デュッセルドルフで つづき

この場所での撮影は主に「人物とピアノ」の撮影でした。

デュッセルドルフ

途中何度か衣装も替え、全部で7種類の衣装で撮影しました。
撮影枚数も思った以上に多く、この部屋だけで1,700枚以上撮っていました。
様々な用途のために撮っていたこともあって枚数が多くなりました。
ポートレイトの撮影は言ってみればキャッチボールのようなものかもしれません。
そして撮り手と撮られる側で一つの作品を作っていく感覚があります。
時間が経つのも忘れるほどに楽しい撮影だったので
予定していたもの全てを撮ることは出来ませんでしたが
それでも満足行く撮影が出来ました。
お疲れ様でした。どうもありがとうございます。
それにしてもこういった場所はすごく落ち着くような気がします。
無造作に積まれている本までがお洒落です。

デュッセルドルフ

この日は仕上がりを意識してほぼ全てをモノクロで撮っていましたが
PCでの現像作業が楽しみです。

デュッセルドルフで

撮影のためデュッセルドルフに行きました。
初めてのデュッセルドルフです。
ザールブリュッケンからはICE(都市間超特急)で最短で4時間ほどでしょうか。
マンハイムで乗り換えて行きました。
デュッセルドルフの駅に着くとまず人の多さに驚きました。
駅前にも多くの人がいて、また路面電車も走っており
ザールブリュッケンとは雰囲気が大きく違っています。
外国の都会に来たという印象でしょうか。
今回は撮影のために訪れたので観光的なことは何も出来ませんでしたが
それでも街の歴史的な建物や入ってはいませんがオープンカフェなど
デュッセルドルフの街の雰囲気を楽しむことが出来ました。
撮影の合間に窓の外を撮影。
路面電車が直ぐ側を走っています。

デュッセルドルフ

走っている車などを見ると思わず流し撮りをしたくなります。

デュッセルドルフ

デュッセルドルフ

デュッセルドルフ

流し撮りはやはり楽しいです。
シャッター速度は上3枚の上から1/6秒、1/10秒、1/6秒です。
撮影はこの場所に到着して直ぐに始めました。

刺繍展

来年、京都で開催されるハンガリー刺繍展の作品撮影です。
ここまで製作するのにどれほどの時間がかかるか分かりませんが
刺繍でこういった世界が表現できるのは興味深く感じられます。

ハンガリー刺繍

人物の撮影

人物の撮影でした。
実際に何か会話をしているわけではありませんが
色々と対話して撮るのは楽しいです。

ポートレイト

途中場所を変えての撮影で、暑い中での撮影となりました。
本当にお疲れ様でした。

人物の撮影

人物の撮影です。
一言で人物の撮影と言ってもポートレイト的なものかコマーシャル的なものか
目的が違えば撮影方法も変わってきます。
同時にカメラの設定も違ってきます。
そして人物の撮影は人形などを撮るのとは違うと思います。
もちろん人形やモノでもその対象が
よりよく見えるよう意識して撮るということは同じだと思いますが
人物の場合は撮影者が一方的に撮るのではなく
撮られる側とのコミュニケーションが大切だと思います。
その中でその人らしさやその人の内面的なものが出てくると思います。

ポートレイト

そしてお互いが同じことを意識していても
撮り手と撮られる側ではその言葉、単語の意味が違っていることもあります。
その意識の確認も必要だと思います。
そういったことがあって人物の撮影は出来るような気がします。
つまり言い換えれば人物の撮影はポートレイトでもコマーシャル的なものでも
撮り手と撮られる側の共同で作っていくものだと思います。
といってもこれはあくまで私の場合ですが。
しかしそこを突き詰めていけば
より自分らしい写真が出来ていくのではないかと思います。
いずれにしても人物の撮影は難しくもあり非常に楽しくもあります。

光と遊ぶ

直接光が当たっているところだけでなく、日陰であっても
光は様々に演出してくれますね。
オールドレンズ1本だけで色々切り取ってみました。

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

光

時間や天候が違えば同じ場所でも違う風景になると思います。
同じ快晴であっても風の強さや光の強さも違っています。
それらを意識すると同じ光景は2度とないものかもしれません。
一瞬一瞬が大切な時間のようにも思います。

原点

以前、日本滞在時に実家へ帰ったときに
昔撮った写真などが貼ってあるアルバムをめくってみました。
その中でも1993年に撮ったドイツの写真が非常に印象的でした。
2月、3月とドイツに滞在したときのものですが、
当時は当然フィルムのみで撮っていました。
何枚撮ったかは覚えていませんが、かなりのフィルムを消費したのを覚えています。
そしてそのドイツ滞在中に現地のお店で現像や焼き増しもしてもらいました。
日本からもフィルムを持って行きましたが、ほとんどは
現地で購入したAGFAのフィルムを使っていました。
そのときの写真を見ると、当時のことが思い起こされます。
そしてそれらの写真に自分の原点のようなものがあると思いました。
そこにある「くすみ」など本当に好みで、
これらを見たときに何度も「フィルムは良いなぁ」と口にしていました。
そういえば現地で焼き増ししてもらったものは、オリジナルと同じような
発色でしたが、後に日本に帰ってから焼き増ししてもらうと
明らかに色が違っていたのが印象的でした。
ドイツの方が暗く、そして全体的に赤みがかかっています。
日本の方は緑が強く、明るく、くっきりとしていて綺麗な印象があります。
単純に見た目で選べば日本で焼き増ししてもらったものの方を
綺麗だと感じる人が多いと思います。
ですが、どちらが現地の雰囲気を伝えているかという点を意識すれば
ドイツで焼き増ししてもらった方が、その場の雰囲気をよく伝えています。
その国の写真はその国で現像した方が良いと思ったことを覚えています。
やはりその国ならではの「色」があると感じた次第です。
アルバムをそのまま撮ってみました。
色ノイズはアルバムを撮影した時のデジタルのものなので
実際の写真に写っているわけではありません。

山本英人写真

山本英人写真

山本英人写真

山本英人写真

山本英人写真

ドイツ、オーストリアの旅先で何気に撮った写真が好みです。

チラシ

この夏、びわ湖ホールで行われるコンサートの
コンサートチラシ用の写真を撮影しました。
文字を入れる方向などを予め意識して、
また何種類かの衣装で背景を変えて撮影しました。

撮影

今年のテーマは「祈りと喜び」でしたので
それに合わせて2種類のチラシを作りました。
まず「祈り」に焦点を合わせて写真を撮り、チラシを制作。

チラシ

そしてもう一方は「喜び」ということで明るさと、
夏のコンサートを意識して爽やかなものをイメージしました。

チラシ

何れのチラシも製作途中のものなので間違いなどもありますが
この2つのどちらかで製作することになりました。
色々な人の判断の結果、黒地の方、つまり「祈り」を意識したものになりました。
既にチラシは印刷され、関係各所で配られているそうです。
同時にチケットも販売開始されていると言うこと。
お時間のある方は是非聴いてみてください。
よろしくお願いいたします。

135mmレンズ比較 まとめ

135mmレンズ比較 その1

135mmレンズ比較 その2

135mmレンズ比較 その3

135mmレンズ比較 その4

135mmレンズ比較 その5
の続きです。
135mmのレンズの比較をしてきました。
まとめると絞り開放からの性能的には
番号2のレンズが最もコントラストが高く
周辺まで解像しているのが分かります。
5のレンズはコントラストは低いですが
柔らかさがあって同じようにこの5本のレンズの中では
良い部類に入ると思います。
逆に3と4はこの5本の中では解像感も立体感も弱く
描写力は良くないレンズだと思います。
ただそういったところにこれらのレンズ独特の味を見いだし
一つの表現として使うことは可能だと思います。
そしてこれらはオールドレンズだけの比較でしたので
もし一本でもデジタル用のレンズがあれば
さらに違った比較も出来たと思います。
撮影したレンズの番号です。
1) Steinheil München Auto-D-Tele-Quinar 135mm F2.8 (M42)
2) Carl Zeiss Jena SONNAR 135mm F3.5 (M42)
3) HANIMAR auto “S” 135mm F2.8 (M42)
4) REVUENON 135mm F2.8 (Made in W. Germany) (M42)
5) Olympus E.ZUIKO auto-T 135mm F2.8 (OM)
レンズの写真です。

レンズ比較

この5本を比較した中でレンズ性能的には良くなかった4番のレンズ、
REVUENON 135mm F2.8 (Made in W. Germany) (M42)ですが、
テストで使ったニュートラルな設定のものが次の一枚です。絞り開放です。

レンズ比較

あくまで私の場合ですが、普段撮影するとき
ニュートラルな設定で撮ることはほとんどありません。
もちろんそれが自分のイメージに最も近い場合は
その設定で撮影しますが、基本はカメラ内の設定を
色々と変更することが多いです。
デジタルカメラには様々な引き出しがあります。
コントラスト、シャープネスだけでなくホワイトバランスなど。
それぞれカメラ内で様々な設定にして
イメージを変えて撮影することも可能です。
次の2枚は出来るだけカメラ内で設定して
あとでソフトでトーンカーブなどを調整したものです。
最初の一枚はニュートラルな設定で撮ったものより
クレーンの立体感もありますし、
2枚目の方は絞り開放の周辺光量落ちも上手く利用できたと思います。
いずれもアートフィルターは使っていません。

レンズ比較

例えばPCで鑑賞する、ポストカードサイズに印刷する、
A4サイズに印刷するなど、人それぞれ用途が違っていると思います。
レンズ性能が良くて画質が良くなるのはもちろん望ましいことだと思いますが、
そういった描写力の優れていないレンズでも用途によっては
大きな問題はないように思います。
撮り方次第では独特な味も良い雰囲気を演出してくれるかもしれません。
個人的にはこの3、4番のレンズで雨の風景を撮ると面白そうな気がしました。
今回のテストでは単純にレンズの比較だけでなく
カメラの引き出しの多さ、表現の可能性を
改めて感じることが出来た面白いテストでした。
友人にも感謝!です。
記事にお付き合いいただき、どうもありがとうございます。