まだ続くクリスマスマルクト

クリスマスマルクトは基本的に12月23日までです。
ザールブリュッケンの街の中心ザンクト・ヨハンナー・マルクトで開催されている
クリスマスマルクトも同じで、最終日にはお昼過ぎに
店じまいが始まっていました。
しかしそこから伸びるバーンホフ通りは毎年、もう数日間、
期間が長く開催されています。
いつもは年が明けても続いていますが
今年は曜日の関係から年内31日までの開催となっています。
しかしいずれにしてもクリスマスが過ぎても
クリスマスマルクトが開催されているのは不思議な気分です。

クリスマスマルクト

この通りだけの開催とあって
本当に多くの人が訪れていました。

友人宅でクリスマスパーティー

ドイツは25日と26日がクリスマス祝日です。
その2日間はデパートやスーパーだけでなく
レストランやカフェなども閉まるところが多く
この日は家族や友人と過ごす時間といった感じです。
そのクリスマス祝日に友人宅の
クリスマスパーティーに招待していただきました。

先日お鮨を握ってくれた友人宅です。
その際は、彼が持っているカール・ツァイスのテッサーとパンコラーをお借りしました。
今回は東ドイツ製のペンタコン50/1.8と
ソ連製のヘリオス58/2をお借りしました。
まずはシャンパンで乾杯です。メリークリスマス!
このときはペンタコンをお借りしましたが
家に帰ってからPCでこの写真を見たときに
思わず声を上げてしまいました。
流れるシャンパンの瑞々しさがすごいです。

クリスマスパーティー

ここからはヘリオスをお借りしました。
全て絞り開放での撮影です。

クリスマスパーティー

この日も友人がお鮨を握ってくれました。
本当に美味しいです。

クリスマスパーティー

そして友人が目の前で炙ってくれます。
見ているだけでも楽しさがあり食欲をそそります。

クリスマスパーティー

色温度を変えるなどして何枚も撮りました。

クリスマスパーティー

クリスマスパーティー

家に帰ってからこの日の写真を見ていて感じたのは
ヘリオスは渋みがあって落ち着いた独特の絵を作ってくれると言うことです。
人物が入っているものなどは、まるで映画のワンシーンを見ているような気がしました。
お鮨はペンタコンで撮った方が瑞々しさが写せたと思います。
続いては豚しゃぶです。
彼の家にはスライサーもあり
ドイツでは普通食べられない薄切り肉が食べられます。
それを使っての豚しゃぶです。
まさかドイツで豚しゃぶを食べられるとは思いませんでした。
これも本当に美味しいです。

クリスマスパーティー

その後、私が作った生チョコを食べ、
最後にシュトーレンを食べました。

クリスマスパーティー

この日はほとんどヘリオスで撮っていましたが
この室内の環境では、食べ物を撮るならペンタコン、
その空間を渋く撮るならヘリオスという印象を得ました。
それにしてもネットや書物など色々なところに
オールドレンズの評価が載っています。
ただ絵の好みやカメラの設定の好みは人それぞれです。
やはり自分で撮ってみて自分の目で見て判断したいですね。
カメラの設定を変えて撮影。

クリスマスパーティー

クリスマスパーティーは日付が変わっても続きましたが
美味しい料理に楽しい時間、時が経つのも忘れるほどでした。
どうもありがとうございました。

メッスのクリスマスマルクト 3

前回の続きです。
最初の大きな観覧車がある広場から大聖堂の方へ来る途中に
クリスマスマルクトが一つありましたが、まずは大聖堂の方へ行きたかったので
そのクリスマスマルクトはほとんど見ずに通過しました。
そこから幾つかの通りを経て大聖堂前に着いたのですが
別の道を通ると先ほど素通りしたクリスマスマルクトに直ぐに出て
先ほどは遠回りしていたことに気が付きました。
派手に電飾されているところもあれば、
裏通りなどは何も飾られていないところもあります。
しかし何も飾られていなくても街灯など雰囲気があります。

メッス

メッス

メッス

大聖堂へ行く際に素通りしたクリスマスマルクトです。
メリーゴーランドも止まっており、人が少し少ないようです。

メッス

メッス

メッスで中心となるクリスマスマルクトに到着しました。
ここも他のマルクトと同じくクリスマスには直接関係ないようなものが
多く売られていました。
ドイツのクリスマスマルクトはクリスマスの飾りや
その関連のものを売っている屋台が多いのですが
フランスの方はそうではないようです。
またドイツの方には派手さのある綺麗な電飾などが少なく、質素で素朴な感じがします。
クリスマスの飾り等を売っている伝統的なマルクトといった感じでしょうか。
対してフランスの方は直接クリスマスに関係ないものが売られており
規模もドイツに比べると小さく感じます。
しかしフランスは街そのものを飾っています。
マルクトだけを飾るドイツに対して
街全体をその雰囲気で包み込むフランス、
その文化の違いのようなものが感じられました。

メッス

メッス

メッス

クリスマスマルクトを楽しむのに年齢等は関係ないです。
大人もサンタさんの帽子をかぶって楽しそうにしています。

メッス

そろそろザールブリュッケンに戻るために中央駅に向かいました。
現地滞在時間は2時間半ほどです。
それでも4つのクリスマスマルクトを回ることが出来ました。

メッス

メッス

フォルバッハでザールブリュッケン行きの電車に乗り換えました。
ザールブリュッケンとフォルバッハの間だけを行き来している
フランス国鉄の電車です。
ホームに入ってきたときに何かの絵でラッピングされたような
車両が入ってきたと思いました。
しかしよく見てみると落書きです。
車両片側全体にここまで描かれているのは初めて目にしました。

メッス

午後9時過ぎにザールブリュッケンに戻ってきました。
1時間も離れていない場所にあるメッス、
次回は日中に訪れたいと思います。
友人との外国への遠足は楽しいものがありました。
どうもありがとうございます。

メッスのクリスマスマルクト 2

前回の続きです。
とりあえず大聖堂方面へ向かうことにしました。
街中心部の人が多い通りだけでなく
小さな通りも電飾で飾られています。
まるで街全体をクリスマスの雰囲気で包み込んだと言うことでしょうか。

メッス

メッス

メッス

メッス

大聖堂の目の前に来ました。
ライトアップされている大聖堂は夜の中に浮かぶようで
存在感だけでなく、迫力があります。

メッス

メッス

大聖堂の周りにクリスマスマルクトはなく、別の道を通って
街の中心部の方へ向かうことにしました。
小さな通りも電飾で飾られているので、
どういった飾りがあるのか、それも楽しみです。

メッスのクリスマスマルクト

メッス

友人とフランス・メッスのクリスマスマルクトを訪れることにしました。
ドイツ・ザールラント州の隣、フランスのロレーヌ地方にある
人口約12万人の都市です。
ザールブリュッケンからはまずフランスのフォルバッハに向かいます。
ザールブリュッケンはドイツの国境駅ですが、
フォルバッハはフランスの国境駅です。
ザールブリュッケンからパリへ行く直通のICEなども
乗客の乗り降りは基本ありませんが
国境なので一度停車します。
そのフォルバッハまではザールブリュッケンから約10分。
そこで乗り換えて、メッスまでは40分ほど。
つまりザールブリュッケンからメッスまでは1時間もかからない距離にあります。
メッス中央駅の目の前でもクリスマスマルクトが開催されており
駅出口を出ると電飾で飾られたツリーが目に飛び込んできます。
左の建物が中央駅です。

メッス

街中の方へ歩いて行く途中にありました。
こういった飾りが何か所かあります。

メッス

暫く行くと大きな観覧車が見えてきました。
高さは約60メートルと言うこと。

メッス

ここ最近は雨の日が多く、湿度が高いのか
地面も濡れています。

メッス

まずグリューヴァインを頂きました。
ドイツでは基本的にカップで、そのデザインは毎年変わります。
だから今年のデザインは何か、と毎年楽しみにしている人も多いです。
ですが、ここでは紙コップです。
少し残念な気がします。

メッス

クリスマスマルクトの屋台でサラミのお店の数が最も多いような印象を受けました。
ワインの国なのでそれに合わせてサラミが多いのかもしれません。
そういえばザールブリュッケンのクリスマスマルクトにも
サラミ屋が出ていますが、フランスのお店が出店しているようでした。
別のお店で2種類のサラミを購入しましたが
今まで口にしたことのないような味でした。

メッス

ここでグリューヴァインを飲み、チュロスを食べて
別のクリスマスマルクトを訪れることにしました。

街角の大道芸人

クリスマスマルクトが開催されている広場の片隅に
一人の大道芸人がいました。
一見すると、普段は人形のように止まっていて
彼の前にある箱に小銭を入れるとロボットのように動く、
そういったものかと思いましたが
彼はただその格好で通り過ぎてゆく人たちに
挨拶をしているだけのような感じでした。
ロボット的な動きではなく、普通に立っている人です。
しかも立っている場所が通りからすると死角になっている場所で
多くの人は彼に気が付いていません。
彼も通り過ぎる人に手を出して握手のような挨拶をしようとしているのですが
誰も気づかず、彼も寂しそうに出した手を下ろしています。

大道芸人

大道芸人

大道芸人

彼の格好はクリスマスマルクトの中では
あまり目立たないものだったのかもしれません。
暫く様子を見ていましたが彼の方を意識する人は少ないようで、
多くの人はその直ぐ近くにあるクリスマス飾りの屋台に
目を奪われているように見えます。

大道芸人

大道芸人

すると小さな子供が近づいてきました。
人形的な彼は無意識に手を振ったのかもしれません。
その振られた手に対して子供が寄ってきて
その手に触れました。
白い手を見て不思議がる小さな子供の顔と
人形の人の笑顔が印象的な午後でした。

初雪

夜、窓の外が白くなっているのが見えました。
窓を開けてみるとうっすらと雪が積もっています。
この冬初めての雪です。
たとえ次の日の朝が早くても、
この瞬間は今しかないと思うとじっとしていられず
時間は午前2時少し前ですがカメラを持って外に出てみました。

雪

雪

雪

雪

雪

雪

深夜なので人の姿もなく昼間とは随分と雰囲気が違います。
街の中心部の石畳はその下に水道管などがあるのか
雪が直ぐに溶けています。
そしてライトアップが降る雪を照らして
幻想的な雰囲気を作り出してくれています。
それにしても深夜でもクリスマスマルクトの明かりが点いているのは驚きでした。
外に出ていた時間は僅かでしたが
それでも撮影は楽しいものがありました。

友人宅にて

先日、友人が食事に招待してくれました。
その友人もオールドレンズにはまっており
M42のレンズを何本か所有しています。
この日、彼が持っているカール・ツァイスの
テッサー50/2.8とパンコラー50/1.8を借りて
写真を撮りました。
共にイエナ、東ドイツ製です。

友人宅にて

友人宅にて

何れのレンズも良く写ってくれます。
クセが少なく、現代的な写りとなっています。
あえてピントをずらして濁りのような雰囲気を作ってみました。
こちらの方がオールドレンズらしさがあるかもしれません。

友人宅にて

いずれも現代でも使えるオールドレンズだと思いました。
自分で意識してピントを合わせる作業は
手間が少しかかりますが、それでも楽しく
撮っている感が強くあります。
そんなところに多くの人が魅力を感じるのかもしれません。
ところでこの日、彼が作ってくれた料理はお鮨でした。
彼が握ってくれます。
これが本当に美味しく、ドイツでこのようなものが食べられるとは!と
感じました。楽しい時間をどうもありがとうございました。

好きな道

この場所、何故か惹かれる場所です。
少し下り坂になり、奥には階段があります。
石の壁と大きな木が良い雰囲気を作っていると思います。

壁のある道

何故この場所に惹かれるか分かりませんが、
自分の住む街に何か所がそういったところがあるのは嬉しいですね。
違う季節にまたここを歩きたいと思います。

オールドレンズ

新たにネットオークションでオールドレンズを落札しました。
このレンズ、数値的にはそれまで全く関心のないレンズでした。
ところがネットで色々なページを見ている時に
このレンズの記事を幾つか読みました。
ちょうどネットオークションを覗くと、このレンズが数本出ています。
後半の方に付属品があり状態の良いものが複数あります。
(そのオークションは自動延長がなく、決まった時間に終わります。)
このレンズを落札したいと思う人は状態の良い後半のものを考えたのか
前半の方は入札数も少なく3本目の時に落札できました。

オールドレンズ

私が落札したものは単純に「レンズに傷なし、ホコリなし、カビなし」といった
単純な説明だけで他に付属品はありません。
届いたレンズは思った以上に綺麗でした。
小さなカメラにも似合っています。
早速、クリスマスマルクトを訪れてみました。
あえてピントをずらしてボケの濁りを見てみましたが
結構好みな感じです。

クリスマスマルクト

少し絞ればシャープネスも増すので、
普段スナップで街中を歩くときなど使いやすいレンズかもしれません。

クリスマスマルクト

あとで調べてみて分かったのですが、いつもはもっと高く落札されているようです。
出品者が多く、入札が分散したのが良かったのかもしれません。
また時期的にクリスマス準備で忙しく、オークションを見ている人も
少ないかもしれません。
数年前の12月、このときは何も入札しませんでしたが
いつもより落札価格が安いものが多いと感じたので
12月は何か落札するには良い時期なのかもしれません。