クリスマスマルクト

突然、10度を超えるような気候になり、冬らしさがなくなっています。
夕方、友人と少し出かけました。
どこか近郊のクリスマスマルクトを訪れることに。
アウトバーンを少し走って、県道のような道を走っていきます。

ザールブリュッケン

午後5時過ぎですが、既に真っ暗です。
街灯はありません。

ザールブリュッケン

まずキルケルという小さな街に向かいました。
人口は1万人を超えていますが、印象としては村や集落といった感じでしょうか。
大きくない街なのでクリスマスマルクトにはそれほど期待していませんでしたが
街の中心には誰も人がいなくて、クリスマスマルクトはやっていませんでした。
続いて近くの街、ブリースカステル(人口約2万人)に向かいました。
都市ではありませんが、この辺りでは大きめの街で
歴史を感じられる立派な建物が幾つか建っています。

ザールブリュッケン

しかし、クリスマスマルクトの小屋は建っているものの開いていません。
調べてみると、ブリースカステルのクリスマスマルクトは先週末だけの開催だったようです。

ブリースカステル

キルケルは集落なので、クリスマスマルクトがないにしても
ブリースカステルにないのは驚きでした。
そのまま近くのザンクト・インクベルト(人口約3万6千人)に向かうことに。
こちらはブリースカステルよりも大きな街です。
しかししかし、ここでもクリスマスマルクトがありません。
ドイツではどの街にもクリスマスマルクトがあると思っていたので
まさか、といった感じで驚きでした。
調べてみると、これらの街でも開催されてはいますが
数日間の期間限定開催のようです。
家に帰ってから調べてみるとザールラント州でクリスマスマルクトは
約70ヵ所で開催されていますが一日や数日間だけのところがほとんどのようです。
ザールブリュッケンのようにクリスマス期間の最初から最後まで
開催しているクリスマスマルクトはザールラント州には数少ないようです。
ザールブリュッケンに戻って、ザールブリュッケンのクリスマスマルクトを訪れました。
普段見ている光景にもかかわらず、クリスマスマルクトの存在が非常に暖かいものに感じられました。

ザールブリュッケン

いつも行く屋台でグリューヴァインを注文しました。

ザールブリュッケン

ちょうど「空飛ぶサンタクロース」のイベントが始まりました。
真上にサンタクロースの乗ったそりが見えます。
サンタクロースと天使の姿は真下からだと見えません。

ザールブリュッケン

そりを引くトナカイ。先頭がこのイベントの主役である赤い鼻のルドルフです。

ザールブリュッケン

幾つかの屋台を回ってクリスマスマルクトを楽しみましたが
クリスマスマルクトはドイツの大小様々な街でクリスマス期間中、
ずっと開催されていると思っていただけに、今回、あると思っていた街で
なかったのは非常に非常に驚きでした。
常識だと思っていたことが、実はそうではなくてそれが特別だと分かると
色々な有り難みが感じられました。そんなことを話しながら
友人とクリスマスマルクトを回りました。