人物の撮影でした。
仕事で人物を撮影するとき、どういった写真が求められているか撮影前に伺うことが多いです。
その時に実際に写真をさして、こういった写真でというときもあれば
この音楽に合うような写真、それを聴いたときのインスピレーションで、
と漠然とした答えの時もあります。人それぞれありますが
撮影の時にはそれを意識して撮っていきます。
その際、撮影した写真を何度も確認しながら方向性を決めることが多いです。
また衣装が何種類にもなることが多いです。
普段着としても正装としても使えないけれど
とりえあず持ってきたという衣装もあります。
実際写真に撮ってみるとそれが案外イメージに近いときがあります。
つまり光が良い効果を与えるときがあります。
撮影の時は基本は自然光で撮っていますが
その光と衣装を合わせて露出などを決めています。
また女性の場合は髪の毛を下ろす上げるによって雰囲気も変わってきます。
そして音楽家ならばどのように楽器を持つかによっても違ってきます。
最初に決めていた方向性だけでなく、その時のアイデアによっても
方向性が増えることもあります。その都度、確認し合って
撮影を進めて行きます。
つまりポートレイトとは撮り手と撮られる側で
一つの作品を作って行く作業だと思います。
この写真は今回のではなく、少し前に撮影したものです。
背景や衣装、髪などを意識してテストしているときのものです。
