風の強い日

時々非常に強い風が吹き抜けていきます。
絶えず強い風が吹いているわけではなく
時々思い出したように吹き抜けるといった感じです。
またしてもオールドレンズでの撮影です。
水面も風で波打っています。
こういった色合いや線の太さはオールドレンズらしいものかもしれません。

風の強い日

風が吹いていますが、コントラストが強いと
風の感じがあまり出ないかもしれません。

風の強い日

設定を少し変えてみて。

風の強い日

そういえば最近、マフィンを焼く回数が減りました。
それにもかかわらず台所用品のお店などを覗くと
ケーキの型などを見てしまいます。
今度はロールケーキを焼こうと考え中です。
この写真はオールドレンズではありませんが
それを少し意識しました。
「食べ物」として撮るか「モノ」として撮るか
撮り方にも違いはあると思いますが
オールドレンズを意識したこの撮り方は
食べ物には向いていないようです。

ケーキ

バロックのコンサート

市内の教会で州立オーケストラのバロックアンサンブルによる
室内楽コンサートがありました。
午後4時からの開演、小雨が降る中、
その教会を訪れました。

教会

開演20分ほど前に教会に到着したものの
すでにほとんどの客席は埋まっていました。
チケットは前売りで完売になっていたので
楽しみにしていた人が多いのでしょう。
それにしても一般的に教会の中での演奏は音が響いて、
時にはお風呂の中で聞いているように感じるときがありますが
この教会は逆に全く響きが無く、
楽器の音がそのまま届いてきたという感じです。
教会の構造だけでなく、冬で厚着の人が多いことから
音がそういったところに吸収されたためだと思います。
写真は開演前の教会です。

教会

このコンサートは様々な情景が浮かぶ演奏でした。
雨が降っていたのも独特の雰囲気を演出してくれたのかもしれません。
そして、この日は最近使っているオールドレンズではなく
純正のレンズで教会のある風景や開演前の様子を撮っていましたが
オートフォーカスでのピント合わせは本当に楽だと思いました。
こういった自分のペースで撮影出来ないときなどは
純正のオートフォーカスのレンズは便利ですね。

雨に

朝から雨が降っています。
午後には小雨になりましたが
停留所にある時計からも分かるように
午後3時過ぎでも薄暗いです。
トラムの光が濡れた石畳に反射していますが、
その光がその雨の世界を上手く演出していると思います。
この日もオールドレンズでの撮影でした。

雨の日

まるで冬が戻ってきたような暗さがあります。
それにしても傘を差す人はそれだけで絵になる気がします。

雨の日

雨の日は色々不便なことも多いですが
それでも晴れの日とは違った雨の日ならでは雰囲気があって
写真としては面白いと思います。
雨の日にはまた撮影に行きたいところです。

雨の日

夕陽の中で

夕方、またオールドレンズを持って外に出てみました。
レンズはいつも1本か2本持って行きますが
結局交換せず、最後まで一本で撮っていることが多いです。
昨年7本のオールドレンズを手に入れましたが
それぞれの写り方やクセなどもようやく見えてきました。
ただそれでも例えば季節や時間帯が違えば
写りも変わるので奥が深いところです。

夕陽の中で

夕陽の中で

夕陽の中で

それにしても今はカメラの方で色々と設定を変えることが出来ます。
それらを変更しながら撮ると同じ風景でもまた違ったように見えます。
中央より下の光が当たっているところ、
最初は蝶々が飛んでいるのかと思いました。

夕陽の中で

露出オーバーになっても、さらにプラスに。
こういった撮り方も面白いと思います。

夕陽の中で

夕陽の中で

今の時期、徐々に陽が長くなってきているのが分かります。
曇っていても晴れていても空が夜の色になる時間が遅くなっています。
その分、撮影出来る時間も長くなると思うので
これからの季節が楽しみです。

夕陽の中で

夕陽の中で

路上ライブ

ザールブリュッケンの街中でよく演奏している人がいます。
ギターとハーモニカです。
これまで何度も街で見かけており、また声を掛けている人も多いので
それなりに知られているのかもしれません。
この日、最初に見かけたのは細い通り。
この場所では歩みを止めて聴いている人もいました。
オールドレンズだったのでピント合わせはマニュアルでしたが
ファインダーを覗かず大体の距離で合わせました。

路上ライブ

そして次に見かけたのは街の中心、
ザンクト・ヨハンナー・マルクトにある噴水の側。
ここの一段高いところで歌っていましたが
他に音がなかったからか、または風のせいかは分かりませんが
建物で囲まれた広場にハーモニカの音が響いて、
独特な雰囲気を作っていました。

路上ライブ

その音だけでなく、歌っている場所のこともあって
目立っています。

路上ライブ

そういえば私も20年ほど前でしょうか。
ギターの演奏で一人で路上演奏をしたことがあります。
オーストリアのインスブルック、2月の夜でした。
寒かったのを覚えています。
その時の思いや記憶がふとよみがえってきて
この日は懐かしさに包まれての撮影となりました。

凍っていた

夕方、外に出てみると地面にある小さな水たまりが凍っていました。
この時間でも凍っていたということは
それだけ日中の気温も高くなかったのかもしれません。
もし子供たちがこの凍った水たまりを見つければ
楽しそうに踏んでいたような気がします。
その時の楽しそうな声が聞こえてきそうな気がしましたが
辺りはひっそりとしていました。

水たまり

小さな池の方へ行くと、そちらも表面は凍っているようです。
ただその上を歩けるほどには凍っていません。

池

池の向こう側は凍っていないようです。
しかし水面に映る木はまるで本当にそこにあるような
透明感がありました。
それにしてもこの木はまるで根のようにも見えます。

池

暫くすると日が傾いてきました。
場所を変えると夕日に染まった空の色が池に映っているのが分かります。
色は暖色でも、それが氷だと思うと
少し肌寒いものを感じます。

池

池の側には大きな落ち葉が落ちていましたが
こちらも夕陽を受けて黄金色に染まっています。
凍った池の後にこの落ち葉を見ると
何故か少し暖かいものを感じます。
しかし同時に寂しさに似たものも感じました。

葉っぱ

暫く池の周りを歩いた後
家路についたのでした。

霜が降りていた

朝起きて窓の外を見ると雲一つ無い青空が広がっています。
午前中からここまで晴れているのは何週間ぶりでしょうか。
眩しい光が部屋の中に差し込んできます。

朝の光

別の部屋から窓の向こうを見ると
屋根の上に霜が降りているのが見えました。

霜の降りた屋根

霜が降りているのを見て、時間を見つけて近くを歩いてきました。
持って行ったのは、またしてもオールドレンズ。
これが霜など自然に対して
どのような写りになるのか気になるところです。
上の2枚はマイクロフォーサーズ純正レンズでの撮影です。
真上からどれほど寄れるか意識して撮影しましたが
マクロレンズではないのでこれ以上寄れません。

霜

霜が降りたベンチには誰も座らないと思いますが
それでも座るのがもったいないような気もします。

ベンチ

霜と言うより小さな氷でしょうか。

霜

オールドレンズと一言で言っても様々なレンズがありますし
同じレンズでも保存状態が違えば写りも変わってくるかも知れません。
今回持って行ったレンズは最も気に入っている一本ですが
こういった色合いも出るので気に入っています。

霜

もう少し低いところに目を向けてみました。

霜

霜

霜

場所を少し移動すると、そこには太陽の眩しい光が当たっており
既に霜は溶けて消えているようでした。

霜

雲が無く晴れているせいか気温は氷点下になっています。
冷たい空気の中で撮影していたと思いますが
撮影に夢中になっていて寒さのことは忘れていました。
それだけ気持ちが熱くなっていたのかも知れません。

犬の散歩

今日もオールドレンズを持って外に出てみました。
夕方少し前に外に出たのですが、
この時間は犬の散歩をしている人が多いのか
犬の姿をよく見かけました。
ドイツでは散歩中、犬に何も付けないで散歩をしている人が
多いように感じます。
「犬の散歩」というより「犬と散歩」といった感じでしょうか。
この犬、飼い主の後ろを歩いていますが時々立ち止まります。
そしてダッシュして追いつきます。そしてまた立ち止まる、
それの繰り返しをしていました。
その立ち止まった際に飼い主を見上げる背中が
「どうしてこっちに気づいてくれないの?」と
言っているようにも見えます。
この写真はオールドレンズならではの雰囲気が出ていると思います。
それがなおさら犬の寂しさを物語っているようにも感じました。

犬

随分が陽が傾いてきました。
今度は同じように何もつながれていない犬が
前方からやってきました。
飼い主は随分先に行ったようです。
後ろを振り返ると飼い主らしい人が
犬の方を振り返らずに歩いています。
この犬もずっと一点を見つめているようでした。

犬

街中に戻ってくると石畳の上を
小さな犬が可愛く歩いていました。
一歩一歩の歩幅は小さいものの
まるで太陽に向かって一心に歩いているようです。

犬

空には飛行機雲があり良い色に染まっています。
ようやく天候が良くなってきたので
外に出るのも楽しくなってきました。

夕陽

物置?

目的地へ行くのに普段は通らない道順で行きました。
かなり遠回りになりますが、
知っているところでも毎日通っているわけではないので
新鮮さがあります。
進行方向の前方、建物の壁際に物置のようなものが見えてきました。

本屋

特に意識せず近づいていくと、そこは本屋の前でした。
文庫本、おそらく古いものだと思いますが
それのワゴンセールのような感じです。

本屋

本屋の入り口は別のところにあるので
言ってみればお店の人が誰もいない場所に並べられています。
ドイツでは誰もお店の人がいない店の外に商品を並べることがよくありますが
改めて考えてみると、少し驚くことのような気もしました。
この日は昨日とは別のオールドレンズ一本だけ持っていましたが
曇り空では落ち着いた良い雰囲気を作ってくれます。
それにしても今日は暖かく、もういつ春になってもおかしくないような
そんな風に感じる一日でした。

雨の途中

窓の外は雨が降っています。
最近、気温は全く冬らしくないほどに寒くなく過ごしやすい日が続いているのですが
晴れの日がありません。太陽が出ても僅か数分で雲の向こうに消えてしまう感じです。
ネットを見ていると、やはりこの重い薄暗い天候で
気持ちが塞ぎがちになっている人が増えているとありました。

窓の外

外を見ると雨が止んでいます。
30分ほど余裕が出来たので外を歩いてみました。
この日のレンズは上の写真も含めて一本だけです。
お気に入りのオールドレンズだけで撮影しました。
あえて古いような色合いにしてみて。

ハト

水たまりに映った木々にピントを合わせて。

オールドレンズ

絞り開放か少し絞って撮影しましたが
風が吹く中、ピントを一点だけに合わせるのは
なかなか難しいものがありましたが
時間が経つのも忘れるほどに何枚も撮っていました。

オールドレンズ

オールドレンズ

もう少し望遠なら良かったのですが。
といっても大きく撮るのが目的ではないので
これで良いと思います。

オールドレンズ

わずか30分ほどの散歩でしたが
気持ちを入れ替えるのには十分な気がしました。
やはり撮影は楽しいですね。