人物撮影

昨年末のことです。
人物撮影のお話しがありました。
撮られる側にとってリラックスできる環境を意識すれば
私の方から現地に赴くのが一番良いと思ったのですが
私は日本への一時帰国直前で忙しく
ザールブリュッケンへと来ていただくことになりました。
往復10時間近くかかる距離です。長距離の移動があれば疲れもありますし、
何より訪れたことのない場所では目に見えない不安もあるかもしれません。
そして今回の撮影は初対面の人です。
お互い緊張があります。
予めメールでテーマ的なものなどを話してはいましたが
まず昼食で少し話をしてお互い相手の雰囲気などが
分かってから撮影を始めました。
場所は一カ所で、その建物内で数カ所考えていました。
そしてレンズは35mm判換算で70-200mmと、同50mmの2本です。
カメラは一眼レフとミラーレスタイプの一眼カメラの2台を持って行きました。
というのは、人によってはファインダーを覗いて撮影されるのは緊張して、
逆にコンパクトカメラのようにモニタを見ながら撮影できる
ミラーレスの方が落ち着くと言う人もいます。
その逆にコンパクト的なものでは気分が乗らないし、
シャッター音のリズムがある一眼レフの方が良いという人もいます。
今回は最初一眼レフで主に撮っていましたが
途中からミラーレス一本に変えました。
そちらの方が表情も良く思えました。
また最初はリモートフラッシュとレフ板を使って撮影していましたが
途中からは窓から入る自然光だけにしました。
ちょうど外は雪が積もっていたので良い明るさがありました。
モニタを見ながらの撮影、自然光と、より自然な雰囲気で
撮影が出来たと思います。
外から入る光と2人の存在感、目線を意識しました。

人物撮影

撮影したものは数十枚撮影する毎に、カメラのモニタで確認していただき
それから場所を少し変えたり衣装を替えていただきました。
結果、衣装も3度着替えていただき、撮影は順調に進んでいきました。
その後、僅かな時間でしたが場所を移して撮影を続けました。
撮影では、記念写真にならないように意識しましたが、
ときにはそういった写真も入れ、楽しい雰囲気で撮影できたと思います。

人物撮影

振り返ってみれば色々と反省する点もありましたが、
次に繋がる撮影になったと思います。
何より楽しい雰囲気で撮影できたのは良かったです。
寒い中、遠くまでお疲れ様でした。
どうもありがとうございました。