京都、嵯峨野を散策

京都、嵯峨野

先日、何気に手にした月刊誌「茶の間」の表紙をめくると
その表紙の裏のページに一枚の写真がありました。
写真家・北奥耕一郎先生によるもので
嵯峨野での一枚でした。
心和むその一枚を目にして、同じ場所を訪れてみたくなりました。
嵯峨野方面を訪れるのは何年ぶりか直ぐには思い出せないほどですが
楽しみにして現地を訪れました。
この日はカメラ一台に35mm判換算で50mmの単焦点レンズと
同じく70-200mmの望遠レンズを持って行きました。
レンズを二本持って行きましたが、何度も取り替えて使うのではなく
前半は標準単焦点を使用し、後半は望遠ズームという使い方にしました。
どちらも制限があります。単焦点はズームがないので
自分の足で動いて構図を決めなければなりませんが、
標準50mmなので、見たままと同じように撮ることが出来ます。
逆に望遠ズームレンズは、ズームを使えるので
自分が前後に動く必要はありませんが、
望遠なので広角的な広い風景を撮ることが出来ません。
その制限の中での撮影は、例えば単焦点のときに望遠を使いたかったり
望遠を使っているときに広い風景を撮りたくなるなど、
そのままでは撮れない風景がたくさん出てきますが
言い換えればそのレンズでしか撮れない風景が見えてきます。
面白いことに、望遠レンズを使っているときは
自分の視点も絶えず望遠を意識しています。
そういった形でレンズを使用していくと
写真を撮るときに様々な視点があることに気が付き、
視野が拡がる気がします。
この記事では、時系列ではなくて
写真はバラバラに載せていきたいと思います。
キラキラと眩しい光の中を進む小舟。
この日の午前中は空気が冷たく感じられましたが
午後からは快晴になり少し暑く感じることもありました。

京都、嵯峨野

にこやかに石像さんも微笑みます。

京都、嵯峨野

嵯峨野といえば竹林です。
そこに良い光が当たっていました。
この日は様々な光に恵まれたと思います。

京都、嵯峨野

こういった雰囲気のお寺は好きです。
他に人がいなくて、ひっそりとしていましたが
どこか落ち着くものがありました。

京都、嵯峨野

店先にあったスポットライトのような光。

京都、嵯峨野

ひなたぼっこは気持ち良いなぁ

京都、嵯峨野

その光が春の暖かい温もりを感じさせます。

京都、嵯峨野

柔らかく暖かい光を受けて
二人だけの時間がそこには流れているようです。

京都、嵯峨野

多くの石像が並んでいます。

京都、嵯峨野

竹林にある僅かな光。
なぜか懐かしいものを感じました。

京都、嵯峨野

多くの人で賑わう竹林。
木漏れ日を受けて歩く二人の歩調が重なっていました。

京都、嵯峨野

見ていると心が和みます。
時が過ぎるのを忘れるほどです。

京都、嵯峨野

腰掛けて時間の進み方を感じるのも一つの楽しみかも知れません。

京都、嵯峨野

川には光が集まっていました。
そんな中でホワイトバランスや絞りを変えながらの撮影は
色々な効果を試すことが出来て楽しいものがあります。

京都、嵯峨野

ここには本当に様々な仕草や表情の石像があります。
それらを見ていると本当に心和みますが
惹かれるのは笑顔です。
多くの人の中にあって人を惹きつけるのは笑顔かもしれないと
改めて感じました。

京都、嵯峨野

窓から突然差し込んできた光。
館内で近くにいた人が感嘆の声を上げていました。
そして同じように撮影していました。
このような光を目にすると思わず撮影したくなります。

京都、嵯峨野

もはや石像とは思えないような愛おしさが感じられます。
優しさを感じる一日でした。

京都、嵯峨野

嵯峨野方面の散策は懐かしいところがあったり、新たな発見があったりして
思った以上に楽しいものでした。
カメラを持って歩くときは大抵、万歩計を持っていますが
今日は久しぶりに3万歩、歩いていました。
この日は記事に載せている石像に癒されました。
これらを目にしたおかげで、この日一日幸せな気持ちを感じていました。
そして優しい光にも恵まれて本当に良かったです。
雑誌の一枚の写真から思い立った旅ですが
楽しい時間を過ごすことが出来ました。