湖の畔で

琵琶湖

湖の畔は思った以上に寒い場所でした。
どんよりとした曇り空のもと、湖から冷たい風が吹いているだけでなく、
静かな、しかし重い波音が、吹き抜ける風と一つになって
体の中を刺すようにして通り過ぎていきます。
寂しそうな風景がなお気温を下げているかも知れません。
周りに水は多いのに、何故か乾燥しているように感じられます。
そこにある親子のような大小の木が印象的でした。
寂しさと同時に小さな小さな温もりのようなものを感じました。