魚眼レンズで少し撮ってみました。
今までとは違った目線があるだけでなく、
魚眼レンズを通してみた風景が別空間に感じます。
濡れた石畳とお店の看板が入るようにして
膝をつくような姿勢で撮りました。

Y字路です。標準レンズなどではこういった角度で
撮ったことがなかったので非常に新鮮に映ります。
この場所がそれぞれの道への分岐点になるのか、
それとも合流地点になるのか、そこには色々な見方があって
考えるとそこには深いものがあるように思います。

まるで本当に円形になっているように見えます。

魚眼レンズを使うときは水平をとるためにカメラのモニターに
電子水準器を表示させますが、それを意識して撮ったにもかかわらず
傾きが感じられます。同時に建物の構造からか歪みが感じられて面白いです。
まるで別の空間がそこにはあるようです。

魚眼レンズで撮ってみると普段とは見え方が違ってくるだけでなく
Y字路のように、その空間を考えることが増えるような気がします。
そう思うとこれからY字路を意識して見ると思いますし、
言い換えれば、それだけ撮影に対する気持ちも変化するかも知れません。
自分がまだ知らない自分の写真、そういったものが撮れそうです。