教会でのコンサート

午前7時半頃の空。太陽の暖かそうな光が差し込んできています。
こういった光景を目にすると、その日一日を幸せに迎えられそうな気がします。

ザールブリュッケン

今日の最低気温はマイナス10度。夜も冷え込んでいましたが
ザールブリュッケン市内、クリスト・ケーニヒ教会で行われたコンサートを訪れました。
ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868)の小ミサ・ソレムニス(Petite Messe Solennelle 1863年作曲)です。
ザールラント州立劇場の演目で、ソロ歌手と合唱が演奏します。

ザールブリュッケン

劇場の方は今月から舞台の改修工事が始まるので
その間、公演は市内の別の場所や近郊の街で行われます。
今回の小ミサはこのクリスト・ケーニヒ教会で行われますが
他にオーケストラの演目がザンクト・イングベルト市で
オペラがフェルクリンゲン市、バレエがフランスのフォルバッハ市などで上演されます。

ザールブリュッケン

この日はプレミエ公演とあって完売です。
宗教曲のコンサートですが、特別な舞台や人の動きもあるからか
劇場による予定表ではオペラのカテゴリーに入っていました。
教会内は観客が数百人いて暖かいはずでしたが
建物の構造に石が使われているからか
空気がひんやりと冷たく、寒さを感じる公演でした。

ザールブリュッケン

ソロ歌手の存在感や合唱の迫力など
教会ならではの公演だったと思います。
厳かな雰囲気がありました。
こういったものを見ていると、例えば構図や光のことなど、
時々写真のアイデアが浮かんでくることがあります。
単純に楽しむだけでなく良い刺激にもなりますね。