オールドレンズ

以前書いたオールドレンズの話しです。
オリンパスOMズイコーの28mm F3.5です。
スナップで使うとき、絞れば結構シャープな写りになりますが
風景などで使うと、暗部が何か墨を塗ってごまかしたような印象になります。
私の場合、オールドレンズの一部では古さの雰囲気を意識して
ISOを高めに設定していることがありますが
それが影響しているのかもしれません。
それにしてもOMズイコーレンズは現代のレンズに比べて
渋い写りになるものがあると思いますが
このレンズもその一つだと思います。
もちろんこれまでの保存状態にもよるので
個体差があると思います。
そして天候が良くないときほど、少し古くささのある
写りになる気がします。
というわけで雨上がりにこのレンズで
ザールブリュッケンの街を歩いてきました。

オールドレンズ

オールドレンズ

オールドレンズ

特に絞り開放やそれに近いところで、少し色温度を上げれば
より古さのある絵になる気がします。

オールドレンズ

オールドレンズ

オールドレンズ

オールドレンズ

オールドレンズ

絞り開放かそれに近いところで撮りましたが
写真としては構図的に観光写真的な撮り方で撮りました。
このレンズ、こうして写真を並べてみると
やはり不得意な面があるように感じます。
その場にある街の空気を写していない感じでしょうか。
そして個体差もあると思いますが、
他のOMズイコーレンズに比べると解像していない印象です。
一度晴れの日に撮ってみたいと思います。
また違った結果が得られるのはないでしょうか。

オールドレンズ

オールドレンズ

こうやって色々とレンズを調べていくと
それぞれのレンズの特長が分かってきます。
それが写真を撮る際に役立つと思います。

オールドレンズ

というわけですが、この記事では
このレンズのそういった点だけを言いたいわけではありません。
言いたいのは遊びで逆付けで撮ってみた、という話しです。
といっても手で押さえただけですが。
ここまで寄れるのは驚きです。
ISO2000なのでノイズも目立ちますが
予想した以上の写りで面白さがあります。
色も違うように感じられて、まるで別のレンズです。

オールドレンズ

別のレンズで、すぐ上の写真の胡蝶蘭とレンズを撮りました。
この別のレンズ(純正レンズ)の
最短撮影距離で撮りましたがここまでしか寄れません。
それに比べると上記のOMズイコーレンズはかなり寄れます。
コンパクトで軽量なので手持ちでも安定感がありました。

オールドレンズ

私が所有するこのOMズイコーの28mm F3.5は
今のところ条件を選ぶレンズだと感じましたが
そこに逆付けというものが加わりました。
色々な撮影は面白く、同時に奥が深いですね。