午前中は市内コングレスハレというホールで行われた
ザールラント州立オーケストラのコンサートに行きました。
指揮はザールラント州立劇場音楽総監督の上岡敏之氏。
マーラーの9番でした。
日曜日のコンサート終了後、
友人と食事へ行くのがいつものパターンのようになっています。
そのときに友人の新しいカメラを見せてもらいました。
旧ソ連製のカメラです。旧ソ連では主にドイツ製カメラを模倣したものが
多く出回っていましたが、これは完全にオリジナルで1960年台のモデルです。

手にしたときのずっしりとした重さや金属の冷たさ、
非常に格好良いカメラです。
ストラップの環が横に着いています。
つまり縦に構えるカメラです。

初めて見るカメラでしたが、
時代を感じさせないものがあるように思いました。
状態も非常に良く、綺麗で、所有者が大切に使っていたのが分かります。
どういった写りになるか気になるところです。
夜はザールラント州立劇場の方へモーツァルトのオペラ「魔笛」を
観に行きました。今日が再演初日です。指揮は朝と同じく上岡敏之氏。

オペラは観客の笑い声がよく聞こえ、盛り上がる公演でした。
午前中のコンサートもそうですが、やはり生演奏でしか体験できない
空気感や緊張感があります。その場その場で対話する感じでしょうか。
それは写真撮影にも通じるところがあるように思います。
そういえば劇場での休憩中、劇場内の階段で
親子4人が互いに写真を撮りあっているのを目にしました。
何枚か撮っていると、「あ、フィルムがなくなった」と女性が言い、
その場で新しいフィルムに交換していました。
非常に手際が良く、直ぐに撮影を再開していました。
日常、普通にフィルムカメラを使っている人を見ると嬉しくなります。