135mmレンズ比較 その1

50mmレンズ比較 はじめに」と同じような比較です。
友人が持っている135mmのレンズ4本と私の135mm1本の計5本を試しました。
今回は全てオールドレンズで、
アルファベット順に
1) Carl Zeiss Jena SONNAR 135mm F3.5 (M42)
2) HANIMAR auto “S” 135mm F2.8 (M42)
3) Olympus E.ZUIKO auto-T 135mm F2.8 (OM)
4) REVUENON 135mm F2.8 (Made in W. Germany) (M42)
5) Steinheil München Auto-D-Tele-Quinar 135mm F2.8 (M42)

レンズ比較

今回のテストでもカメラはオリンパスE-P3(

メーカーサイト)を使いました。
135mmのレンズ、マイクロフォーサーズでは換算270mmの望遠レンズとなります。
望遠レンズでの撮影を意識して被写体を選びました。

レンズ比較


カメラの設定は基本的なもの、ニュートラルな設定です。
ISO200、ホワイトバランス晴天(補正無し)、階調標準、
ノイズリダクション標準、仕上がりナチュラル、
彩度・コントラスト・シャープネスはプラスマイナス0。
画質はJPEG最高画質。
中央部重点平均測光。
絞り優先モードで露出補正はプラスマイナス0。
色空間はsRGB。
レンズは保護フィルターやNDフィルターも外し、
レンズフードも外しました。
カメラは三脚の上に置き、カメラ内の電子水準器で垂直・水平をとりました。
シャッターは2秒のセルフタイマーで撮影。
手ぶれ補正オフ。
建物の正面入り口を撮りました。
ピント位置はガラスのドアにある文字です。
MFアシストのおかげで問題なく合わせられました。
撮影したデータはノーレタッチ、ノートリミング。
Photoshop CS4 Extended で 700px x 525px に縮小。
数字を入れることによる画質への影響を避けるために
縮小画像をそのまま縦に並べ、その上にレイヤーで数字を入れ、
最高画質で保存しました。
撮影した順番に並んでいますが、
これは上記のレンズ紹介の順番とは違っています。

レンズ比較

これだけ見ても違いが感じられます。
ピントを合わせた中央部、白枠内を
100パーセント切り出ししてみて。
ピントは左側最上段の「ABENDKASSE」に合わせました。
ガラスに書かれた文字だけでなく
更にその奥にある瓶の描写にも違いが見えます。

レンズ比較

レンズ比較

こちらをみるとレンズの差がより感じられます。
一枚だけ写真が黄色傾向にあるようですが
これがそのレンズ特有のものか
それとも個体差なのかは分かりません。
次に絞りをF5.6まで絞ってみて。

レンズ比較

同様の箇所の100パーセント切り出し。

レンズ比較

全体像と切り出した箇所を並べたものです。
左が絞り開放、右がF5.6。
クリックすると別ウィンドウにて100パーセント表示されます。

レンズ比較


レンズ比較


このように絞り開放と絞ったものを並べてみると
絞れば画質が向上しいてるのが分かります。
テストは続きます。