50mmレンズ比較 その3」
の続きです。
次のテストでは外に出て太陽の光の反射を意識しました。
カメラの設定は「その1」と同じです。
オリンパスE-P3のシャッター速度は1/4000秒までなので
それ以上にならないよう被写体を選びました。
そういえば今回のテストでは途中でバッテリーが無くなってしまわないように
充電したばかりのバッテリーを使いました。

カテゴリー: 撮影
50mmレンズ比較 その3
50mmレンズ比較 その2」
の続きです。
今回はアウトフォーカスを意識しました。
設定は「その1」とほぼ同じで、違うのは露出補正が +7 となっている点と
距離が約75cmとなっています。

50mmレンズ比較 その2
50mmレンズ比較 その1」の続きです。
今回は発色とボケを意識しました。
設定は前回とほぼ同じで、違うのは露出補正が +7 となっている点と
距離が約65cmとなっています。
これはあるレンズの最短撮影距離を意識しました。

まずは絞り開放で。ピントは中央の花の白い箇所の先端に合わせています。
ただピントの山がつかみづらいレンズではほんの僅かに後ピンになっています。
中でも3つ目のレンズだけは明らかに後ピンとなっていますので
ピント位置のシャープさは参考にならないと思います。
発色の違いやボケ方を意識していただければ、と思います。
50mmレンズ比較 その1
50mmレンズ比較 はじめに」の続きです。
まずそちらをご覧ください。
今回のテストでは普段愛用しているカメラ、オリンパスE-P3(
メーカーサイト)を使いました。
マイクロフォーサーズマウントですので、35mm版に換算すると
100mmのレンズとなります。
最初のテストは午前11時前後に実施しました。
これはPCのモニタの色調整をする時間です。
直射日光はあたりません。
このテストは解像感だけでなく発色の傾向を意識しました。
カメラの設定は基本的なもの、ニュートラルな設定です。
ISO200、ホワイトバランス晴天(補正無し)、階調標準、
ノイズリダクション標準、仕上がりナチュラル、
彩度・コントラスト・シャープネスはプラスマイナス0。
画質はJPEG最高画質。
中央部重点平均測光。
絞り優先モードで露出補正はプラスマイナス0。
色空間はsRGB。
ノイズリダクションはオフにするべきか悩みましたが
カメラ性能的に問題があると思ったのと
一般的に使うことを意識して標準にしました。
ホワイトバランスも同様にこういった場面でのことを意識して
晴天にしました。オートでは変化があると思ったからです。
レンズは保護フィルターやNDフィルターも外し、
レンズフードも外しました。
マニュアルフォーカスでMFアシストを使って5倍~14倍でピント合わせ。
オートフォーカスのレンズもマニュアルで合わせました。
全て絞り開放で合わせ、一枚ごとに絞っていきます。
カメラは三脚の上に置き、被写体との距離は約100cm。
三脚は足を台などで固定。
カメラ内の電子水準器で垂直・水平をとりました。
シャッターは2秒のセルフタイマーで撮影。
手ぶれ補正オフ。


撮影したデータはノーレタッチ、ノートリミング。
Photoshop CS4 Extended で 700px x 525px に縮小。
数字を入れることによる画質への影響を避けるために
縮小画像をそのまま縦に並べ、その上にレイヤーで数字を入れ、
最高画質で保存しました。
ところで50mmレンズ8本と58mmレンズ2本をテストしていますが
同じ50mmと言っても微妙に画角が違っているだけでなく
その中の一本は明らかに少し広角になっています。
個体差なのか仕様なのかは分かりません。
ぬいぐるみの右にあるチャート紙はPCのモニタとプリンターの色を合わせるために作った
チャート紙ですが、プリンターのヘッダの汚れがそのまま出ていて
調整用としては使えませんでした。今回はその汚れた縦線も画質比較に使えるかと思い、
このテストで使って見ることにしました。
まずは絞り開放で撮影。
ピントはぬいぐるみの右側の目の光が当たっているところに合わせました。
画質やシャープさはこのサイズに縮小してみると
それほど大きな違いは無いかもしれません。
いずれも絞り開放なので周辺光量は少し落ちています。
ぬいぐるみやカメラの質感、チャート、特に赤系の発色、
背景の壁の色、ヌケの良さの違いなどが感じられるかもしれません。

次に白線内を切り出して、100パーセントのサイズで表示してみました。
ピントを合わせたのはぬいぐるみの右側の目の光が当たっているところ、
つまり目の奥の方ですが、この切り出した場所もピント面となっています。

画面の何処を見ても違いが分かると思います。
幾つか番号が付いていますが、例えば1番なら1番だけを見ていくと
画質の違いが分かりやすいと思います。
特に
・丸2番の白い箇所全体の光り具合、立体感、
・丸3番はまさにそのポイントですが黒地の上にある白く細かい糸の解像感
は違いが分かりやすいです。

以下の「続き」に続きます。
50mmレンズ比較 はじめに
50mmレンズは標準レンズと言われています。
昔から多くのレンズメーカーがそのレンズを出してきたので
特にオールドレンズでは50mmレンズは最も一般的なものかもしれません。
友人の言葉もあって、50mmレンズの撮影テスト、比較をすることにしました。
友人が持っているレンズ7本に私が持っている3本の合計10本です。
正確にはその10本のうち2本は58mmですが。
テストは同じカメラで同じ(ような)設定で絞り開放とF4まで絞ったものを
撮影するという単純なものです。絞り開放値は様々です。
出来る限り丁寧に撮影したつもりですが、撮影したものをPCに取り込んでみると
微妙にピントが合っていないものがありました。
ライブビューで拡大してピントを合わせたにもかかわらず合っていないというのは、
そのレンズのピントの山がつかみづらかったのだと思います。
同時にレンズによって絞り環の場所や方向、仕様が違ったり
また硬さも違っており、出来るだけカメラが動かないように意識したつもりですが
時々ずれてしまっていることがあります。
テストは屋内と屋外で被写体を替えて試してみました。
具体的な設定などはそれぞれの記事に書きたいと思います。
またレンズはデジタル用のレンズも入っていますが
基本はオールドレンズです。
そういったレンズは多くの人の手を渡ってきたので
状態に個体差があります。もしかするとそのレンズの
一般的な評価とは違っている可能性があります。
そしてそれらのレンズ名は全てのテスト記事が終わった最後に記したいと思います。
やはり先入観によって見え方も違ってくる可能性がありますので。
そして記事には客観的な面と私の主観が入っています。
絞り開放とF4を比較したときに例えば「画質が若干よくなった」という場合、
人によっては「変わっていない」と感じる人と
「若干なんてもんじゃない!」と感じる人がいると思います。
見た人それぞれの感じ方があって当然だと思います。
また見る人の写真の利用目的によっても感じ方が違ってきます。
ブログ用なら全く問題ない、ポストカードサイズでの印刷なら問題ないと感じる人、
全紙サイズに伸ばすのに少しでも良い画質で、と感じる人など様々です。
ですので、そのあたりは、あくまで私の主観で書いているということを考慮してください。
そして大きな見方をすれば、どのレンズも大きな差はありません。写ります。
しかし細かく見ていけば大きな差があるかもしれません。
その差は上に書いたように人によって様々だと思います。
それらの差によってレンズの好みや味、クセだけでなく
善し悪しなどがあるかもしれませんが
それがそのまま写真の善し悪しになるわけでもありませんし、
また写真を撮る楽しさとは別の話ですので
その点を意識してご覧いただければ幸いです。


この記事はそれぞれの記事を更新する毎に更新していきたいと思います。
それぞれ新しいウィンドウで開きます。
全てのテストで解像感は重要な点ですがそれ以外に意識した点があります。
■
50mmレンズ比較 まとめ
スノードロップ
独仏公園での撮影 2
前回の記事の続きです。
モノクロに見えるような写真もありますが
全てカラーでの撮影です。
「凍ったところに入るのは禁止」と書かれていますが
それだけよく凍るのかもしれません。
またドイツでは「自己責任で」と書かれていることもあるので
こういった「禁止」も珍しい気がします。














普段、私は鳥を撮ることもあまりありませんが
一つの被写体に向かって撮影するのは本当に楽しいです。
今回撮った写真は、満足行かないものもありますが、
また時間を見つけて撮影したいです。
次にここが凍るのは来年でしょうか。
春には春の、冬には冬の撮影の楽しみがあります。
季節毎に何かしらそういったものがあると
一年中、絶えず撮影出来る楽しみがありますね。
独仏公園での撮影
雪の夜
数日前の写真になりますが、凍ったザール川の氷が溶ける前の写真です。
先日の記事と同じカメラとレンズでモノクロ撮影です。
以前から夜に雪が降れば絶対に撮影に行こうと思っていましたが
ようやくタイミングにも恵まれて撮影出来ました。


撮りたかったのは尖塔のあるゴシックの教会と地面に積もった雪、
そして降っている雪です。夜、雪が降ればまずここへ行こうと考えていました。

それにしてもこのレンズとカメラの組み合わせは
モノクロで良く写ってくれると思いました。
最近何度も書いていますが単純に彩度を落としただけではありません。

しんしんと雪が降っています。
ライトアップされている市庁舎ですが
その前に積もった雪も少し光っている様にも見えます。

ザールラント州立劇場前に来ると翌日の演目である
バレエ「シンデレラ」の案内が出ていました。
雪が降る中、それを目にすると何故かおとぎ話の雰囲気に包まれました。

ザール川の水は凍っているようです。

ルートヴィヒ教会の方へやってきました。
こちらの広場にも雪が積もっています。


日付が変わる頃ですが同じように撮影している人がいました。
この夜は何人か撮影者を見かけましたが
同じく雪の積もった景色に魅せられた人たちかもしれません。

街の中心に戻ってくると、まだ外を歩いている人たちがいました。
おそらく何処かのお店で飲んでいたのでしょう。

この頃になると雪も小降りになってきて
同じように撮影しても雪はそれほど写りませんでした。
家に帰ったときに寒さを感じましたが、
実際に撮影しているときは寒さも忘れて撮影に夢中になっていました。
雪の降る静かな夜は幻想的でどこかメルヘン的な雰囲気がありますね。
マクロの世界
前々回の記事の続きです。
この時に使っていたレンズでは被写体にかなり寄れますが、
あまり寄りすぎると全体像が見えなくなってしまいます。
そこで別のレンズを使ってみました。
カール・ツァイスのプラナー50mm/1.4 HFT です。
ただ逆付けにするとレンズの後ろ玉が
被写体に接する危険もあるので
アダプターを保護フィルターのような役割で使いました。
ローライ→m4/3アダプター > レンズ > 逆アダプター > om→m4/3アダプター
となっています。
レンズは大きくなりましたが、くびれのところが持ちやすく
手持ちでも撮りやすいと感じました。

まず近くにあった花を撮影。
絞り開放です。逆付けで撮影しても、
オールドレンズを普通に使うときと同じように
絞りを変えることは可能です。

胡蝶蘭を撮影。
柔らかく光ることを意識して
こちらも絞り開放で撮りました。

胡蝶蘭全体です。

それにしてもプラナーの発色はかなり好みです。
逆付けにしても良く写ってくれます。
そして色々とレンズを交換しながらの撮影は本当に面白いです。
また色々な被写体を撮っていきたいです。












