雨上がりのあと

街中はクリスマスの準備が始まり、徐々に楽しそうな輝いた雰囲気になってきましたが
逆に秋の季節を彩った黄色の葉は雨によって落ち、そこには静かな寂しい空気が漂っていました。
趣のある階段です。

秋の景色

金属のレールは自転車のため。

秋の景色

階段の上から街の方を望んで。
葉が落ちて空が広く感じられます。
残っている葉を何故かずっと見ていたくなります。

ザールブリュッケン

クリスマスの準備

街中にアドヴェンツクランツを売るスタンドが出来ました。
アドヴェンツクランツとは4本のロウソクが立った飾りです。
クリスマスまでの4度の日曜日を含むその期間がアドヴェントと呼ばれ、
日曜日ごとに1本ずつロウソクに火を点けていきます。
一週間に一本ずつ火を点し、4本点けばクリスマスはもう目の前!
ロウソク4本のものが一般的ですが、2本や1本のも目にします。
忙しくて4週間前に準備できなかった人たちのためかも知れません。
いずれにしても、このお店が出始めるとクリスマス期間が
近づいていることが感じられ、街の雰囲気も華やかなものに変わっていきます。

クリスマスの準備

先日オープンしたヨーロッパ・ギャラリー
訪れる人も多いです。
ライトアップされた建物も雰囲気があります。
一見するとショッピングセンター的な装飾が無いのも
街の景観にあっていて好感が持てます。

ヨーロッパ・ギャラリー

橋の上から、橋の下から

ヴィルヘルム・ハインリヒ橋からアルテ・ブリュッケ橋の間は良い散歩道になっています。
黄色一色となるこの時期は気温が低くなって寒い日が続きますが
ザール川沿いの散歩も楽しく感じられます。
ヴィルヘルム・ハインリヒ橋からアルテ・ブリュッケ橋を望んで

秋の景色

ヴィルヘルム・ハインリヒ橋の上から

秋の景色

下からヴィルヘルム・ハインリヒ橋を見て

秋の景色

下からアルテ・ブリュッケ橋を見て

秋の景色

アルテ・ブリュッケ橋の上から

秋の景色

ベンチに座るとその光がまぶしそうです。

秋の景色

ようやくiPhoneが

携帯電話の話です。
ドイツでもこれまで、アップル社製のスマートフォンiPhoneは発売されていました。
国内で最大のキャリアであるT-Mobileから発売されていましたが、
契約数は国内最大にもかかわらず、その機種を使っている人が少ないのか
街中でiPhoneを見かける回数はかなり少なく
友人の間でも話題に上ったことはほとんどありませんでした。
それほど意識することも無かったと言えるかも知れません。
それが今年2010年10月に状況が変わりました。
これまでT-Mobile独占だったiPhoneが他社VodafoneやO2でも
販売できることになりました。
10月27日から販売開始です。
街中にはそのことに関する看板が目立ち始めました。
現在売られている機種はiPhone 3GS(日本では既に発売されていませんが)と
iPhone 4です。
また隣国オーストリアでも同じような状況でこれまでOrange AustriaとT-Mobileの独占だったものが
2010年11月よりA1やDreiでも販売できるようになったということ。
ドイツではVodafoneやO2が取り扱うようになってようやくiPhoneがメジャーになった気がします。
この2週間、街中で見る回数が増え、私の周りでも何人か購入しました。
それまで無ければ無いで困らないと思っていた私も、
先月末に購入しました。やはり日本語が使えるのは大きいです。
実機を見たり調べたりしましたが他社のスマートフォンは日本語が使えません。
(またO2で販売されているiPhone4はSIMフリーで、T-Mobileの場合は契約2年後に
申し込めばフリーになるということです。)
撮影で他の街に行くときは地図を何枚も印刷して持って行きますが
これは使える地図もあって大変便利でした。
また日本にいる人とのモバイルビデオ通話も問題なくできたので
重宝しそうです。
カメラも無料のアプリだけでも色々遊べて面白いです。
カフェでコーヒーを注文して出てくるまでに遊べました。
画質では一眼カメラとは比較できませんが、
そんなことを意識することなく、これは味として楽しめます。
逆にiPhoneでしか撮れない写真もあるので
撮影の幅や楽しみも拡がるような気がします。
ある意味、撮影の楽しさを教えてくれるカメラかも知れません。

iPhoneより

iPhoneのカメラで撮影、同機種上で編集。

秋の渓谷に行く

友人と撮影に行きました。
ザールブリュッケンから車で約一時間の距離にある小さな渓谷です。
紅葉を期待していたのですが、赤色は数少なく
ほとんどが黄葉でした。
現地に到着したのは午後5時前。
三脚も持たず、カメラ一台に35mm判換算で28-104mmの
ズームレンズを付けて散策しました。
ザールブリュッケンは気温が15度前後でしたが
この渓谷は白い息が見えるほど空気の冷たい場所でした。
2時間ほどいて、すれ違ったのは十数人ほどでしょうか。
すれ違う時、お互い挨拶をします。
それが何故か気持ちよく感じられます。
この場所が気持ちを落ち着かせてくれているためかも知れません。

秋の景色

大きな岩が幾つも転がっています。自然そのもののようです。

秋の景色

その石の間が遊歩道のようになっているところもあります。
日が沈む前なので光の差し込み方も印象的です。

秋の景色

小川の左側には石が転がっています。

秋の景色

秋の景色

近くには19世紀に建てられた碑がありました。
当時も今と変わらない光景だったようですが、
現在は少し公園のように整備されています。
光の弱いところでは少し幻想的な雰囲気があります。

秋の景色

秋の景色

秋の景色

秋の景色

秋の景色

秋の景色

秋の景色

秋の景色

季節がもっと冬に近づけば違った風景になるでしょう。
そのときまたここに来たいという話をしながら、
この場所をあとにしました。

ダンサー

バレエダンサーの撮影に行ってきました。
この日は35mm判換算で70-200mmの望遠ズームレンズを持って行きました。
初めての場所でどこを背景にすればよいか考えながら撮影しました。
CFカードが一杯になって新しいものに交換する間だけが休憩のようになりました。
それ以外、ダンサーの方はずっと動きっぱなしです。
決めのポーズ的に静止することもなく
ひたすら動いています。
ポートレートを撮影するときは呼吸感のようなものがあって
それを意識して撮影することが多いです。
それがお互いのリズムになることがありますが
この日は少し距離もあり、また動きっぱなしなので
その呼吸感をつかむことも作ることも難しかったです。
後半の方になって徐々に掴むことが出来ました。
ダンサーの方はすごい汗をかいています。
しかし気がつけば私も汗をかいています。
それだけ集中していたのでしょうか。
止まった写真ではなく、体の何処かが動いているような写真を意識し、
若干シャッター速度を遅めになるようにしました。
写真は印刷用に作ったものです。
基本はいつもと同じで
カラーで撮影したものを、Lightroomで現像し、
Photoshopでモノクロにしてから微調整し、最後にノイズを載せています。
自分としては反省が多い撮影でしたが、新たなことも見えたので
有意義な時間でした。
お疲れ様でした。
どうもありがとうございました。

ダンサー

万聖節の日の散歩

11月1日は万聖節で、ザールラント州は祝日です。
ドイツは州によって宗教が違っているので
当然祝日も州によって変わってきます。
万聖節の日、カトリックの州は祝日になっています。
久しぶりに青空が覗く晴れの日で
気温も10度を超える過ごしやすい一日になりました。
夕方、日が沈む少し前に散歩に出かけました。

秋の景色

ザール川沿いを少し歩きました。
影が濃く長くなっています。

秋の景色

秋の景色

秋の景色

もう少し日が強ければ「黄金の秋」といった言葉が似合う風景になったかも知れません。
穏やかな気温のもと、のんびりとした時間が進んでいます。
そんな中を散歩をしている人も多かったです。
その後、カフェに行きましたが、
栗を使ったケーキに出会いました。
ドイツでは非常に珍しい栗のケーキです。

秋の景色

冬時間になりましたが、
様々なところで秋が感じられるようになりました。

冬時間に

忙しい日々が続いています。
気がつけばドイツは今日から冬時間になります。
午前3時を2時に針を戻します。
日本との時差は7時間から8時間になります。
冬時間になると、街が一気に暗くなる気がします。
しかし11月の暗い時期を過ぎるともうすぐクリスマス。
ここ最近の気温は一桁台ですが快晴の日はそれでも外にテーブルが並びます。
しかし曇りの日が続いているからか
オープンカフェの椅子なども積まれたままになっていることが多いように感じられます。
一部並べられたテーブルには毛布が置かれています。
こういった光景が見られると言うことは
いよいよ冬が近づいてきたと言うことでしょうか。
こんなところにも季節が感じられます。

秋の景色

秋の景色

秋の景色

秋の景色

秋の景色

カボチャの季節

ハロウィンの時期には街中でカボチャがよく見られます。

秋の景色

特に広場に出る市場などには大きなものが売られています。

秋の景色

秋の景色

秋の景色

秋の景色

ところで食用のカボチャで一般的なものの一つに Hokkaido と呼ばれる栗カボチャがあります。
1878年にアメリカ人によって北海道にもたらされた後、そこで栽培されるようになり、
それが1990年代にヨーロッパにもたらされ、広まったと言うこと。
先日の柿もそうですが、日本語の名前が付いたものはまだまだあるかもしれません。