今日は来月、市内で引っ越しをする友人の手伝いで友人宅にお邪魔していました。カメラやレンズに関してです。特にフィルムカメラです。フィルムカメラを蚤の市などで購入した場合、フィルムカメラは専用皮ケースから出すことが多いです。というのは、皮ケースがかび臭かったり、タバコの臭いが残っていたりします。そこでケースは使わず別に保管しておきますが、今回は引越しで保護のためにケースに戻すので、そのお手伝いをしました。ケースにメーカー名が記載されている場合は良いですが、何もない場合は形やネジ穴の場所で判断します。

カメラが数台なら直ぐにすみますが、友人の所有しているカメラの数は60台以上です。しかもどれも貴重なものばかり。旧西ドイツ製、旧東ドイツ製、旧ソ連製、アメリカ占領下の旧西ドイツで製造されたものなどもあります。カメラとケースを合わせる作業は、まるでパズルです。しかしそれをしながらカメラを並べて撮影したり、空シャッターを切ったりと、その片づけは楽しい時間でした。

現在、そのカメラたちを所有している友人の思い入れ、以前所有していた人たちの思い入れ、遡って製造者や販売者の思い入れなど、カメラ一台には様々な思い入れや歴史が詰まっている気がします。そんなことを思うと、自分は撮影することや写真だけでなく、カメラという機械も好きだと改めて感じられました。写真は本文に関係なく、私が住む建物の庭にある花です。そこにある光が美しいです。