東京での撮影

ソノリウムでのコンサートの翌日、雨の中、撮影に出かけました。
撮影といってもスナップのようなものでしたが
カメラ一台に35mm判換算で28-108mmのレンズ一本を付けて出かけました。

先日の記事と同じ日で、向こうはiPhoneで撮影・編集した写真を載せていますが
こちらは一眼で撮ったものです。
同じ場所で同じように撮っているのでよく似たものがあります。
夜、ホテルの部屋から撮影しました。

ホテルにて

傘を差して歩く人を撮りたかったのですが
もう少しシャッター速度を遅くしてぶれても良かったかもしれません。
傘の左上方向にある飾りや橋の欄干の曲線を描いた装飾が
まるで筆記体の文字のようで傘のシルエットとともに
何処か素敵な雰囲気に感じられます。
雨が降って彩度の低い空間の中にあるピンク色の傘に惹かれました。

雨の街

先日の記事にも書きましたが河津桜です。
この時期に桜が見られて良かったです。
レンズに着いた水滴がそのまま写ってしまいました。

桜の樹

横を電車が走っていたので流し撮りをしました。
それにしても何本も電車が走っているので設定を変えて
何度も試しながら撮影できるのは良い環境だと思いました。

電車

傘の色と地面の反射を意識してコントラストを強めにして撮影しました。

雨の街

「通り過ぎるはしゃぐ女性たちと雨に濡れた自転車」です。
冷たい雨に濡れている自転車を見つけたので
どうにか写真に撮りたいと思いました。
向こうに向かって歩いていく女性たちと、こちらを向いた自転車の列で
すれ違う時の流れを意識しました。
そして方や赤色系の服で賑やかで、方や寂しく濡れています。
そういった対比を意識しましたが、
寂しそうに濡れた自転車を目にすると
思わず自転車に傘を差し向けたくなりました。

雨の街

信号待ちで。
走っている車と止まっている人たち。
一方は立ち止まり、もう一方は通り過ぎているので
交差はしませんが、
そこにある二つの異なった時間の流れを意識しました。

雨の街

夜、ホテルの窓から夜景を撮りました。
私の部屋は27階で、ラファエル君は38階でした。
彼の部屋から二人で夜景を撮りましたが、
彼は何度も東京は広い、東京は広いと呟いていたのが
印象に残っています。
この写真は私の部屋から撮ったものです。

ホテルの窓から

都会でのスナップは様々に感じるものがあって
非常に楽しいものがありました。
雨が降っていたのも良かったと思います。
こういった撮影は一期一会的なものが多いですが
そのとき、その場でしか撮れないような写真を撮れたと思います。
撮影は本当に楽しいです。