いにしえと現在を結ぶ

久しぶりに出かけました。
大河ドラマの影響か想像した以上の人が訪れています。

安土城

こういった建物が数百年前に建てられたこと、
それが存在していたことは本当に驚きですが
たとえ一部でも復元されたことは嬉しいことです。
復元された一部から全体像を思い浮かべると
かなり巨大な建築だったと分かります。
また当時も今もそこには様々な人の思いがあったと思います。
そういった生きた人を感じながら、こういった建造物を見ると
そこには幾つものドラマがあったように感じられます。

安土城

ただ当時の建物が本当はどういった姿だったかは今でも謎のようですが
それを描いたとされる屏風絵、それは贈り先のローマ教皇庁でも
探されていると言うこと、いつか見つかれば、と思います。
そういえば秀吉時代の大阪城を描いた屏風絵も
オーストリアで見つかりました。屏風絵の内容だけでなく
そこから当時の人や国の繋がりを思い浮かべるのも楽しいことですし
また現在、そういった発見を通して国際交流がなされるのも
素晴らしいことだと思います。
人々や国とを結ぶだけでなく、いにしえと現在を結ぶ
そういった様々な線。一本の線から色々な世界に拡がることも
可能ですし、同時に自分もその線をさらに広げていきたいと
感じた一日でした。

安土城

あと一ヶ月

東京

ソノリウムでのコンサートまで約1ヶ月です。
準備の方は大体進んでいると言ったところでしょうか。
ただ写真はまだ全てを決定していない状態です。
今回のコンサート、主役は当然、歌なので
背景に映す写真は少なめです。
写真が動いているとホールにいる人は
歌を聴くよりも写真を見ることに集中してしまうかも知れません。
ですので、基本は一曲一枚を意識し、
ときには複数枚使うという予定です。
そのそれぞれの曲にあった一枚を選ぶのが難しいです。
歌詞を意識して選んでいきますが、
私としては写真にも一つのテーマを設けて
歌のようなストーリー性を作りたいと考えています。
簡単ではありませんが、こういった作業は楽しく、
そこには色々な世界があります。
そしてそこから様々な可能性が広がっていく気もします。
あと1ヶ月、コンサートに向けて頑張りたいと思います。

ミュンヘン

買い換え

長年愛用していた、ひげ剃りを買い換えました。
これまで刃を何度も替えて使ってきましたが、
使用が難しくなってきました。
強い拘りがあるわけでもないので、同じものを長年使っていましたが
よく見てみると塗装もはがれ、少し可哀想な姿になっています。
当然、観賞用ではなくて一つの道具として使っていたので
塗装のことなど特に意識することもなく
ここまでなっているとは気が付きませんでした。
お疲れ様でした、という気持ちです。

ひげ剃り

そして新しいものを購入するために
お店で幾つも見てみましたが、軽いものが多く驚きでした。
いずれにしても新しいものも長く使っていきたいと思います。

人物撮影

昨年末のことです。
人物撮影のお話しがありました。
撮られる側にとってリラックスできる環境を意識すれば
私の方から現地に赴くのが一番良いと思ったのですが
私は日本への一時帰国直前で忙しく
ザールブリュッケンへと来ていただくことになりました。
往復10時間近くかかる距離です。長距離の移動があれば疲れもありますし、
何より訪れたことのない場所では目に見えない不安もあるかもしれません。
そして今回の撮影は初対面の人です。
お互い緊張があります。
予めメールでテーマ的なものなどを話してはいましたが
まず昼食で少し話をしてお互い相手の雰囲気などが
分かってから撮影を始めました。
場所は一カ所で、その建物内で数カ所考えていました。
そしてレンズは35mm判換算で70-200mmと、同50mmの2本です。
カメラは一眼レフとミラーレスタイプの一眼カメラの2台を持って行きました。
というのは、人によってはファインダーを覗いて撮影されるのは緊張して、
逆にコンパクトカメラのようにモニタを見ながら撮影できる
ミラーレスの方が落ち着くと言う人もいます。
その逆にコンパクト的なものでは気分が乗らないし、
シャッター音のリズムがある一眼レフの方が良いという人もいます。
今回は最初一眼レフで主に撮っていましたが
途中からミラーレス一本に変えました。
そちらの方が表情も良く思えました。
また最初はリモートフラッシュとレフ板を使って撮影していましたが
途中からは窓から入る自然光だけにしました。
ちょうど外は雪が積もっていたので良い明るさがありました。
モニタを見ながらの撮影、自然光と、より自然な雰囲気で
撮影が出来たと思います。
外から入る光と2人の存在感、目線を意識しました。

人物撮影

撮影したものは数十枚撮影する毎に、カメラのモニタで確認していただき
それから場所を少し変えたり衣装を替えていただきました。
結果、衣装も3度着替えていただき、撮影は順調に進んでいきました。
その後、僅かな時間でしたが場所を移して撮影を続けました。
撮影では、記念写真にならないように意識しましたが、
ときにはそういった写真も入れ、楽しい雰囲気で撮影できたと思います。

人物撮影

振り返ってみれば色々と反省する点もありましたが、
次に繋がる撮影になったと思います。
何より楽しい雰囲気で撮影できたのは良かったです。
寒い中、遠くまでお疲れ様でした。
どうもありがとうございました。

菜の花畑を背にして

前回の続きです。
人物を入れたかった写真ですが、前回のは風景を意識して横構図にしました。
しかし人物の方により物語性を求めるなら
個人的には縦構図の方が好みです。
同じ風景を撮っても人それぞれ何を撮りたいか、何を表したいか
違っていると思うので、そういった点も写真の面白いところだと思います。
そこに二人だけの時間が流れているように感じられました。

琵琶湖

冬山を背に

外出した先で立ち寄りました。
撮影時間は僅か10数分ほどの滞在でした。
この日の天候は曇り。空は分厚い雲で覆われていましたが
訪れたときはちょうど雲の切れ目で明るい光がありました。

琵琶湖

ちょうど右から走ってきた自転車がこの場所で止まりました。
この一枚、ウェブ用では問題ないですが、
例えば出力して額に入れることを意識すると
少し窮屈な構図かも知れません。

琵琶湖

冬山を背にして早咲きの菜の花が咲いています。
観光写真的にはもっと菜の花を見上げるようにして、
そして土手を写さず、菜の花畑のすぐ向こうに
雪山がある構図をよく目にします。
しかしこの日、手前にある菜の花は、奥の方ほど咲いていなくて
見上げるのは難しいものがあり、
何より奥の土手を歩く人物を入れたかったので
この角度で撮影しました。

琵琶湖

現在、菜の花は3割ほど咲いていて見頃は1月下旬から2月下旬と言うことなので
その時期にもう一度訪れようと思います。

気が付けば

琵琶湖

気が付けば既に一月も半分を過ぎようとしています。
2010年の年末、日本に到着してから色々とあって忙しく、
そのまま日付だけが2011年になり、
そして今に至るという印象です。
2010年は私にとって世界が広くなった一年でした。
今年も更に頑張っていきたいと思います。

移動日

全てiPhoneで撮影。
滋賀県内を走る新幹線の窓から撮影。

iPhoneより

こちらも滋賀県内を走る新幹線の窓から撮影。奥に見えるのは伊吹山。

iPhoneより

成田エクスプレスの車窓から。カメラを少し傾けて。

iPhoneより

成田エクスプレスの車窓から。飛行機が見えます。

iPhoneより

成田空港のロビーから。

iPhoneより

表参道にて

日本に一時帰国しているザールブリュッケンの友人たちと表参道で会いました。
ビルの窓や看板に光が当たって明るかったので、
大きな灯籠のシルエットを意識したのですが
通行人が多く、ゆっくりと撮影するのは難しかったです。

表参道

友人が少し遅れてくると言うことで、地下鉄入り口で待っている間に
そこで撮影していました。
ビルに反射する強い光が良い光景を作っています。

表参道

モノクロでも印象的なものになります。

表参道

その後、友人たちと近くのカフェを訪れました。
窓際のテーブルは外の光が眩しかったので
ブラインドを降ろしてもらいました。
その中にも強く、しかし柔らかい光がありました。

表参道

ケーキも美味しく、会話が弾みます。
すぐ横に結婚式場があって、
カフェの周りが式のコースに入っているのか
タキシード姿の新郎とウエディングドレスを着た新婦が
横を歩いていきました。出席者(と思われる人々)だけでなく
カフェに座る人や通行人もその様子を見守っています。

表参道

その後、その近くにある魚を中心に出す居酒屋に行きました。
個室でスポットライトが当たっています。

表参道

普段、ザールブリュッケンで会っている友人と別の街で会うのは
何処か新鮮で、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
お店を出たあと、外でドイツにいる友人とiPhoneでテレビ電話をしましたが
画像が乱れることもなく、画質も音質も非常に良く
全く問題なく会話できるのは驚きでした。
日本とドイツの距離が更に近くなったような気がします。

久しぶりのお正月

十数年ぶりに日本で新年を迎えました。
喪中なのでお詣りはしていませんが、用事があって家族で出かけました。
梅の花が咲く頃になると、より情緒ある風景になると思います。

新年

それにしてもこの光景には驚きました。
街中では何度も同じような光景を目にしましたが
家でコタツに入って、みんなで楽しむのは
盛り上がって楽しい時間でした。
こういった正月の過ごし方も楽しいものだと思います。

新年

お正月は快晴で過ごしやすい一日でした。
雲があって空がより高く感じられます。

新年

縁日を楽しむことが出来ました。
私の地元ではお正月にこういったものはなかったので
新鮮でした。

新年

光も印象的です。

新年

少しシャッター速度を遅くしました。
お詣りする人々の流れとじっと動かない警備員を撮ろうと意識しました。
三脚もないのでこれ以上遅いシャッター速度は難しかったのですが
いずれにしても私の目の前も人が通り、人が途切れたその合間に撮影したので
この速度が適当だったと思います。

新年

小さなお堂の中に注ぎ込む光も印象的なものでした。

新年

空を見上げると、青い空に何処か竜を想像させるような
白い飛行機雲が延びています。

新年

ドイツの新年は日付が変わる瞬間に花火が幾つも上がり盛り上がりますが、
1月1日は普通の休日と同じようなもので特に何かがあるわけではありません。
2日からは平常日になります。
やはり日本の正月には独特の雰囲気があります。
街中に鮮やかな色遣いが見られ、おめでたい雰囲気があります。
新たな一年がスタートするといった印象です。
そしてお節料理やお雑煮など
久しぶりに日本のお正月を味わうことが出来ました。
2011年もよろしくお願いいたします。