50mmレンズ比較 その1」の続きです。
今回は発色とボケを意識しました。
設定は前回とほぼ同じで、違うのは露出補正が +7 となっている点と
距離が約65cmとなっています。
これはあるレンズの最短撮影距離を意識しました。

まずは絞り開放で。ピントは中央の花の白い箇所の先端に合わせています。
ただピントの山がつかみづらいレンズではほんの僅かに後ピンになっています。
中でも3つ目のレンズだけは明らかに後ピンとなっていますので
ピント位置のシャープさは参考にならないと思います。
発色の違いやボケ方を意識していただければ、と思います。
ここではピント位置のずれはそれほど分かりません。
緑色の葉のボケ方がレンズによって違っています。
背景のボケ方も違っています。

上の写真、花を見てみると鮮やかさのないものがあります。
7が特にそうでしょうか。
白い箇所を100パーセント切り出しで。
ここではピント位置のずれが分かります。
水平になっている花の平面上に違いが見られます。


次にF4まで絞ってみて。

写真を見てみると6のレンズはF4まで上手く絞れていない可能性があります。
このレンズの他の写真、同絞りのものを見てみると
問題なく絞れているようなのでこの時だけの問題のようです。
撮影時はタイマーで撮っては絞り、撮っては絞りと機械的な作業で、
一枚一枚撮った写真をモニタで拡大して確認していないので、
こういったことが起こってしまったのだと思います。
同様の箇所を100パーセント切り出しで。

全体像の写真を並べてみました。
以下の写真は並べたものの50パーセントの大きさになっています。
クリックしていただくと100パーセントのサイズになります。
別ウィンドウで開きます。
左が絞り開放、右がF4です。

同じく100パーセント切り出し、
左が絞り開放、右がF4です。

テストはまだ続きます。