50mmレンズ比較 はじめに

50mmレンズは標準レンズと言われています。
昔から多くのレンズメーカーがそのレンズを出してきたので
特にオールドレンズでは50mmレンズは最も一般的なものかもしれません。
友人の言葉もあって、50mmレンズの撮影テスト、比較をすることにしました。
友人が持っているレンズ7本に私が持っている3本の合計10本です。
正確にはその10本のうち2本は58mmですが。
テストは同じカメラで同じ(ような)設定で絞り開放とF4まで絞ったものを
撮影するという単純なものです。絞り開放値は様々です。
出来る限り丁寧に撮影したつもりですが、撮影したものをPCに取り込んでみると
微妙にピントが合っていないものがありました。
ライブビューで拡大してピントを合わせたにもかかわらず合っていないというのは、
そのレンズのピントの山がつかみづらかったのだと思います。
同時にレンズによって絞り環の場所や方向、仕様が違ったり
また硬さも違っており、出来るだけカメラが動かないように意識したつもりですが
時々ずれてしまっていることがあります。
テストは屋内と屋外で被写体を替えて試してみました。
具体的な設定などはそれぞれの記事に書きたいと思います。
またレンズはデジタル用のレンズも入っていますが
基本はオールドレンズです。
そういったレンズは多くの人の手を渡ってきたので
状態に個体差があります。もしかするとそのレンズの
一般的な評価とは違っている可能性があります。
そしてそれらのレンズ名は全てのテスト記事が終わった最後に記したいと思います。
やはり先入観によって見え方も違ってくる可能性がありますので。
そして記事には客観的な面と私の主観が入っています。
絞り開放とF4を比較したときに例えば「画質が若干よくなった」という場合、
人によっては「変わっていない」と感じる人と
「若干なんてもんじゃない!」と感じる人がいると思います。
見た人それぞれの感じ方があって当然だと思います。
また見る人の写真の利用目的によっても感じ方が違ってきます。
ブログ用なら全く問題ない、ポストカードサイズでの印刷なら問題ないと感じる人、
全紙サイズに伸ばすのに少しでも良い画質で、と感じる人など様々です。
ですので、そのあたりは、あくまで私の主観で書いているということを考慮してください。
そして大きな見方をすれば、どのレンズも大きな差はありません。写ります。
しかし細かく見ていけば大きな差があるかもしれません。
その差は上に書いたように人によって様々だと思います。
それらの差によってレンズの好みや味、クセだけでなく
善し悪しなどがあるかもしれませんが
それがそのまま写真の善し悪しになるわけでもありませんし、
また写真を撮る楽しさとは別の話ですので
その点を意識してご覧いただければ幸いです。

レンズ比較

レンズ比較

この記事はそれぞれの記事を更新する毎に更新していきたいと思います。
それぞれ新しいウィンドウで開きます。
全てのテストで解像感は重要な点ですがそれ以外に意識した点があります。

50mmレンズ比較その1 全体的な発色

50mmレンズ比較その2 発色とボケ

50mmレンズ比較その3 アウトフォーカス

50mmレンズ比較その4 強い反射光の中での解像感

50mmレンズ比較その5 グルグルボケ

50mmレンズ比較その6 玉ボケ

50mmレンズ比較その7 暗い中で

50mmレンズ比較その8 暗い中で 2

50mmレンズ比較 まとめ

暖かい日 更に別のレンズで

前回及び

前々回の記事の続きです。
最低気温はまだ氷点下の日もありますが
最高気温は15度を超えるようになりました。
午後3時過ぎに外に出るとオープンカフェは何処も一杯です。

ザールブリュッケン

既に半袖の人もいますが、日光が直接当たっていると少し暑く感じられます。

ザールブリュッケン

以前も書きましたがザール地方は赤土なので
ザール川の水も普段は茶色です。
青い空の色をそのまま映すようなこういった色を目にすると
それだけで気持ちよく感じられます。

ザールブリュッケン

時々行くオープンカフェにやってきました。
影とベランダが印象的です。

ザールブリュッケン

というわけで、ここで前回と前々回の記事で書いたカメラに
更に別のオールドレンズを付けてみました。
近くのテーブルに座っている人を撮影。

カフェにて

アップルジュースの炭酸割り。ドイツではよく飲まれているものです。

カフェにて

ビール瓶の口にピントを合わせました。
ビールの泡が溢れそうです。

カフェにて

そのまま人物にピントを移して。

カフェにて

更に手前にあるグラスに。

カフェにて

このオールドレンズもピント合わせは楽しいものがありました。
ビールを飲む男性を撮った際、最初は瓶に、そして人物、最後は手前のグラスと
ピントの位置を移動させましたが、マニュアルフォーカスでも
しっかりとピントが合ってくれました。
そういえばメニューの看板中央に「7.90」とあります。
これは値段ですが、ドイツでは数字で「7」を書くときに横線を入れます。
入れない場合は「1」です。
ドイツに来た最初の頃は少し戸惑いました。

カフェにて

前回オープンカフェに座ったのはいつか思い出せないので
私にとっては今年初めてのオープンカフェかもしれません。
やはり季節は確実に春に近づいているようです。

別のオールドレンズで

前回の記事の続きです。
同じカメラに別のオールドレンズを付けて
日が暮れる前に少し歩いてみました。
このカメラでも光学ファインダーを使いましたが
前回のレンズよりも焦点距離が伸びているにもかかわらず
ピント合わせはあまり苦ではありませんでした。

ザールブリュッケン

緑と一言で言っても色々な緑があるのが分かります。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

気温がまだそれほど高くないからかベンチには誰も座っていません。

ザールブリュッケン

アウトバーン(高速道路)を走る車の光です。

ザールブリュッケン

少し絞ってみて歩く人と通りすぎる車の動きを意識したのですが
人と車が通ったのはこのときだけで難しいものがありました。

ザールブリュッケン

陽が沈み、家に帰る人、練習する人など
街中にそれぞれの時間が流れています。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

前回とカメラの設定は基本的に同じですが、
このようにして並べてみるとヌケの良さの違いなど
レンズ性能の違いが分かります。
それにしても単焦点のレンズを使うときは
例えば50mmなら50mmの、100mmなら100mmの目に
自然となっているのが面白いです。
不便なところもありますが、それでもこういった感覚は
ズームレンズには無いものかもしれません。

久しぶりに

ここ最近、ほとんど使っていないカメラがあります。
私の中ではサブのサブといった位置づけになっており
今はカメラを3台持ち歩くことも滅多にないので
使用頻度がかなり低くなっています。
ネットオークションで売ることも一瞬考えましたが
やはり愛着もあって手放すのは難しいです。
私にとって画質やカメラ性能的に今でも満足している点と
今では不満に感じる点の両方ありますすが
それでも使い方次第では満足行く写真が撮れます。
そしてメーカーの方でも動作チェックやメンテナンスをしていただき、
壊れている箇所もなくまだまだ使える機種です。
それにもかかわらず使用頻度が下がっているのは
言い換えればそれだけ主に使っているカメラに満足しているからだと
思います。
何気にオールドレンズを付けてみたところ
ピントの山もつかみやすく光学ファインダーでも
問題なく写真が撮れる気がしました。
そこで一番お気に入りのオールドレンズを付けて
少しの時間だけ歩いてみました。
構図的にはもっと意識するべき必要がありますが。

ザールブリュッケン

この立体感もなかなか良いです。
このカメラにはライブビュー機能もありますが
光学ファインダーでもピント合わせは苦ではありません。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

PCで見たときに驚いたのは次の一枚です。
ブログサイズだとあまり分かりませんが、
このレンズには力強さがあると思いました。
このレンズは私にとっての一番お気に入りと最初に書きましたが
これも理由の一つかもしれません。
オールドレンズの独特のふわふわ感も良いと思いますが
こういった力強さも最近のレンズでは
あまり見かけられないものかもしれません。

ザールブリュッケン

ザールブリュッケン

雲の合間から少し斜光が差していました。

ザールブリュッケン

このカメラとこのオールドレンズ、相性がすごく良いような気がします。
別のオールドレンズでも試してみたいと思います。
それにしても別のカメラでオールドレンズを使うときは
ライブビューで拡大して撮影することもあります。
光学ファインダーだと拡大も出来ないので、難しく感じる時があります。
しかし逆にそこにこそ昔ながらの撮影の楽しさがあるような気もしました。
このカメラ、暫くオールドレンズ専用機として使っていこうと思います。

差し込む光

午後4時過ぎに友人とフランス方面へ少し散歩に出かけました。感謝!!
その道中、雲の隙間から光が差し込んでいるのが見えたので
車を路肩に止めて写真を撮りました。
右にある木と遠くにある街並み、そして差し込む光を意識したのですが、
少し遠すぎたようです。

斜光

レンズを広角から望遠に変えて。

斜光

アートフィルターのドラマチックトーンを使いました。
個人的には全く使わないアートフィルターです。
上手く使えば面白くなると思うのですが
10種類あるアートフィルターの中で一番使っていないものかもしれません。

斜光

教会の塔のシルエットを強調したかったので
同じくアートフィルターのラフモノクロームを使ってみました。

斜光

最後は単純に色温度を変えてみて。

斜光

それにしてもこういった光は希望の光のようにも感じられます。
フランスでの写真はまた近いうちに載せたいと思います。

あれから一年

東日本大震災から一年が経ちました。
その復興支援に対してのチャリティーコンサートが
ザール音楽大学で催されました。

チャリティーコンサート

多くの人が音大に足を運び、寄付も集まったようです。
私も自分が出来ることをやっていきたいと思います。

オペラ「パルジファル」

ザールラント州立劇場2011/12年シーズンで私が個人的に最も観たいオペラ、
リヒャルト・ヴァーグナーの「パルジファル」が初日を迎えました。

ザールラント州立劇場

午後5時開演で終了予定は午後10時半。休憩が2度ある長い作品です。
指揮は同劇場音楽総監督の上岡敏之氏。

ザールラント州立劇場

この作品はオペラではなく「舞台神聖祝祭劇」となっており
宗教性が強調されていますが、それでも観客はかなり盛り上がりました。
劇場内の空調が弱いのか少し酸欠気味な感じです。
カーテンコールは拍手と言うより手拍子になり、
その中で多くのブラヴォーが飛び、床を蹴っている人もいました。
一番盛り上がったのはグルネマンツを歌う
同劇場首席バス歌手の松位浩氏が舞台に出てきたとき。
このときはブラヴォーの声もひときわ大きくなりました。
やはりバス歌手がしっかりしていると
舞台も引き締まるような気がします。
そして指揮者が舞台上に姿を現したときも大きなブラヴォーがありました。
指揮者はフラフラです。長時間なので観る方も大変ですが
演奏する方はもっと大変です。でもやっぱり生演奏はいいですね。
演奏者や関係者の皆さんもお疲れ様です。
それにしても日本人が活躍しているのは嬉しいです。
私も頑張っていきたいと思います。

郵便局へ

撮影しながら郵便局へ行きました。
先日まで最高気温が10度を超える日が続いていましたが
急に寒くなり最高気温も一桁です。
しかし太陽が出ているからかオープンカフェも出ています。
ただ寒いようで座席には毛布が用意されています。

ザールブリュッケン

トラム乗り場で。
一見するとそこにいる人たちはトラムをただ黙って待っているので
この場所の時間は止まっているようにも感じられますが
そこにいる人の見る方向、意識する方向はそれぞれ違っており
それぞれが自分自身の時間の中にいるようです。
トラムを待つという一つの共通意識の中で
みんなのベクトルが揃っていないのが
面白く感じられます。こういった一つの世界の中に
複数の方向があるのが興味深いです。

ザールブリュッケン

郵便局に着きました。POSTです。

郵便局

郵便局の入り口からヨハンネス教会を望んで。

ヨハンネス教会

信号です。
自転車は車道を走らなければならないので
こういった車と車の間ということもあります。
また信号待ちの際は大抵の場合、
最前列に出ます。

ザールブリュッケン

眩しい光が差し込んでいます。
斜光のように光が伸びているのが印象的です。

ザールブリュッケン

ちょうど国際女性デーということで
街中ではピンク色の風船を手にした女性数人が行進していました。
ここの信号はいつも早く赤になりますが、
車の方は直ぐに青になりません。
歩行者に早く渡るよう意識させているのかもしれません。

国際女性デー

こういった影を目にしたならば
コントラストを強くしてモノクロにした方が影の存在感が出てくると思います。

ザールブリュッケン

気温は低くなったものの太陽の光があるからか
オープンカフェも幾つかあって
人も外に出ているように感じられます。
こういった気候の移り変わり、
春が徐々に近づいているようです。

またリス!

前回の「スノードロップ」及び

前々回の「あ、リス」の続きです。
僅かな時間だけでしたが、時間を見つけて
再度スノードロップの写真を撮りに行きました。
しかし今回もリスが現れて、しかも近くだったので
そちらばかり撮影していました。
最初は可愛いと思って撮影していましたが
長い爪を持ち、地面に這いつくばるような体勢を見ていると
可愛いリスというよりは何か別の小動物を撮っている気がしました。

リス

木の高いところまで登って別の木に飛び移ったりする姿に驚きです。

リス

リス

リス

最初は2匹で追いかけっこをしていたようですが
途中から一匹の姿が見えなくなりました。

リス

リス

この階段のところでキョロキョロしています。
もしかしてもう一匹から隠れているのか、
それとも探しているのか。

リス

リス

ここで、ふとライブビューで撮影しようとモードを変えたところ
一眼レフのアイピースシャッターが閉まる音か
ミラーの跳ね上がる音か何かに反応して
リスは暫くこっちを見ていました。

リス

もしかしてリスではないのでしょうか。

リス

その後はまた何かから隠れるように。
いずれにしても向こうに何か気になるものがあるようです。

リス

リス

リス

リス

前回の記事との仕上げ方とは全く違いますが
最後にスノードロップの写真を一枚。

スノードロップ

スノードロップ

前回の続きです。

先日のマンサクの記事でスノードロップを見かけたと書きました。
時間を見つけて撮りに行くことが出来ました。
天候も狙っていた曇り空です。
先日のマンサクは、こってりした色合いで仕上げようと思っていたのに対し、
スノードロップの方はその名前の雰囲気から、
優しく柔らかくを意識して撮影しました。

スノードロップ

スノードロップ

スノードロップ

スノードロップ

スノードロップ

スノードロップ

スノードロップ

曇り空だったので花が閉じ気味だったのは残念ですが
それでも意識していたイメージで撮影出来たように思います。
花の撮影は難しいですが、それでもその雰囲気を感じながら撮影するのは
楽しいものがありますね。