今日は予報通り、気温が少し上がりました。
前日まで屋根の下にあった氷柱は溶けてしまったのか、なくなっています。
今は小さな小さな氷柱だけが見えています。

友人のカメラを貸していただきました。感謝!
Balda Jubilette というカメラで1930年代に作られたカメラです。
友人が撮った写真を見せてもらうと素直な写りという印象がありました。

早速フィルムを入れました。撮影は楽しく、テンポ良く撮っていたためか
一本直ぐに撮りきってしまいました。
そして現像に出しましたが、出来たものを受け取りに行くと
フィルムが上手く送れていないので
インデックスを作れないと言われました。
撮影中、確かにそのように感じる時が何度もありました。
巻き上げノブを回して次のコマまで進むとカチッと音がして
小さな窓の表示が変わるので分かるのですが、
ノブの回転が少しの場合もあれば、何度回しても次のコマに
進まないときがありました。
そして時々、巻き上げが重く感じることがあります。
現像されてきたネガフィルムを見ると破損しているのが分かりました。
おそらくフィルムの入れ方が良くなかったのだと思われます。

ところでこのカメラは多重露光できるのですが、
それはせずに一枚撮影する毎にフィルムを巻き上げていきました。
しかし上で書いたようにコマがしっかり進んでいなかったので
本来2枚の所に3枚写っていたり、逆に何も写っていない箇所があったりして
予期せず多重露光になってしまいました。
そしてこのカメラは目測カメラです。
手前と奥にものがある場合、それぞれにピントを合わせて2枚撮りました。
前の方は難しく合っていない写真ばかりです。
パンフォーカスで撮れば綺麗に撮れると思うのですが
それならこのカメラでなくても撮れますし
このカメラならではということを意識して
絞り開放2,9から4,5で撮影しました。
スキャンした写真を見ていると
多重露光の写真などを並べて、ポストカードのように
一枚にした方が面白いかも知れないと感じたので
そのように並べてみました。

写りは予想以上です。レンズが非常に素直に写っている感じで
単純にガラスがあるだけのようにも感じます。
フィルムを巻き戻すのに巻き上げノブを上げて巻き戻していると
軽くなったので蓋を開けてフィルムを取り出そうとしたところ
まだフィルムは巻き戻っていなくて、フィルムは入ったままでした。
その箇所は感光して何も写っていませんでした。
そういえばこのカメラのシャッターレリーズボタンは左側に付いているので
左手でシャッターを切りますが、スローシャッターなど
少し慣れない時がありました。
いずれにしても楽しく撮影出来ました。感謝です。
夕方頃、外を見ると雪が降っています。
また氷柱も出来るかも知れません。
