オペラを観に

ザールラント州立劇場へ行きました。ヴェルディの「ドン・カルロス」(フランス語版、1867年パリ初演)です。まだ風が強いので、正面入り口の「今日の演目」は外されたままです。

今日のオペラは舞台転換が全くなかったものの照明で変化がつけられていて、また幕間も映像がありメリハリの付いた舞台でした。演出家の趣味などを押し付けるようなものでもなかったので舞台を楽しむことが出来ました。それは歌手が良かったからと言えるかもしれません。歌手だけでなく、合唱、オーケストラの演奏も良く、最後まである程度の緊張感があり、飽きることなく観られました。観客がおとなしかったのか大きく盛り上がるというわけではありませんでしたが、毎回このような演奏ならば、観ている方は楽しいと言えます。