新カメラに新レンズ

今使用しているオリンパス・ペンE-P3と画質やAF性能が同じと言うことで
意識していた機種があります。
既に旧機種ですがセールで売り出されていたので購入しました。
特にフィルムカメラと一緒にコンパクトカメラを持ち歩くようになってから
それまであまり意識していなかったコンパクトさを
少し意識するようになってきました。

カメラ

新レンズはこちらです。
日本では安く手に入るようになっているようですが
ドイツではまだまだ最初の販売価格に近い価格で販売されています。
その画質のクセや面白さから以前より使ってみたいレンズでした。
オリンパスのボディーキャップレンズです。

レンズ

レンズを付けてコンパクトカメラと並べてみました。
レンズ交換式にもかかわらず、随分とコンパクトです。
左が今回購入したオリンパス・ペン・ミニE-PM1です。

カメラ

並べてみると、そのままのボディーを使ったのかと感じるほどに
ほとんど同じ大きさです。持ったときの滑りやすさも同じです。

カメラ

グリップを付けている分、コンパクトカメラの方が高さがありますが
大きさは変わりません。このグリップはこのカメラ専用なので
他のカメラに取り付けられないのが残念です。

カメラ

早速色々試しながら撮ってみました。
思った以上に楽しそうなカメラとレンズです。
大切に使っていきたいです。
それらの写真はまた後日に。

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良い季節に

ここ最近、忙しくても散歩をする時間が増えました。
それだけ過ごしやすくなったと思います。
同時にそれは様々な花など植物が目を楽しませてくれる
季節になったからかもしれません。
友人宅へチョコレートケーキを焼いて行きました。

ザールブリュッケン

友人宅でお茶をしたあと、近くを散歩しました。
明るさと色でしょうか、何故か自分的なツボにはまった場所です。
ここで何枚も撮りました。

ザールブリュッケン

藤が咲いています。この色がいいですね。

ザールブリュッケン

近くによると甘い香りが漂っています。

ザールブリュッケン

2枚一組で咲いています。カメラを持ち歩いていると
普段あまり意識しないところにも目が行くような気がします。

ザールブリュッケン

夜は近くのベルギービールのお店にビールを飲みに行きました。
偶然、ここ数日このお店でビールを飲む回数が増えています。
散歩をする時間や外でビールを飲む時間が増えているのは
それだけ季節的に外に出やすくなったと言えると思います。
「美しい5月」という言葉をドイツではよく耳にしますが
それは新緑で街が柔らかい緑に包まれ、オープンカフェや
ビアガーデンで過ごしたくなる季節だと
人々が言っていることを表しているのかも知れません。
緑はまだ少ないですが、今がまさしくそんな時期だと思います。

今日はキリスト昇天祭で祝日です。
桜が咲いているかもしれないと思い、友人と少し散歩しました。
奥に見えている小高い山は既にフランス領です。

ザールブリュッケン

石畳の道を歩いて行きます。
もしかすると古代ローマ時代の道かも知れません。
近郊の街に同じような道がありますが、いずれも古代ローマ時代のものなので
ザールブリュッケン周辺にある、街の方に伸びていくこういった石畳の道も
同じ時代のものかもしれません。

ザールブリュッケン

それが丁字路になっていたりして整備されているので
ここを利用していた人も少なくないと思います。

ザールブリュッケン

タンポポが咲いていました。
街の中心ではほとんど花は落ちています。
この場所と街の方では高さが違うので
気温もおそらく少し違っていると思います。
言い換えれば同じ街にあっても季節のずれがあると思います。

ザールブリュッケン

更に別の石畳の道を歩いて行きます。

ザールブリュッケン

すると住宅街に出ます。その片側には桜の木が10本ほどあります。
ちょうど満開を過ぎた頃でしょうか。
それでもまだピンク色が印象的です。
青空ならば緑とピンクと青の三分割になったのですが
曇っていたので白色になってしまいました。

ザールブリュッケン

様々な撮り方を試してみました。
日中シンクロも試してみました。

桜

地面にこれだけピンクの葉が落ちているのを見ると
満開を過ぎた気がしますが、それでもタンポポとの共演は
何か風情があるようにも感じられます。

桜

桜

桜

桜

街中の桜はほとんど散ってしまいましたが
こちらはまだ見頃だったので、友人とも時間を忘れて撮影していました。

友人宅へ

友人の新しい部屋へお邪魔しました。
部屋を一通り見せてもらったあと、テーブルでくつろぎました。
台所にあるタマネギ入れ。可愛いです。

ザールブリュッケン

シュパーゲル(白アスパラ)やグリーンアスパラなどを頂きました。

ザールブリュッケン

テーブルにはまだ料理の全てが揃っていませんが
シュパーゲル、白ワインに生ハムなど美味しそうなものが並んできました。

ザールブリュッケン

カステラを焼いていきました。
先日も家で焼きましたが、カステラの味はするものの何処か違う印象だったので
分量と砂糖の種類を変えてみました。

ケーキ

友人の部屋は最上階にあります。

ザールブリュッケン

上の写真の反対側にはベランダがあり、街の中心が見えます。
雲と太陽が美しい光景を作り出していました。

ザールブリュッケン

レンズを変えてみて。

ザールブリュッケン

時間が少し経ってから再度覗くと更に光が強くなっています。
派手に写りましたが人間の目にはここまで派手ではありません。
これはカメラの目です。しかしそれを読み取ったのは人間の目。
直ぐには気が付かないかも知れませんが、
世の中には美しい世界がすぐ身近にあると感じた次第です。

ザールブリュッケン

美味しいものを食べて飲んで
色々話して友人の家での楽しい時間でした。

ワインフェスト

近くのカフェでワインフェストが開催されました。
フェストと名前は付いていますが、それほど大きなイベントではなく
新しく入荷したワインを試すことが出来るといった感じでしょうか。
15種類ほどのフランス・ワインが並んでいます。
0,1lから量を選べるので数種類のワインを注文することも可能です。
友人と一緒に行きました。
次の写真、ピントを合わせる位置をグラスのこちら側と奥側の
2種類撮りましたが、写真全体のバランスを見て奥側のものを選びました。
写真や何を表現したいかにもよるので一概には言えませんが
ピントのあった場所のバランスを意識しないと
単にぼけた写真になってしまうので気をつけたいところです。

フラムクーヘン

ところでこのカフェはお昼はカフェで、夜はフラムクーヘンのお店となっています。
フラムクーヘンとはフランス・アルザス地方の郷土料理で
薄いピザのような感じでしょうか。ザールでも郷土料理的に扱われています。
ここでは大きく見せるために魚眼レンズを使いました。
実際はここまで大きくありません。

フラムクーヘン

フラムクーヘンを2種類注文しましたが、
想像した以上にここのお店のフラムクーヘンは美味しいです。
ワインもすすみます。
友人たちは赤ワインを何杯か試しましたが
私は白ワインを2杯注文しました。
ワインフェストということでアコーディオンの生演奏がありましたが
その陽気な雰囲気がワインの更なる美味しさを演出していたと思います。
楽しい時間を過ごすことが出来ました。

猫がいた

普段歩かない場所を散歩しました。
緑の中にある黄色いタンポポの存在感、それが印象的です。

花

写真を撮っていると奥の方に何か動くものが見えました。
猫がのんびり歩いています。
猫もこちらに気付いたようでその場に立ち止まりました。

猫

一緒にいた友人が手招きしました。
それを見て猫も少しずつゆっくりと近づいてきます。

猫

しかし一定の距離よりは近づきません。
その光景を見ていた近所の人がもっと近くまで寄っても大丈夫と
声をかけてくれましたが、結局、そのまま近寄ることはせず、
私たちがその場所をあとにしました。
猫はその場所にとどまっていました。

猫

その後、歩いている最中に見つけた家です。
花が咲けば綺麗な、夢のような雰囲気になるかも知れません。

ザールブリュッケン

普段歩かないところを歩くと、色々な景色が新鮮で
まるで初めて訪れた街のようにも感じます。
良い気分転換になりました。

友人のカメラ

先日の続きです。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

これで今回のフィルム分は全てです。
このカメラとレンズ、曇り空でも晴れた日の逆光でも良く写ってくれると感じました。
オールドレンズらしいクセは少ないと思いますが、その場の雰囲気を
上手く捉えてくれたと思います。そして撮影する時のリズムの良さ。
マニュアルフォーカスですが、撮っていてそのリズムが感じられました。
リズム良く撮れるカメラは撮っていて楽しさがあります。
数値的な性能には現れない部分ですが、そこも使いたいカメラに対する
拘りの一つかも知れません。そんな楽しさを感じながら撮影していました。
貸してくれた友人に感謝!です。

食の土曜日

青空に浮かぶ白い雲がのんびりとした一日を感じさせます。

ザールブリュッケン

突然、カステラが食べたくなりました。
ドイツには存在しません。
ネットでレシピを探して作ってみましたが
思った以上に簡単に焼くことができました。
が、カステラの味はするものの何かが足りません。

ケーキ

夜は知り合いにギリシャ料理レストランに招待していただきました。
ごちそうさまでした。どうもありがとうございます。
このお店を訪れるのは2度目です。前回は10月でしたが、
それでもお店の方々が覚えてくれていました。
ここのお店はザールラント州で最も美味しいギリシャ料理と
人が言っているように美味しく、また落ち着いた雰囲気があるからか
予約をしていないと入れないようなお店です。
それを示すように知人が予約を入れてくれていたテーブル以外は
どのテーブルも人で一杯です。
美味しい料理に美味しいワイン。
気が付くと日付は既に翌日になっています。
それほど楽しい時間でした。いつでも思いますが
美味しい食事に楽しい会話は時間を忘れさせてくれますね。

名誉墓地

1870/71年の普仏戦争で犠牲になったドイツ兵士のための名誉墓地です。
この戦争でプロイセンがフランスに勝ち、ドイツが統一されました。
国境に位置するザールブリュッケンはその重要な戦場でした。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

墓地を歩くと直ぐに気が付きました。
幾つかの墓地で古くなった十字架が新しい白いものに
変えられたようです。その上に名前が書かれています。
上の写真の「名誉墓地 1870/71」の木製の看板はそのままです。
今回新しくなった十字架はこの看板と同じような古さだったので
十字架の方だけ変更したようです。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

名前のある十字架が新たになったということ、
つまりそれを後世に伝えるために新しくされたと言うことでしょう。
ここが戦場であったとは今の雰囲気では感じられませんが
それだけ今が平和だと言えるのかも知れません。
その平和であるという気持ちや意志を今後も持ち続けるためにも
新たなものに変えられたのかも知れませんね。