撮影のためにカラーのネガフィルムを買いに行きました。
今年の春頃までは市内中心部の数カ所でフィルムが売られていました。
徒歩圏内で行けるところでは、カメラ屋(専門店)以外に
ドラッグストア2社、デパート2社、大型家電量販店です。
しかし大型家電量販店はフィルム関連商品を置かなくなり、
デパート2社はカメラ関連そのものを取り扱わなくなりました。
ドラッグストア2社の売り出しているフィルムは一方がアメリカ製、
他方が日本製です。おそらく前者がコダックで後者がフジのようです。
それぞれドラッグストアの独自ブランドで販売されていますが
一本あたり200円ほどで非常に安いです。3本セットでは500円ほど。
ISO200と400を扱っています。日常で撮影するにはこのフィルムで十分かもしれません。
しかし今年、そのドラッグストアの独自ブランドもフィルム関連を縮小して
その独自ブランドのフィルムを製造・販売しなくなりました。
現在はアグファのフィルムを扱っているだけです。
そちらは日本と同じく一本あたり500円から1000円といった感じでしょうか。
現像に関してはスピード現像出来るお店は専門店だけですが
どのフィルムを出しても同じような仕上がりになっています。
ですので現像だけお願いして、フィルムスキャナーで自分で画像を取り込んでいます。
現在フィルム一本あたりにかかる費用ですが、
フィルム1本、現像、CD、プリントの場合、2500円から3000円ほどでしょうか。
写真一枚あたりの値段を考えるとデジカメのように手軽に撮れるというわけではありません。
その分、一枚一枚を大切に、一写入魂といった感じで撮影します。
言い換えればそれだけその一枚には強い気持ちが込められていると言えるかもしれません。
フィルムを扱う会社が少なくなってきているのは時代の流れで仕方がないと思いますが
逆に写真を撮るときの大切さをフィルムは教えてくれるような気がします。
そこにフィルム写真の面白さがあるかもしれません。