ルクセンブルクへ撮影に その2

前回の記事の続きです。
ルクセンブルクの市内、それほど角度も距離もありませんが
坂道を登り切った場所で、その光景を目にしたとき
何故かおとぎ話に出てくるような「夢の国」と言う単語が思い浮かびました。
「ルクセンブルク公国にある夢の国」といった感じです。

ルクセンブルク

雪が積もっていたこともあって
私の中にあるその単語のイメージと実際の風景が近かったのかも知れません。
ここでは何枚も撮影しました。
ただバスや車が通るとその雰囲気が失われるので何分間も待ちました。
そして右側の塔を入れようとすると、
橋の下にあるオレンジ色のものが写り込みます。
もう一歩分、右にずれると両方とも見えません。
逆に左にずれると塔ははっきり写って良いのですが、
この写真では写っていない信号機が写ってしまいます。
出来るだけ現代的なものを省きたいと思い、
その自分のイメージに近い構図を探すのに時間がかかってしまいました。
修復工事の赤ネットもなければより良かったのですが。
いずれにしてもこの光景は私の中のある
「ルクセンブルク公国」というイメージに近いものです。
そしてもう一枚、私の中にある「ルクセンブルク公国」ですが、
そんな雰囲気を持った人が歩いていました。

ルクセンブルク

どの国、どの場所でも様々なイメージがあります。
そういったものを意識しながらの撮影は本当に楽しいものがあります。

ルクセンブルクへ撮影に

街中から空を見上げると、建物の間からは
少し濁った白色の空が見えました。
その空の下、街はクリスマス時期なのに何処か寂しそうな雰囲気があります。
街中には雪もほとんど残っていません。
気温は氷点下で少し冷たい風が吹いています。
ルクセンブルクへ撮影に行ってきました。

ルクセンブルク

ザールブリュッケンからルクセンブルク市へは直通バスが出ており
1時間15分ほどで到着できます。
この日、ザールラント州内のアウトバーン(高速道路)を走っているときは
問題なく走れていたのですが、アウトバーンがルクセンブルク公国内に入ると
突然アイスバーンのようになり、バスは徐行して渋滞になりました。
ここまでは除雪車が間に合っていないようです。
予定より遅れてルクセンブルク市に到着しました。
街の中心から、ほんの数分歩くと子供たちがそりで楽しんでいます。

ルクセンブルク

この日、持って行ったのはデジタル一眼カメラ2台に
35mm判換算で28-108mmの標準ズームレンズと50mmの単焦点レンズ。
足下が滑りやすいので、こういったときは軽めの機材が有り難く感じられます。
その他に望遠レンズを持って行きましたが結局それは使いませんでした。
誰かが作ったようです。こういったものを見ていると寒さも忘れて楽しく感じられます。

ルクセンブルク

そりを引っ張る子供たちに追い抜かれました。

ルクセンブルク

小さな雪だるまがありました。無愛想な表情が可愛いです。

ルクセンブルク

最初は街中が寂しいと感じましたが、そのあと戻ってくると
その氷点下の中にある人々の楽しさのようなものが感じられました。
街中でそりを引っ張る人たちを見かけました。

ルクセンブルク

軽快な音楽が街に彩りを添えます。

ルクセンブルク

新しい催しが決まりました

新しい催しが決まりました。
東京の

ソノリウムという室内楽ホールで
音楽と映像(写真)のコラボレーションです。
ドイツ歌曲を生演奏しながらプロジェクターを使って
舞台背景に写真を映します。
過去の例がホールのホームページに

紹介されていました。
音楽と写真で一つの作品を作ること、
以前から非常に興味がありました。
歌詞があるので、かえって写真の選別が難しそうですが
非常に楽しみでもあります。
お時間のある方は是非聴いていただけると嬉しいです。
皆様のご来場をお待ちしております。
コンサート当日は私も会場にいる予定です。
チラシなど詳しくは

別記事で。

Sonorium共催シリーズ2011「映像と音楽」

Sonorium共催シリーズ2011「映像と音楽」

http://www.sonorium.jp/index.html
ラファエル・ファヴル、外川千帆
リートデュオ・リサイタル
東京公演・歌曲の響vol.3‐写真家・山本英人氏と共に
2011年2月27日(日)
マチネ公演 13時30分開場、14時開演
ソワレ公演 18時開場、18時30分開演
入場料金 4,000円
<プログラム>
ハイドン作曲「さすらい人」「彼女は決して愛を語らず」
シューマン作曲「リーダークライス op.24」「6つのレーナウの詩による歌曲とレクイエム op.90」
後援 スイス大使館
チケット取り扱い: カノン工房 Tel : 03-5917-4355 (平日10-17時)

http://www.atelier-canon.jp
歌い手とピアニストのアンサンブルが重視される第6回国際「フランツ・シューベルトと現代音楽」コンクール(オーストリア/グラーツ)で第3位(2004年)、19世紀ドイツ・ロマン派リートを代表するフーゴ・ヴォルフの名を冠した「フーゴ・ヴォルフ・アカデミー国際歌曲音楽コンクール」(ドイツ/シュツットガルト)で第3位(2007年)を受賞し、2008年には「ルードヴィヒスブルク音楽祭」や「バート・ヴェリスホーフェン音楽祭」に出演。NHK、そしてORF(オーストリア国営放送)やRSR(ラジオ・スイス・ロマンド)では、リーダーアーベントが生放送され、本場ドイツをはじめ、ヨーロッパ各地で注目を集める若き実力派リートデュオによる、東京初のリサイタルです。
テノール/ラファエル・ファブル
ピアノ/外川千帆
写真/山本英人
会場/ソノリウム Tel: 03-6768-3000

http://www.sonorium.jp/index.html
168-0063 東京都杉並区和泉3-53-16 FAX 03-6768-3083
京王井の頭線 永福町駅下車(北口) 徒歩7分
東京メトロ丸の内分岐線 方南町駅下車 徒歩10分
※駐車場のご用意がございませんので、お車でのご来場はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。

Sonorium共催シリーズ2011「映像と音楽」

24時までのショッピング と フィルター

ドイツはお店の営業時間が法律で決められています。
年々徐々に緩和されてきて、現在は基本、平日及び土曜日が20時まで
営業が許可されています。日曜祝日はお休みです(例外もあります)。
しかし年に4回だけ開店して良い日曜日があり
また年に一度だけ24時までの営業が認められています。
それらの日付は市によって決められます。
ザールブリュッケンは12月11日(土)が24時まで営業可の日です。
街中のお店にはそれに関する看板やチラシが見られました。

ザールブリュッケン

それとは直接関係ありませんがショッピングの話を。
普段レンズには何かしらフィルターを付けています。
大抵の場合、NDフィルターを付け放しにしていることが多いです。
ザールブリュッケンのカメラ店や大型量販店は
レンズフィルターの品揃えがよくありません。
日本のような様々なタイプ、様々な口径のものがそろっていることはなく
小さな口径の保護フィルターかUVフィルターがほとんどで
大型量販店のカメラコーナーでは
全種類あわせても20個も店頭に並んでいない状態です。
因みにザールブリュッケンのお店で手に入るのは
Hamaが中心で、専門店にはDoerrやフランス・cokinのものがあります。
欲しいフィルターが手に入らないのでドイツで購入する際は
ネットで購入することが多いです。
NDフィルターを購入しました。
B+Wのものを私はよく使っています。
ネットで注文すると郵便で届けられました。

郵便

それを見て思い出したのは、以前別のお店で購入したときのことです。
そちらはフィルター一枚だけにもかかわらず
それに似合わない大きな箱でした。

郵便

いずれにしても無事に手元に届けられると安心します。

フィルター

ザール川の増水

夜のニュースでザールブリュッケンの市内を流れる
ザール川が氾濫しているとありました。
その影響でザール川の側を走るアウトバーン(高速道路)も水没し、
迂回するために街中は大渋滞と言うことでした。
川沿いの遊歩道は水没し、船上レストランが寂しく浮いているように見えます。

ザール川

本来アウトバーンがある場所も水没しています。

ザール川

翌日には水位も下がりました。
しかしアウトバーンはまだ閉鎖中で上の方の道は渋滞しています。
ザール川のすぐ横は歩道です。
アウトバーンの場所を人が歩いています。

ザール川

昨晩、水没していた場所にはそれを示すような泥が残っています。

ザール川

10数年前にはザール川が大きく氾濫し、市内も浸水したということですが
今回は大きな被害が出なくて良かったです。

聖ニコラウスの日

ドイツでは12月6日に聖ニコラウスが街にやってきて子供たちにお菓子を配ります。
その日は街中で聖ニコラウスの格好をした人が現れるのですが
私は熱が出て大人しく寝ていたので、数年前に別の街で撮った写真を。
このとき手にしていたのはコンパクトデジカメだけだったので
一部は内蔵フラッシュを使いました。
今の世代のコンパクトデジカメならば、機種によってはレンズも明るく、
高感度撮影もできたり、その他、手ぶれ補正もあって
フラッシュなしで撮影できたかも知れません。

クリスマスマルクト

家の中にいると外のクリスマスマルクトの賑わいが何故か楽しそうに聞こえます。
聖ニコラウスが現れたのかも知れません。

グリューヴァインを飲みに

友人たちとグリューヴァイン(香草入りのホットワイン)を飲むために
街中のクリスマスマルクトを訪れました。
気温は氷点下ですが風がないのかそれほど寒く感じません。
グリューヴァインのお店はどこも人が一杯です。

クリスマスマルクト

グリューヴァインのカップ。ザールブリュッケンのお店のものは毎年デザインが替わります。
ザールブリュッケンの建物が描かれていますが、2010年は州立議会場です。
グリューヴァインのカップはデポジット制度で飲み終わったあとに返却すれば
カップ代が戻ってきます。既に料金に含まれているのでそのまま持ち帰っても構いません。
私は毎年集めているので、新しいものに交換してもらい持って帰りました。
普通の縦型のカップと長靴型があります。
飲んでいるときに無造作に置いたカップを撮りました。

クリスマスマルクト

クリスマスマルクトに並ぶ屋台に売られていた長いグミです。

クリスマスマルクト

良い雰囲気の人たちがいる!と思って急いで写真を撮りましたが
上のグミのような写真になってしまいました。

クリスマスマルクト

それにしても鼻のかみすぎで鼻の回りがトナカイ、ルドルフのようになっています。
皆様も風邪には気をつけてください。

12月になりました

12月になって、街の雰囲気も何処か忙しくなったような気がします。
両手に大きな紙袋を提げている人を目にします。
12月らしい光景かも知れません。

冬の景色

ザールブリュッケン市内の気温は氷点下8度まで下がりましたが
予報を見ると週末以降は少し暖かくなるよう。
それでも氷点下の予報が出ていますが
少し空気が冷たい方がクリスマスマルクトではより温もりが感じられるような気がします。