増水

昨晩、強い雨が降っていましたが、その影響でザール川が増水しています。ニュースによるとドイツ南西部で同じようになっているとのこと。いつも歩いている川沿いの道が冠水しています。

その後、同じ場所を通ると通行止めになっていました。

夏の時期、人がバーベキューなどをしている場所も水に浸かっています。

アウトバーンも冠水し、市内を走るアウトバーンは通行止めになっています。そのため渋滞が出来ています。

水の流れが早いです。

対岸の歩道は完全に浸かっています。

近所に過去の増水の記録があります。

その横に立ちましたが、1993年と1970年のもので自分の身長よりも高くまで水が増えていたのが分かります。

数年前にもザール川が増水し、アウトバーンが冠水して通行止めになりました。水が引いたアウトバーンは泥だらけだった記憶があります。街中に水が流れ込まないよう川の流れも整備されていますが、それを超える増水がまだあるということ。自然の脅威が感じられます。

いつから

これがあるのか、何となく戦前からあったような気もしますが、もしくは戦後すぐか。またこれは今も使われているのか、作られた当時はよく使われていたのか、色々と想像してみるのも面白いです。そういえば以前、ドイツの田舎の大きな畑に潜望鏡のようなものがあったので、もしかするとその下には秘密の基地があるのではと友人と話していたことを思い出しました。またドイツの別の街では、建物と建物の間(おそらく50m以上離れていた)の地面に通気口のようなものがありましたが、それは戦前のものでそれらの建物を地下で繋ぐ通路のものでした。それぞれの建物は独立しているのでまさか地下で繋がっているとは!と驚きました。同様にもしかするとこの下にも何か知らない世界があるのかもしれません。

次の一歩

最近、以前に購入したカメラ雑誌(電子書籍)をもう一度読み直しています。写真について考えながら読んでいると、以前読んだときとは違った発見や面白さがあり、写真の勉強になります。何気ない写真が意味を持っていたり、組み写真で見ると上手くまとめられていたりして、それに気が付くと、自分の今後の写真も変化して行く気がします。そう思うと、去年までの写真や去年一年間の活動がさらに前進するための準備期間のようで、何やら今年は大きく一歩踏み出せそうな気がしています。

コンサートを聴きに

コングレスハレ(という名のホール)に行きました。ザール音大オーケストラ(上岡敏之指揮)でマーラー7番です。彼が指揮を振る音大オーケストラの公演はいつも一杯で、以前、音大ホールの外側にまで人が溢れ、その人たちのためにドアを開けてのコンサートとなったこともありました。今日は音大ホールよりも広い会場ですが、音大関係者だけでなく州政府関係者などもいたようで、ほぼ満員といった状況です。

一回しかない公演で、演奏者の集中力や熱気が観客席にまで伝わってきて、良い意味での緊張感のある公演でした。私にとってはここ最近聴いたコンサートでは最も良かったと言えるかもしれません。最後は多くの観客が立ち上がって拍手をしています。そして指揮者上岡氏、彼の指揮を聴くのは4、5年ぶりですが、指揮台の上で舞って跳ねているようで、そういえば彼がザールラント州立劇場の音楽監督になったときの最初のコンサートの批評で「踊る指揮者」と題されていたことが思い出されました。

今日のコンサートは聴けて良かったコンサートでした。生演奏の緊張感や迫力、息づかいなどがあって久しぶりに興奮したコンサートでした。

パイ

余っていたパイ生地とチョコレートを使ってチョコレートパイを焼きました。チョコレートの量が多すぎたのか、少しはみ出ていますが、それでも美味しく焼き上がりました。