1の続きです。
墓地を下に見ながら石畳の坂道を登りました。


山城跡には特に何があるわけでもなく、草が生い茂り
少し寂しい場所となっています。かつてはここに多くの人がいて
街や城を守っていたと思うと、今は何も声が聞こえない場所が
より静かで、より寂しい場所に感じられます。

教会のある街の方向です。



暫く山城跡周辺を歩いたあと、街に戻ることにしました。
墓地が直ぐ近くにある感じです。
遠くに山が見えていますが、今いた城跡の場所に
もし塔があるならばよく見えていたと思います。

フランス・ロレーヌ地方はザールラントと並んで
ドイツとフランスの国境に位置しているので
様々な争いに巻き込まれてきましたが、
何時どこから敵が来るか分からない状況で
自分の街を守るためにここから遠くを見張る兵士は
気が休まなかったかもしれません。
今はそのような緊張感が無く、のんびりとしており
そこに吹く風もが、ゆったりと流れているように感じます。

墓地を通り抜け、教会の横に出てきました。

そして街は昔も今も変わらないような風景になっています。
車がなければ、何時の時代か分からない可能性もあります。

街にあるもう一方の大きな道を歩きました。
こちらも装飾などが可愛いです。


以下の「続き」に続きます。