人との出会い と お知らせ

ザールラント州立オーケストラの撮影に行きました。
2日間、撮影に行きます。
こちらの写真はまだ公開出来ませんが、何れ時期が来れば
公開出来るものは公開したいと考えています。
それとは直接関係ないですが、最近撮った一枚。
こちらは州立劇場でバレエです。

バレエ

ところで先日、少し人と話していたときに人との出会いの話になりました。
やはり人との出会いには縁があるだけでなく、
その出会いが作品作りにも影響するということ。
その人はある人と出会って一緒に作品を作ってから
自分の中に今まで知らなかった自分を発見して
それまでから大きく路線変更したということ。
実際、数年前からその人の作品を観て来ましたが
そこに変化を感じていました。
それが人との出会いにあったとは初めて聞きました。
私も、ある人物撮影を境に変化があったと以前書きました。
それから3ヶ月以上経って、その時から
自分の撮影の幅が広がったと感じていますし、
その撮影があったおかげで、
この先に何か大きな道が開けた気がしています。
さてコンサートの案内です。
ザールブリュッケンで知り合った人たちを中心に東京のサロンで
コンサートを開催します。8月16日土曜日です。
私も2曲、映像で参加します。合計で7分くらいでしょうか。
以前、東京のソノリウムというホールで音楽と映像の公演をさせていただきましたが
同じようにプロジェクターを使います。
今後、生演奏との映像作品に力を入れていきたいと考えています。
今回の公演は実験的な要素も強い印象ですが、ここから先に繋げていきたいと思っています。
お時間のある方は是非!
公演に関する

サイトです。

コンサート

街中で本読む

昨日、窓の外を見ると雨が降る中、赤絨毯が敷かれているのが見えました。

ザールブリュッケン

何かのイベント用だと思っていましたが、今日になって何か分かりました。
街中で本を読むといったイベントのものです。
街中そのものを読書空間にしてしまおうと始まったイベントで
ドイツ国内だけでなく、オーストリアやスイス、イタリアを回っているようです。
ドイツは15の都市で開催され、ザールブリュッケンは7月10日から13日まで
街の中心、ザンクト・ヨハンナーマルクトで開催されます。

ザールブリュッケン

クッションやハンモックが見られます。
本を読む人だけでなく自由に座って良いようです。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ここ数日、少し気温が下がっています。長袖の人も見られます。

ザールブリュッケン

本棚があり、自由に読むことが出来ます。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

親子で外で本を読む時間というのもいいですね。

ザールブリュッケン

窓から撮りました。このように外で読書できるのが
このイベントの目的です。
外の開放的な空間で本を読めるのは素晴らしいと思います。

ザールブリュッケン

ドイツ人は外やカフェでのんびりと本を読むことが好きなように思います。
そういった人たちにとって、興味深いイベントかも知れません。
しかしいずれにしても本を身近に感じられるイベントは素晴らしいですね。
普段、本を読まない人も本との距離が近くなるかも知れません。

窓から見える景色

街中にある建物の窓から外を眺めました。

ザールブリュッケン

そういえばネットで、現在から数十年後のザールブリュッケンと題された画像を偶然見ました。
今の風景は基本的に変わっていませんが、しかし街中には緑のある公園が増え、
奥に超高層ビルが建ち並んでいます。
こういった想像図は実際に実現するかどうかは別として
見ているのも、それに関する議論も楽しいものがあります。

ザールブリュッケン

今、街の周りにある緑の場所(山)にビルを建て、街中に緑を作るというのは
矛盾しているようにも感じますが、この想像図には現在のザールブリュッケンにおける状況も
表れているように感じます。というのは、街の中に緑のある公園が少ない気がします。
ドイツ人は散歩好きで、よく公園を歩いていますが、
その市民憩いの場所的な公園がザールブリュッケンには少ないかも知れません。
独仏公園がありますが、一般的にはバスで行く人が多く
市民憩いの公園とは少し違っている気がします。

ザールブリュッケン

1957年にザールが旧西ドイツに加入する前までは
街中、ザール川沿いに公園が多かったようです。
加入時に他の州と結ぶために街中にアウトバーン(高速道路)が
建設されたために、それらの公園もなくなりました。
現在、その公園を復活させようという動きも出ています。
数十年後のザールブリュッケンの想像図に見られた街中の公園は
そんな意識もあるのかも知れません。

ザールブリュッケン

窓の外を見ながら、そんなことを思いました。

撮影と電話

短い時間でしたが、ザールラント州立劇場へ行って、作品用の写真を撮りました。

ザールブリュッケン

今、写真の新たなプロジェクトを一つスタートさせました。
これはドイツでのもので、1年以上かかるものですが、面白くなりそうです。

ザールブリュッケン

その打ち合わせでドイツの別の街にいる友人に電話をかけました。
誰と話すときもそうですが、話しが長くなりそうなときは
無料通話アプリなどを使用することが多いです。
ですが今回は携帯電話で普通に話しました。すると突然電話が切れました。
iPhoneのディスプレイを見ると通話時間は2時間00分00秒となっています。
かけ直すと友人の方も同じように2時間00分00秒で切れたということ。
もしかすると携帯電話は2時間までしか話せなくなっているのかも知れません。
電話でそこまで話す人が少ないのでしょうか。
無料通話アプリやメールなど連絡を取る手段は様々あります。
電話での会話が少なくなり、現在は連絡のためだけに
電話を使うようになっているのかも知れません。
これも時代の流れでしょうか。

映画を観に

時々一人で映画を観に行きます。
ザールブリュッケンには幾つか映画館がありますが
私がよく行くのは音響設備の整った最新の映画館ではなくて
昔ながらの映画館です。ミュンヘンに住んでいたときも
大学帰りによく行っていました。古い昔ながらの映画館は
安い日は500円ほどで観ることが出来ます。
今日も一人で映画館に行きました。
夕方前だったこともあり客は全部で9人でした。

ザールブリュッケン

偶然、そこでドイツ人の友人に出会いました。
グラフィックデザイナーの彼も同じ映画に興味を持ったということ。

ザールブリュッケン

映画を観たあと、近くのカフェに。
アイルランドのお店でギネスを飲むことが出来ます。
ギネスで乾杯しました。

ザールブリュッケン

騒がしいと思えばビアバイクというビールを飲みながら街中を走ることが出来る
自転車が走ってきました。全員で漕ぎます。

ザールブリュッケン

友人との話は映画の話しに始まって、日独文化の違いや
お互いの作品についての話しになりました。
興味深い話しが多く、気が付けば3時間以上
外で喋っていたようです。有意義な会話で
楽しい時間を過ごすことが出来ました。

ザールブリュッケン

不安定な天候

午前中の空を見る限り、雨が降る気配は全くありませんでしたが
午後、突然部屋が暗くなったと思えば、冷たい風が部屋に入ってきました。
そのあとには強い雨が降ってきました。

ザールブリュッケン

そういえば数日前、午前4時頃に大きな雷が近くに落ちました。
私は作業をしていたので起きていました。
その音が本当に大きく、振動もありましたが
人生でここまで大きな雷を聞いたのは初めてという人たちが多く、
中には怖くて泣きそうになったと言っている人がいました。
それほどに大きな雷でした。
ここ最近、晴れの日だけでなく時々不安定な天候の日があります。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

その後、雨は止みました。虹を期待していましたが
虹は出ませんでした。

オペラを観に

ザールラント州立劇場へオペラを観に行きました。
今日がプレミエのモーツァルト「偽の女庭師」(1775年ミュンヘン初演)です。
ドイツ語では「愛ゆえの女庭師」のタイトルになっています。

ザールラント州立劇場

プレミエは完売になることが多いのですが
今日は空席が見られます。モーツァルトであっても
あまり有名な作品ではないので観客が少ないのかも知れません。
しかし、このオペラは大成功だったと思います。
演出が非常に面白く、また分かりやすく、話しを知らない人でも
分かるような舞台になっています。舞台を如何に見せるか。
今回の舞台には多くのアイデアがありました。
ここまで感心したオペラは今シーズンでは初めてです。
アイデア豊富で観ていて楽しいオペラは今後、観客も増えていくでしょう。
是非もう一度観てみたい舞台です。
その後、友人と一緒にレストランに行きました。
そこでビールとザールラントの伝統的な食べ物を注文。

レストラン

話しは先程観たオペラの話しから様々な分野の話しになりました。
物事に対して人それぞれ様々な見方や意見を持っています。
自分が話すだけでなく、相手の話に耳を傾けること、
相手の話していること、その立場を想像すること、
それらによって会話は深みを増し、建設的な話しが出来ます。
楽しい時間を過ごすことが出来ました。
ところで友人から緑豆を購入しました。

豆

最近、私の周りでは、もやし作りが流行っています。
友人たちも、もやしを作るのは初めてです。
勝手にMYSプロジェクトと名付けていますが
本当にもやしが出来るのか楽しみです。

文化交流

ザール音楽大学の学生自治会が企画した
文化交流の夕べといった催しが先日、ザール音楽大学でありました。
今回が初めての催しらしく、日本の食べ物を提供するということ。
作るのは音大にいる日本人留学生です。
友人たちが携わっていたので私も訪れてみました。

ザールブリュッケン

お好み焼きを焼いていますが、これが非常に人気があったということ。

ザールブリュッケン

料理を取るのに行列が出来ています。

ザールブリュッケン

太巻きを切っています。
手前にはおそらくちらし寿司があったのでしょう。
私は開始から20分ほど遅れていきましたが
その時点でなくなっていました。

ザールブリュッケン

お味噌汁は残っているようです。

ザールブリュッケン

から揚げをとっています。

ザールブリュッケン

聞けば予想した以上の人が集まったそうです。

ザールブリュッケン

日本人以上にサムライしているようなドイツ人。

ザールブリュッケン

窓から見える夕焼けが綺麗です。

ザールブリュッケン

サッカーのワールドカップ開催中なので
それを想像させるようなビールの缶。

ザールブリュッケン

髪飾りが黒髪と浴衣に合っています。

ザールブリュッケン

10キロ分のから揚げを準備したそうですが
あっという間になくなったそうです。

ザールブリュッケン

焼きめしを作っています。

ザールブリュッケン

太巻きを巻いています。

ザールブリュッケン

スクリーンでは日本のアニメが上映されていました。

ザールブリュッケン

太巻きを切っています。

ザールブリュッケン

デザートとしてキティのマドレーヌを焼いていきました。
4回焼きました。

ザールブリュッケン

もう一つ、ようかんも作っていきました。

ザールブリュッケン

ドイツカラーです。

ザールブリュッケン

イベントには予想以上の人が集まり、日本人学生は
まるでお客が一杯の居酒屋店員のように走り回っていました。
イベントとしては大成功だったと思います。お疲れ様でした。
こういった国際交流の機会が今後も増えていけばと思います。
知らない国のことを知る機会にもなりますし、
そこからその国に関心を持つだけでなく身近に感じることもあります。
そういった人と人の繋がりが出来ていけば、
それは将来をも結ぶものになると思います。

旅の話し

ポルトガルに遊びに行っていた友人からお土産を頂きました。
ありがとうございます!
オーブンで少し温めてから美味しく頂きました。

ケーキ

ところでその友人の話すポルトガルは非常に興味深いものでした。
そして写真も見せていただきましたが、旅行の話しを直接聞くというこの感覚が
随分久しぶりのようにも感じました。今は例えばfacebookやブログなどで
そういった旅行の話しも簡単に発信することができるのと同時に
こちらもネットを通して旅行の話しを簡単に見聞きできます。
しかし実際に会って話しを聞けば、
楽しかったことや興味を持ったことが直に伝わってきます。
言ってみれば旅先の空気をそのまま持って帰ってきたという感覚でしょうか。
ネットが一般的になった現在、この感覚は非常に大切なものに感じました。
そこに人と人の繋がりや話しの中に温もりがあるように感じられました。

忙しい日々

ザールブリュッケン

まだ忙しい日々が続いています。
この1ヶ月を振り返ってみれば、散歩的な撮影には一度も行っていません。
仕事で撮影した枚数が多く、現像作業に追われている感じです。
窓の外は気持ち良い青空が広がっています。
作業が一息つけば散歩しようと思っていましたが
今日も残念ながら出られませんでした。