ザールラント州立劇場2011/12年シーズンで私が個人的に最も観たいオペラ、
リヒャルト・ヴァーグナーの「パルジファル」が初日を迎えました。

午後5時開演で終了予定は午後10時半。休憩が2度ある長い作品です。
指揮は同劇場音楽総監督の上岡敏之氏。

この作品はオペラではなく「舞台神聖祝祭劇」となっており
宗教性が強調されていますが、それでも観客はかなり盛り上がりました。
劇場内の空調が弱いのか少し酸欠気味な感じです。
カーテンコールは拍手と言うより手拍子になり、
その中で多くのブラヴォーが飛び、床を蹴っている人もいました。
一番盛り上がったのはグルネマンツを歌う
同劇場首席バス歌手の松位浩氏が舞台に出てきたとき。
このときはブラヴォーの声もひときわ大きくなりました。
やはりバス歌手がしっかりしていると
舞台も引き締まるような気がします。
そして指揮者が舞台上に姿を現したときも大きなブラヴォーがありました。
指揮者はフラフラです。長時間なので観る方も大変ですが
演奏する方はもっと大変です。でもやっぱり生演奏はいいですね。
演奏者や関係者の皆さんもお疲れ様です。
それにしても日本人が活躍しているのは嬉しいです。
私も頑張っていきたいと思います。