フランスの古城へ」の続きです。
このお城ではフランスの写真家ロベール・ドアノー(Robert Doisneau、1912年-1994年)の
写真展が開催されていました。
前回の記事からもわかるように周りには何もないような
本当にのんびりとした場所です。
このお城に到着するまで、すれ違う車も人もなく、
それほど期待せずお城を訪れたのですが
急な坂道を登ったところにある駐車場を見て驚きました。
そこには何十台どころかそれ以上の車が止まっています。
二つある駐車場では収まりきらず、路肩の縦列駐車が数百メートル続いています。
大型観光バスもあって、そこには多くの人がいました。
間違いなくモンデレンの人口以上でしょう。
お城の入り口まで登ると、そこにも長蛇の列が出来ており
どうやら入場制限されているようでした。
約40分ほど入り口前で待ちましたが、ここまで人が多いのは驚きです。
それだけドアノーが国民的写真家ということでしょうか。
またそれだけ写真に興味がある人が多いのかもしれません。
そういえば待っている最中に雨が降ってきましたが
傘や雨具などを持っていない人にはお城のスタッフが
ポンチョを配っていました。そういったサービスにも驚きです。
城内中庭の壁にも大きな作品がありました。
よく見てみるとお城に揚がっている旗にもドアノーの作品が使われています。
お城全体がドアノーの写真展会場になっています。
この写真展が開催されていることは知っていましたが
その時はフランスのどこかの田舎、
電車では行けないような場所での開催としか知りませんでした。
しかし色々調べてみると、この写真展が開催されているマルブルック城は
ザールラント州の隣、フランス・ロレーヌ地方だと分かりました。
しかもザールブリュッケンからそれほど遠くありません。
車では約45分ほどの距離だったので友人にお願いして
連れて行ってもらいました。
内部の写真は後日に続きます。