先日まで晴れて暖かい日が続いていましたが
雨が降って気温が低くなりました。
ちょうど金網フェンスがあって撮りづらいものがあったのですが
その向こうに広がる宇宙を意識して撮影しました。



夕方、数分程度しか撮影できませんでしたが、それでも楽しいものがありました。
雨の日は傘も持たなくてはならないので普段と同じように撮影出来ませんが
その時にしか撮れない世界があるので撮影はやっぱり楽しいですね。
先日まで晴れて暖かい日が続いていましたが
雨が降って気温が低くなりました。
ちょうど金網フェンスがあって撮りづらいものがあったのですが
その向こうに広がる宇宙を意識して撮影しました。



夕方、数分程度しか撮影できませんでしたが、それでも楽しいものがありました。
雨の日は傘も持たなくてはならないので普段と同じように撮影出来ませんが
その時にしか撮れない世界があるので撮影はやっぱり楽しいですね。
50mmレンズ比較 はじめに」をまずご覧ください。
50mmレンズ比較の記事のまとめです。
長い記事におつきあいいただき、どうもありがとうございます。
50mmレンズ、それぞれ一本だけで撮影していると気が付かないことも
10本のレンズを比べてみると様々なものが見えてきました。
今回のテストでは写真を客観的に見て、点数を自分なりに付けていました。
絞り開放なら絞り開放だけで、絞り値F4ならそれだけで。
ただ例えば各絞り値毎にシャッター速度を合わせれば
もっと違った結果も出てきたかもしれませんし、撮る被写体を変えれば
違った結果や印象になったかも知れません。
その結果で見るならば絞り開放で最も画質が良いと思ったのは9番のレンズ。
このレンズはどんな状況でも安心して開放から使えそうです。
9が頭一つ抜けていると言った感じですが、条件によっては1、2、3、4、8も
悪くありません。逆に7と10はあまり良い結果を得られませんでした。
特に7はオールドレンズ特有のふわふわ感があります。
それが好みで使う人もいると思いますし、一つの味だと思います。
絞り値F4では同じく9が良かったのですが、7と8も良い結果となりました。
この3本は絞れば安定しているようです。
逆に10や5、6は絞っても大きく画質が変わる訳でないようです。
ただオールドレンズは個体差がありますし、
また被写体によっては違う結果になった可能性もあります。
全体的な結果を見れば9や8が良く、10が今ひとつといった感じでしょうか。
個人的に印象に残っているテストは
その5のグルグルボケです。
これはレンズ性能だけでなく、独特の味が感じられるものでした。
激しくグルグルボケが出ているものは使い方次第で
大きな武器にもなるかも知れません。
今回使ったレンズとアダプターです。
レンズ名が見えるように並べてみました。

そしてテストにおけるレンズ番号とレンズ名です。
1) Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50mm F1.8 (M42)
2) Isco-Göttingen WESTAGON 50mm F2 (M42)
3) KMZ INDUSTAR 50-2 50mm F3.5 (M42)
4) MULTI COATING PENTACON auto 50mm F1.8 (M42)
5) Zenit HELIOS-44M-4 58mm F2 (M42)
6) Zenit HELIOS-44-2 58mm F2 (M42)
7) Olympus G. ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4 (OM)
8) Carl Zeiss PLANAR HFT 50mm F1.4 (Rollei QBM)
9) Olympus ZUIKO DIGITAL 50mm F2.0 Macro (4/3)
10) Carl Zeiss Jena TESSAR 50mm F2.8 (M42)
このようにしてみると開放値1.4のレンズでF4まで絞ったときと
開放値2.8や3.5のレンズでF4まで絞ったときとは差が出てくるのは
考えられることです。逆にそこにそれぞれのレンズの特長があると思います。
この結果を見た上で改めてテストの写真を見てみると
また見方が違ってくるかもしません。それぞれ別ウィンドウで開きます。
■
50mmレンズ比較その8 暗い中で 2
「はじめに」でも書きましたが、大きな見方をすれば
どのレンズもそう大差ありません。写ります。
しかしその中に非常に大きな差もあります。
ところでピントを合わせているときに、お!っと思うのは
Zuiko Digital 50mm F2.0でしょうか。浮き上がるように見えてきます。
そして絞り開放値1.4のレンズ2本は被写界深度も浅いので合わせづらさもありましたが
MFアシストで拡大して合わせると全く苦ではありませんでした。
逆にインダスターやテッサーはピントの山が掴みづらかったです。
ただ6番のレンズ、ヘリオス44-2は撮る楽しさがありましたし、
同様に2番のヴェスタゴンもピントを合わせる楽しさがありました。
この辺りは人それぞれだと思いますが、いずれにしても撮影の楽しさは
画質とは直接関係無いと言うことかもしれません。
そしてそれぞれのレンズの特長、例えば解像感やシャープさ、にじみ、
発色、コントラスト、ボケの出方、ボケの綺麗さ、階調、立体感、
画の硬さ柔らかさ、質感など、それらはそれぞれの写真をご覧頂くと
分かるかもしれません。同時に、それらの性能と、レンズの表現力は
別の話だと思いますので、写す人それぞれの評価があると思います。
ただ既に製造から数十年も経ったレンズが
今もまだ使える可能性があるというのは嬉しいですね。
このテストは条件などが変われば違う結果になったと思いますが
いずれにしても楽しいものがありました。友人にも感謝です。
ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました。
50mmレンズ比較 その7」
の続きです。
前回の「その7」で教会や神社仏閣の暗さを意識したと書きましたが
そういった場所では三脚も使えないことが多いので
高感度にする必要があると思います。
ですので、前回はISO200でしたが、
手持ち出来るシャッター速度を意識してISO1000(千)にしました。
レンズ比較には直接関係無いですが
ISO200でもシャドー部が個人的には気になります。
ISO1000になると、なおさらです。

50mmレンズ比較 その6」
の続きです。
次は室内でシャープさを意識しました。
ヨーロッパの教会や日本の神社仏閣では薄暗い場所がありますが
大体そういった所を意識しました。
窓は光が安定している北側を向いています。
カーテンを少しだけ開けてその雰囲気を作りました。
カメラの設定は「その1」と同じです。

50mmレンズ比較 その5」
の続きです。
次は玉ボケを意識してみました。
カメラの設定は「その1」と同じです。

50mmレンズ比較 その4」
の続きです。
カメラの設定は「その1」と同じです。
オリンパスE-P3のシャッター速度は1/4000秒までですが
今度は前回とは逆に、超えるような被写体を選んでみました。
本来ならNDフィルターを着けたいところです。

50mmレンズ比較 その3」
の続きです。
次のテストでは外に出て太陽の光の反射を意識しました。
カメラの設定は「その1」と同じです。
オリンパスE-P3のシャッター速度は1/4000秒までなので
それ以上にならないよう被写体を選びました。
そういえば今回のテストでは途中でバッテリーが無くなってしまわないように
充電したばかりのバッテリーを使いました。

50mmレンズ比較 その2」
の続きです。
今回はアウトフォーカスを意識しました。
設定は「その1」とほぼ同じで、違うのは露出補正が +7 となっている点と
距離が約75cmとなっています。

50mmレンズ比較 その1」の続きです。
今回は発色とボケを意識しました。
設定は前回とほぼ同じで、違うのは露出補正が +7 となっている点と
距離が約65cmとなっています。
これはあるレンズの最短撮影距離を意識しました。

まずは絞り開放で。ピントは中央の花の白い箇所の先端に合わせています。
ただピントの山がつかみづらいレンズではほんの僅かに後ピンになっています。
中でも3つ目のレンズだけは明らかに後ピンとなっていますので
ピント位置のシャープさは参考にならないと思います。
発色の違いやボケ方を意識していただければ、と思います。
50mmレンズ比較 はじめに」の続きです。
まずそちらをご覧ください。
今回のテストでは普段愛用しているカメラ、オリンパスE-P3(
メーカーサイト)を使いました。
マイクロフォーサーズマウントですので、35mm版に換算すると
100mmのレンズとなります。
最初のテストは午前11時前後に実施しました。
これはPCのモニタの色調整をする時間です。
直射日光はあたりません。
このテストは解像感だけでなく発色の傾向を意識しました。
カメラの設定は基本的なもの、ニュートラルな設定です。
ISO200、ホワイトバランス晴天(補正無し)、階調標準、
ノイズリダクション標準、仕上がりナチュラル、
彩度・コントラスト・シャープネスはプラスマイナス0。
画質はJPEG最高画質。
中央部重点平均測光。
絞り優先モードで露出補正はプラスマイナス0。
色空間はsRGB。
ノイズリダクションはオフにするべきか悩みましたが
カメラ性能的に問題があると思ったのと
一般的に使うことを意識して標準にしました。
ホワイトバランスも同様にこういった場面でのことを意識して
晴天にしました。オートでは変化があると思ったからです。
レンズは保護フィルターやNDフィルターも外し、
レンズフードも外しました。
マニュアルフォーカスでMFアシストを使って5倍~14倍でピント合わせ。
オートフォーカスのレンズもマニュアルで合わせました。
全て絞り開放で合わせ、一枚ごとに絞っていきます。
カメラは三脚の上に置き、被写体との距離は約100cm。
三脚は足を台などで固定。
カメラ内の電子水準器で垂直・水平をとりました。
シャッターは2秒のセルフタイマーで撮影。
手ぶれ補正オフ。


撮影したデータはノーレタッチ、ノートリミング。
Photoshop CS4 Extended で 700px x 525px に縮小。
数字を入れることによる画質への影響を避けるために
縮小画像をそのまま縦に並べ、その上にレイヤーで数字を入れ、
最高画質で保存しました。
ところで50mmレンズ8本と58mmレンズ2本をテストしていますが
同じ50mmと言っても微妙に画角が違っているだけでなく
その中の一本は明らかに少し広角になっています。
個体差なのか仕様なのかは分かりません。
ぬいぐるみの右にあるチャート紙はPCのモニタとプリンターの色を合わせるために作った
チャート紙ですが、プリンターのヘッダの汚れがそのまま出ていて
調整用としては使えませんでした。今回はその汚れた縦線も画質比較に使えるかと思い、
このテストで使って見ることにしました。
まずは絞り開放で撮影。
ピントはぬいぐるみの右側の目の光が当たっているところに合わせました。
画質やシャープさはこのサイズに縮小してみると
それほど大きな違いは無いかもしれません。
いずれも絞り開放なので周辺光量は少し落ちています。
ぬいぐるみやカメラの質感、チャート、特に赤系の発色、
背景の壁の色、ヌケの良さの違いなどが感じられるかもしれません。

次に白線内を切り出して、100パーセントのサイズで表示してみました。
ピントを合わせたのはぬいぐるみの右側の目の光が当たっているところ、
つまり目の奥の方ですが、この切り出した場所もピント面となっています。

画面の何処を見ても違いが分かると思います。
幾つか番号が付いていますが、例えば1番なら1番だけを見ていくと
画質の違いが分かりやすいと思います。
特に
・丸2番の白い箇所全体の光り具合、立体感、
・丸3番はまさにそのポイントですが黒地の上にある白く細かい糸の解像感
は違いが分かりやすいです。

以下の「続き」に続きます。