富士フイルムのXマウントで35mm判換算約50mmの標準になるレンズは3本あります。
同社の35mmF1.4、35mmF2.0、カール・ツァイスのTouit32mmF1.8。
この3本、どれも魅力があって、この中の一本を購入する際に非常に迷いました。
AFが遅いと言われている35mmF1.4は試してみた結果、それほど遅いとは感じませんでした。
この3本の中で最も発色が好みなのはTouitです。コントラストも高く、
非常に好みの写りをしています。
ネット上のサンプルを見る限り、前ボケは綺麗ですが後ろのボケが
少しうるさく感じられます。
写り全体で最も好きな描写は35mmF1.4です。後ろのボケも綺麗です。
この3本の中では最も寄れます。
気になるのはその造りの方で、全群繰り出しタイプのレンズなので
モーター音が大きく、絞り羽根の音も気になります。
対して35mmF2.0はシャープな写りですが、F1.4のような厚みのある描写ではなく
どこかすっきりとした印象です。しかしAFは静かで早いです。また防塵防滴です。
この3本の中では最も寄れません。
発色ではTouit、写りの好みでは35mmF1.4、AFの早さ、コンパクトさでは35mmF2.0といったところでしょうか。
最も寄れる35mmF1.4はテーブルフォトで非常に使いやすいと思います。
色々な作例を見て、悩みに悩んで最終的に35mmF2.0を購入しました。
決め手になったのは、動作音です。
以前、コンサートの撮影で、別の撮影者がモーター音を注意されていたことがありました。
静かな環境では、ギュイーン、ギュイーンという音は想像以上に響く可能性があります。
それを意識して35mmF2.0を購入しました。
ところで所有するほぼ全てのレンズには保護フィルターを着けています。
kenkoのzetaシリーズか、ドイツのシュナイダー・クロイツナハのものを使っています。
ドイツではkenkoのフィルターが手に入りにくいので
いつもシュナイダー・クロイツナハのB+Wシリーズを購入しています。
ドイツ製です。
X-E2に35mmF2.0を着けて、B+WのUVフィルターを保護フィルターとして着けました。
レンズを購入する際に悩みましたが、写りには満足しています。
撮影が楽しく感じられる組み合わせかもしれません。