映画を観る

ザールブリュッケンには幾つかの映画館があります。
最新設備が整ったところもありますが
私がよく行くのは近所にある小さな映画館です。

先日訪れたのもここです。
記事にしていないこともありますが、多いときには月に数回訪れています。
ここではハリウッドの最新映画はありませんが、過去の作品や
ドキュメンタリー映画など、この映画館ならではの上映があります。
その映画館へ映画を観に行きました。雨が降っています。

映画館

私が以前住んでいたミュンヘンでは映画祭やアジア映画週間のようなものがあって
日本の映画を観られる機会も多かったのですが
ザールブリュッケンではそれほど多くありません。
しかし数はかなり少ないですが、ここでは日本の映画も上映されています。

映画館

観に行った映画は「LIKE FATHER, LIKE SON」。
日本の作品で「そして父になる」(監督:是枝裕和、主演:福山雅治)です。
この映画館ではオリジナル言語でドイツ語字幕が多いので
今回もそうだと思っていましたが、
この映画はドイツでは吹き替え版が上映されているようで
ドイツ語での上映でした。評価を見るとドイツでも良い評価が並んでいます。

映画館

チケットは、レートもありますが、600円ほどです。
小さな映画館で設備も今のような迫力ある音響ではありません。
観客は私を入れて合計6人という貸し切り状態でした。

チラシ

吹き替えはオリジナルとは全く違う声だったので
最初は違和感がありましたが、いつしかそれも気にならなくなりました。
次は日本語で観てみたいです。
これまで何度か日本の作品をまずドイツ語吹き替えで観たことがあります。
その後に日本語で観ると、言葉の違い以上のものが感じられます。
ドイツ語の言い回し等あって全てを理解できているとは思いませんが
そこには言葉以外のものがあるような気がします。
言葉以外のもの、それが分かればその国の文化や風習も
より理解できるかもしれません。