北奥先生、ザールブリュッケンへ

昨年の

フォトパス感謝祭で知り合った

写真家・北奥耕一郎先生が奥様とご一緒にザールブリュッケンに来られました。
先生にお会いしたのは先月上旬に京都を案内していただいた時以来です。
その際は私の希望で神護寺と高山寺を案内していただきました。
その時の写真はまたブログに載せたいと思います。
今回、先生はレンタカーを借りられ、ドイツ各地を回っておられます。
ザールブリュッケンはその最後の方の訪問地で
この日の午後にザールブリュッケンに到着されました。
まずホテルにチェックインされてから市内を案内させていただきました。
ここ最近、天候が安定しておらず暑くなったと思えば寒くなったりしています。
天気予報も毎日、晴れと雨マークが一緒に出ていますが
雨が降らなかったりしています。
この日も同じような予報でしたが、市内を回っている最中に
大粒の雨が降り出しました。せっかくここまで来ていただいので
青空の下にある街並みを案内出来れば良かったのですが
残念ながら雨が降ってきました。
しかし今思えば、歩くのは大変ですが濡れた石畳の街も
街の雰囲気を感じていただくには良かったかもしれません。
また教会ではパイプオルガンの音を聴くことが出来、
市庁舎の鐘も偶然に聴くことが出来ました。
そういった良いこともありました。
その後、デパートに寄ったあと、ドイツレストランへと向かいました。
ちょうど今の季節は白アスパラの料理があります。
そしてここには何種類もの地ビールがあります。
何を食べたかメモ的に撮っただけなので、美味しそうに見えないです。
季節限定の料理、白アスパラとシュニッツェル(ヒレカツのようなもの)です。
まるで固まったソースを狙って撮った写真のようになりました。
しかし味は美味しいものでした。

ホワイトアスパラ料理

食事の時間は非常に楽しく、あっという間に時間が経ったという印象があります。
その後、我が家の方へ立ち寄っていただきました。
その間も、写真の話、カメラの話、人生のことなど色々とお話しすることが出来、
楽しいだけでなく、非常に充実した時間でした。
現在多くの教室を持っておられ、受講生も多く人気のある先生です。
やはり写真に対する情熱や説得力など、先生からは強く感じることが出来ます。
先生と知り合ってまだ期間は短く、実際にお会いしたのも僅かですが、
それでも多くのことを私も学べたと思います。
大先輩の写真家である北奥先生からは今後も色々と学ばせていただきたいと思います。
写真の奥深さ、難しさ、楽しさなど色々なことを感じた時間でした。
本当にどうもありがとうございました。

撮影

撮影

人物の撮影です。
ドイツの別の街から片道約5時間という時間をかけてザールブリュッケンに
お越しいただきました。
屋内は我が家で、屋外では数ヶ所場所を変えて撮影しました。
用意していただいた衣装も全部で6種類。
前半は気温が26度まで上がり暑く、日差しが強い中での撮影だったので
一部はフラッシュを使って撮影しました。
後半は逆に今にも雨が降りそうな曇った中での撮影でした。
半日、僅か数時間の間にも天候が大きく変わります。
屋外での撮影は天候によって光が変わるだけでなく、風向きも変化します。
そういった中での撮影は難しさもありましたが
色々と変化をつけて撮影することができました。
昼食は友人に連れて行ってもらいました(感謝!)。のどかな場所です。

撮影

撮影は僅かな時間でしたが、それでも満足行く撮影が出来ました。
その人を前にして、ただ単純にシャッターを切るということではなく、
その人らしいものを撮影できたと思います。
お疲れ様でした。同時にどうもありがとうございました。

チャリティーポストカード

ポストカード

東日本大震災の復興支援に対して私も何か出来ないか考え、
チャリティーポストカードを作りました。
それをザールルイ市で行われたチャリティーコンサートと
ザール音楽大学のチャリティーコンサートで1枚1ユーロで販売して頂きました。
ただ私はその場に立ち会うことが出来ず、
色々な方々に協力していただきました。
収益をそのまま義援金として送らせていただきたいと思います。
ご協力くださった皆様、どうもありがとうございました。
またコンサート会場ではこのポストカードを購入していただいた上で
その場で応援メッセージを書いていただいたということ。
ドイツ語のメッセージは有志の方によって日本語の訳をつけて
日本の方に送られると言うことです。
私自身は小さなことしかできませんが、それでも出来ることを
今後もやっていきたいと思います。
ザールブリュッケンのチャリティーコンサートの模様は

こちらです。

リューデスハイムへ 3

前回の記事の続きです。
ロープウェイに乗ってニーダーヴァルト記念碑からリューデスハイムの街に戻りました。
街中では眩しい石畳が待っていました。

リューデスハイム

夕刻時、カフェで休憩することに。
この日もいつもながら全員がカメラを持っています。
そしてお互い撮り合っています。
私はこの日、カメラ一台に35mm版換算で28-108mmの標準ズームレンズを中心に用い、
同22-44mmの広角ズームレンズ、同100mmの単焦点レンズを持って行きました。
友人のカメラ。格好いいです。
彼はこのカメラと単焦点レンズを付けた一眼レフの2台で撮影していました。

カメラ

その後、車で移動しました。
リューデスハイムの近くにある丘の上にお城があります。
斜面に面した側にはブドウ畑が広がっています。
その向こうには集落や僅かですがライン川が見えます。
ここはそれほど高くない場所なのかも知れません。

リューデスハイム

そのお城の中に教会があるのが見えました。
開いているかどうかも分からずそちらに向かうと、入り口ドアが開いていました。
中に入るとパイプオルガンの音が静けさの中に響いています。
しかしそれは録音された音が流れているようでした。

リューデスハイム

私たち以外、他には誰もいなくて静かな空間です。
パイプオルガンの音が鳴っていても礼拝堂の中は静かで
カメラのシャッター音も反響していました。

リューデスハイム

シンプルな礼拝堂でしたが、高い天井が印象的です。
内陣横からは夕陽が差し込んできているのが見えました。
こういう光はすごく好きです。

リューデスハイム

礼拝堂の中は外よりも数度気温が低いと思われます。
石の空間は冷たく感じられますが、
マリア像やそのそばにある明かりの点いたロウソクを見ると
どこか温かいものが感じられます。

リューデスハイム

その後、教会をあとにして、友人の運転する車でザールブリュッケンに戻りました。
帰りはフェリーを使わずアウトバーンを回って帰ります。
それほど時間もかからず家に戻ってきました。
今回も色々とお世話になった友人たちには感謝!です。
春らしい風景を楽しむことが出来、有意義な時間でした。
リューデスハイムへの日記はこれで終わりです。

リューデスハイムへ 2

前回の記事の続きです。
ブドウを使った美味しい郷土料理をいただいたあと
ニーダーヴァルト記念碑の方へ向かうことにしました。
ここへはロープウェイで登ります。
最初は勢いよく地面のそばを通ります。

ニーダーヴァルト記念碑

ロープウェイは2人乗りの小さなもので
風が気持ちよいです。

ニーダーヴァルト記念碑

下の畑に、今はタンポポが咲いています。
緑と黄色の地面からは春らしいものが感じられます。

ニーダーヴァルト記念碑

リューデスハイムの街の方を振り返ると小さな街の全景を見ることが出来ます。

ニーダーヴァルト記念碑

僅か5分ほどで到着です。
駅から少し歩くと新古典主義の建物がありました。
そこからはリューデスハイムの街や、ライン川のある風景を望むことが出来ます。

ニーダーヴァルト記念碑

ニーダーヴァルト記念碑の下は展望台のように開けた場所になっています。
リューデスハイムの街へ着く前にライン川をフェリーで渡りましたが
その時、下から見て感じた雰囲気とは少し違っていました。

ニーダーヴァルト記念碑

その展望台から見る風景。空の青色を映すライン川、そして街が見えます。
空が非常に大きいです。時折吹きぬける風が心地よく感じられる場所でした。

ニーダーヴァルト記念碑

ニーダーヴァルト記念碑の高さは38メートル。
ドイツ統一に対する記念碑です。
ドイツにはこれ以外にもドイツ統一の記念碑があります。
下に小さく人が写っています。それと比較すると大きさが分かりますが
これだけ大きなものを建てたと言うことは、
それだけドイツ統一が大きな出来事だったことが分かります。

ニーダーヴァルト記念碑

そのそばにチューリップが咲いていました。
太陽の光を通すような色が印象的です。

ニーダーヴァルト記念碑

次の記事に続きます。

リューデスハイムへ

友人たちと一緒にリューデスハイムへ行きました。
ザールブリュッケンからは車で2時間もかからない距離にあります。
思った以上に近い場所でした(連れて行ってくれた友人に感謝!)。
ライン川に到着しました。
正面の丘の上には1870/71年の普仏戦争後のドイツ帝国成立(1871年)を記念して作られた
ニーダーヴァルト記念碑が見えます。
川沿いを走る電車がのどかな風景に彩りを添えています。
この日は「雲一つ無い快晴」という予報だったので
遠出したのですが、現地に着くと曇っていました。

ライン川

フェリーで対岸に渡ります。
その直ぐそばにリューデスハイムの街があります。

ライン川

車を止めて街に向かって歩きました。
街の奥にはワイン用のブドウ畑が見えます。
ワインの街としても有名です。

リューデスハイム

リューデスハイム。正式にはリューデスハイム・アム・ラインで
ライン川のそばのリューデスハイムという意味です。
別にリューデスハイムという街があるので
それぞれそういった風に名前がつけられています。
しかし一般的にリューデスハイムといえば、
ライン川のそばのリューデスハイムが有名で、
ユネスコの世界遺産にも登録されています。
その中で最も有名な場所は「つぐみ横町」。
細く長い通りです。

リューデスハイム

この街は日本人にも知られた場所で
街中でも色々と日本語を目にする機会がありました。
この日は時季外れだったのか、2グループ見ただけです。
観光地としては少ない方だと思います。
石畳の道ばたに咲くタンポポがのどかさを演出しています。

リューデスハイム

いつしか空を覆う雲も消え、青空が広がっています。
少し暑いほどです。

リューデスハイム

次の記事へ続きます。

公園へ

家から歩いて5分から10分ほどの距離にある公園に行きました。
日陰の優しい緑が印象的です。
少し黄色が飽和するくらいを意識して撮影しました。

公園

風があって垂れ下がった葉が揺れています。
夏の時期は花壇に色とりどりの花が植えられ、
華やかな世界になりますが、少し時期が早かったようです。

公園

夕刻時だったので日陰の場所は薄暗く、
その中にも存在感ある花がありました。

公園

ベンチはひっそりとしています。
そこはしばらく誰も座っていなかったのか黄色い花粉が積もっていました。

公園

夕方のカフェ

夕方、近所のカフェを訪れました。
風が吹けば涼しく感じられるほどに、少し気温の高い一日でした。
多重露光で撮影。2コマです。
ここにも写真の面白さ、奥深さがあると思います。

カフェ

隣のテーブルでは白ワインを飲んでいるようでした。
ワイングラスが夕陽を受けて輝いています。

カフェ

ここのカフェは騒がしくなく、静かでのんびりとした雰囲気があり
本を読んでいる人、新聞を読んでいる人などをよく見かけます。
書き物をしている人もいて、オープンカフェながら
独特の雰囲気があります。

カフェ

栗の木

真っ青な空の元、栗の木の存在感が強くなってきました。

栗の木

綺麗な白い花ですが、これによってドイツでは花粉症に悩まされる人が多いと言うことです。
見方によっては深海にいる生き物のようにも見えました。

栗の木

日の丸

昨日11日、ザール川にかかるアルテ・ブリュッケ橋を渡っていると
停泊している船に日の丸が見えました。
この船は普段からここに泊まっていますが
日の丸を見たのは初めてです。

ザール川

川岸の方へ行ってみました。

ザール川

もしかすると東日本大震災発生から1ヶ月なので
その追悼の意味があるのかも知れません。
改めて被災された方々にお悔やみ申し上げると共に
一日でも早い復興をお祈り申し上げます。