ポップアート

カメラのアートフィルターの一つにポップアートというものがあります。
説明には「色をカラフルで印象的に強調し、まさにポップ・アート感覚な作風に仕上げます。」
とあります。
そのポップアートで撮影しました。

福井

ただそれでは彩度が強すぎるように感じたので現像時に
効果を少し押さえたポップアートIIを適用しました。
そして更に彩度や色温度を下げて仕上げました。
アートフィルターで彩度を上げ、カメラの設定で彩度を下げる。
一見すると矛盾しているようにも見えますが
それだけカメラの引き出しが多いということだと思います。
言い換えればそれだけ表現の幅が広がるということでしょうか。
それにしてもこれだけ多くの種類のアイスクリームがあるのには驚きました。
さつまいもを頂きました。

ドラマチックトーン

カメラのアートフィルターの一つに「ドラマチックトーン」と言うものがあります。
説明では次のようになっています。
「局所的なコントラスト変化からつくり出される現実ではありえないような明暗によって、
実際の空間をフィクションのような作風に仕上げます。」
私の周りでもこの効果を気に入って使っている人がいますが、
特に雲があると劇的に変わるということ。
面白い雲があったので現像時にドラマチックトーンを適用してみました。
雲が印象的になりました。
実際とは随分違いますが表現としては面白いと思います。

福井

こちらはオリジナルに近い感じです。

福井

感覚的にですが、ドイツではこういった効果が気に入られているように思います。
カメラメーカーもこういった機能をもっとアピールしていけば
その機能を搭載している機種はより売れるような気もします。

オリンパスPEN mini

オリンパス・ヨーロッパからのメールで知りました。
日本では未だ発売日が発表されていないオリンパス・PEN mini、E-PM1が
ヨーロッパでは既に発売されているとのことです。
日本では秋発売予定となっています。
PEN第三世代と呼ばれる三機種の中で真ん中のE-PL3もヨーロッパの方が
日本よりも早かったので、珍しいことではないと思いますが
既に発売されていることに驚きました。
逆に日本で発売されている新レンズはドイツではまだ発売されていません。
同じカメラメーカーでも日本とヨーロッパでは販売戦略などが違うのか
発売時期だけでなく、発売形態の内容も違っていることがあります。
例えば一般的なダブルズームレンズ以外に
10倍ズームレンズ付きや最初から電子ビューファインダー付きなど。
また時には機種さえ違っているときがあります。
例えばオリンパスでは日本でE-410、420、500、510、520、620と発売されている(いた)のに対し
ヨーロッパではE-400、410、420、450、500、510、520、600、620と発売されています。
逆にPEN LiteのE-PL1sはドイツでは発売されていません。
そのほか、他のメーカーでも機種名が違っているだけでなく
例えばファインダーの視野率が違っているフルサイズのカメラなどあります。
日本はカメラ先進国で多くの人が一人で複数台のカメラを持っていることも珍しくありません。
ドイツでは、以前の日本のように一人一台か一家に一台という感じでしょうか。
新機種が出れば直ぐに買い換えたり、追加したりするのは珍しいことかもしれません。
言い換えれば新機種は簡単には売れないということでしょうか。
国民性やカメラに対する気持ちなどそれぞれの地域にあった
販売方法が意識されていると思われるので
こういった発売時期のずれや販売形態の違いがあるのかもしれません。
写真は愛用のE-P3です。

オリンパス・ペン

整形外科のお医者さんと

友人である整形外科のお医者さんとデジタルメイクについて話しました。
特に「しわ」に関してです。
美容外科の手術でしわをとりのぞくことは可能なようですが
その際に色々と気にしなければならないことがあると言うこと。

撮影

本来あるしわ、例えば笑ったときや目を細めたときに出来る
しわが消えてしまうと、人間の表情として違和感があります。
デジタルメイクでもそういったところを意識する必要があります。
フォトショップを使いながら、実践的に色々と話しました。

撮影

やはり写真のレタッチからみたデジタルメイクだけでなく
実際の整形的な面から見たメイクは色々と興味深いことが多いです。
小さな毛穴もどうするか、様々な場合があるので
一概にどうするべきか答えはないと思いますが
どのように仕上げるかで変わってくるので奥が深いところです。
この2枚はRAWからJPEGに現像した写真の等倍切り抜きですが、
この大きさで見ると様々な箇所が見えてきます。
ただ小さいところに拘りすぎて全体を見失わないように
気をつけたいところです。

雨が降ったあと、外に出てみると
栗の幼果が地面に幾つも落ちています。
踏まないように歩きました。

栗

もう暫くすると、栗拾いをする人たちの姿も見られるかもしれません。
こういった光景を目にするとやはり秋は直ぐそこまで来ているように感じます。

夏の終わり

このところ涼しい日が続いています。
先日8月19日の記事「

もう秋の空?」では
どんぐりの実が幾つも落ちていて秋の気配が近づいていると書きました。
近くを歩いていると逆に夏の終わりを感じさせるような光景に出会いました。
日差しが強く、暑い夏の日には色鮮やかな花が咲いていたと思います。
緑も柔らかく優しく感じます。

草木

そういえば初夏に同じように草木を撮って
PCで等倍にして見ると葉には幾つもの虫がいましたが
この写真を等倍で見ても数えるほどしかいません。
そんなところからも季節の移り変わりが感じられます。

ドアノー写真展 3

フランスの古城へ」、「

ドアノー写真展」、「

ドアノー写真展 2」の続きです。
今回のマルブルック城でのドアノー写真展は未発表作品を始め、
このマルブルック城があるロレーヌ地方で撮影された写真など
合計300枚以上展示という規模の大きな写真展になっています。
それ以外にフィルム上映があり、彼が使っていたカメラの展示、
アトリエのミニチュア模型など内容豊かな写真展でした。
それだけ数が多いと言うことは、その分観て回るのに時間がかかると言うことです。
しかしそれでも疲れをそれほど感じなかったのは彼の写真から
何かを感じていたせいかもしれません。
他の来場者も笑顔の人が多いです。
ドアノーの写真は多くの人に幸福感に似た何かをもたらしているのかもしれません。
今回の展示は写真の持つ力を大いに感じました。
作品を観る女性

ドアノー写真展

作品を観る人たち

ドアノー写真展

各櫓をつなぐ城壁上の通路には人があふれています。
次の櫓に入るのに入場制限がされています。
壁にもドアノーの作品が大きく展示されています。

ドアノー写真展

通路の上から下を見ると壁にあるのと同じ作品があります。

ドアノー写真展

因みに通路の幅はこれくらいです。

マルブルック城

通路の上から外を見ると大きな雲が空を覆っているのが見えます。

フランスの田舎

よく見てみると雨が降っているようです。

フランスの田舎

この展望台に当たる場所からは城内だけでなく郊外まで一望できますが
風が非常に強く、外に出たものの直ぐに中に入りました。

マルブルック城

出口のところに小さなショップがあり
写真展関連のものを何か購入しようと考えていましたが
あったのはお城に関するものばかりで
ドアノーに因んだものはありませんでした。
フランス語(左)、ドイツ語(右)の写真展チラシをもらってきました。
色調やコントラストが違っています。

ドアノー写真展のチラシ

ドアノー写真展は想像した以上の規模で
驚きとともに満足行くものでした。
ここまで連れてきてくれた友人には感謝です。
そういえば写真に興味を持っている人が多いからか
カメラを提げている人も多く見かけました。
一眼レフではC社とS社のカメラを使っている人が多かったです。

ドアノー写真展 2

フランスの古城へ」、「

ドアノー写真展」の続きです。
入場制限されているロベール・ドアノー写真展ですが、
中に入ると本当に多くの人がいて驚きました。

ドアノー写真展

壁だけでなく天井やガラスケースにも作品があります。

ドアノー写真展

城内の様々な場所に作品が展示されていました。
階段にも展示がありました。

ドアノー写真展

入り口で「写真撮影はOKですが、フラッシュは禁止です」といった
説明を受けます。

ドアノー写真展

未公開作品も展示されています。

ドアノー写真展

ドアノーが使っていたカメラやスケジュールの書かれた手帳が展示されています。
男性が熱心にその手帳をのぞき込んでいました。

ドアノー写真展

ドアノーに関する映像も上映されています。

ドアノー写真展

上映を見る人たち。
席が一杯だったので私は立って見ていました。

ドアノー写真展

壁やガラスケースに展示があります。

ドアノー写真展

この展示の中でも特に印象に残ったのが1960年に撮影された
カラー写真です。
その鮮やかな色は非常に綺麗で
もしかすると現在のデジタル技術でも出せないものかもしれないと
友人と話していました。

ドアノー写真展

これら以外にもドアノーのアトリエのミニチュア模型もあり、
この写真展は見ていると時間が経つのも忘れるほどに
内容の濃いものでした。

ドアノー写真展

前回の「

フランスの古城へ」の続きです。
このお城ではフランスの写真家ロベール・ドアノー(Robert Doisneau、1912年-1994年)の
写真展が開催されていました。

ドアノー展

前回の記事からもわかるように周りには何もないような
本当にのんびりとした場所です。
このお城に到着するまで、すれ違う車も人もなく、
それほど期待せずお城を訪れたのですが
急な坂道を登ったところにある駐車場を見て驚きました。
そこには何十台どころかそれ以上の車が止まっています。
二つある駐車場では収まりきらず、路肩の縦列駐車が数百メートル続いています。
大型観光バスもあって、そこには多くの人がいました。
間違いなくモンデレンの人口以上でしょう。
お城の入り口まで登ると、そこにも長蛇の列が出来ており
どうやら入場制限されているようでした。

ドアノー展

約40分ほど入り口前で待ちましたが、ここまで人が多いのは驚きです。
それだけドアノーが国民的写真家ということでしょうか。
またそれだけ写真に興味がある人が多いのかもしれません。
そういえば待っている最中に雨が降ってきましたが
傘や雨具などを持っていない人にはお城のスタッフが
ポンチョを配っていました。そういったサービスにも驚きです。
城内中庭の壁にも大きな作品がありました。

ドアノー展

よく見てみるとお城に揚がっている旗にもドアノーの作品が使われています。
お城全体がドアノーの写真展会場になっています。

ドアノー展

この写真展が開催されていることは知っていましたが
その時はフランスのどこかの田舎、
電車では行けないような場所での開催としか知りませんでした。
しかし色々調べてみると、この写真展が開催されているマルブルック城は
ザールラント州の隣、フランス・ロレーヌ地方だと分かりました。
しかもザールブリュッケンからそれほど遠くありません。
車では約45分ほどの距離だったので友人にお願いして
連れて行ってもらいました。
内部の写真は後日に続きます。