様子。
パンを焼いていた場所。
兵士の寝室。
様々な武器。この城塞は第一次世界大戦の場所にもなったということ。少し生々しさがあります。
槍などが貫通した甲冑。
司令部の様子。
第一次世界大戦時を再現するために、真っ暗に近い状態で小さな電球で星明りを作っている場所や爆撃を受けて傾いた場所の再現がありました。この傾いた箇所はすでに傾いている階段を降り、傾いた部屋を通っていきますが、平衡感覚がおかしくなるような気持ち悪さがありました。
城塞の中を見学した後、今度は階段を使って街に下りました。
続きます。