自分の中で今まで4番バッターのごとく活躍してくれたレンズがあります。
ポートレイトに舞台撮影、風景撮影と大活躍でした。
日本に一時帰国するときも持って帰り、お気に入りでした。
しかし昨年夏に機動力のある1番バッターのようなレンズを購入してから
重量級の4番バッターの出番は大きく減り、ドイツ国内、
アウェーでの試合(撮影ですが)にも持っていかなくなりました。
1番バッターでこれまでの4番バッター全ての
代わりが出来るかといえば難しいかも知れませんが
昨年夏以降の出場回数を考えると世代交代の時期とも思えました。
同時に出場機会の減ったこれまでの主力級のレンズの整理も考えました。
フォーサーズマウントのレンズです。全てをマイクロフォーサーズにするのは
未だ難しいものがありますが、これまで最もお気に入りのレンズを含めて
今使っていないレンズはほぼ全て手放しました。
同時にオールドレンズも。特にOMレンズは10本ほどありますが
アダプターを使ってデジタルで使うことも意識して2本だけ残して
カメラOM-1と共にこちらも手放しました。
どういったものを撮っていきたいか、どういった写真家になりたいかを意識すると、
ここでそれらを整理しても問題ないように感じました。
当然、手元に置いておいても良いのですが出場機会がないのは残念な気がします。
こういった考えに至ったのは、おそらくフィルムでの撮影が増えたことによると思います。
フィルムとデジタルと比較するとデジタルの方が写真は綺麗だと思います。
しかし味などはフィルムの方が出やすいと思います。
自分の中で、綺麗に撮るためのカメラやレンズの必要性が下がり、
それよりも撮影する時の気持ちの強さのような意識がより大切で
極端な話しですが、カメラやレンズは何でも良いかもしれないとさえ思いました。
(実際はそのようなことはありませんが)
その結果、システムは最低限でも十分、という気持ちに至りました。
正直なところ手放す寂しさもありましたが随分すっきりとした気もします。
これらの代わりに何かを手に入れたわけでもありませんが
システムがコンパクトになって、意識的に軽くなった気がします。

このどちらも気に入っています。
雪の日の雰囲気が上手く捉えられていると思います。

ところでカメラ関連のものを売るときはネットオークションを利用しています。
そういえばネットオークションでカメラ関連のものを購入しましたが
その際、送られてきた箱の底には小さなチョコレートが一つ入っていました。
一応確認してしまいましたが賞味期限も問題ありません。
このお店からは始めて購入しましたが
こういった心遣いは嬉しいものがありますね。
そう遠くない将来、このお店でカメラやレンズを買うような気がしています。
