テストをかねて気分を変えながらの撮影です。








テストをかねて気分を変えながらの撮影です。








青空と柔らかい光が綺麗であまり冬らしくありません。
青空に浮かぶ白い雲が繊細さと柔らかさを演出しているようです。

友人とカフェに行きました。水辺の近くにあるオープンテラスが気持ち良いので
夏の間は何度か訪れますが、冬はほんとど訪れたことがありません。
店内は予約しているテーブルがあったものの、少し空いています。

カプチーノとケーキを注文。

テーブルに運ぶ際に落とさないようフォークが刺さっています。

友人が新たに購入したオールドレンズを試させてもらいました。
このレンズ、非常に良いです。
絞り開放ではオールドレンズらしい繊細さや柔らかさがそれほどありませんが
現在のレンズに通ずる芯の太さや安定感が見られます。
オールドレンズは個体差もあり、数値的な性能だけでは語れない点も多く
それが奥の深さに繋がっていると思いますが
時々素晴らしく感じられるレンズに出会うことがあります。
作った職人の気持ちや、それを大切に使っていた人の気持ち、
言い換えれば人の心が宿っていると感じられるレンズを使うと
どこか写真も違ってくるように感じられることがあります。
実際は気のせいだと思いますが、
少なくとも撮るときの気持ちが違ってくるのは確かだと思います。
そんな話で盛り上がった午後のカフェです。



昨日に続いて、ミュンヘンから来られた方の撮影です。
昨日は気温が10度を超えていましたが
今日はそこまで暖かくありません。
しかし綺麗な青空が広がっているからか
それが寒さを忘れさせてくれる気がします。

撮影は無事終わりました。お疲れ様です。
今回の撮影では芸術や表現に関することなど色々な話が出来たのが良かったです。
ありがとうございました。
午後8時前のザールブリュッケン中央駅。

その後、クリスマスマルクトを覗きながら帰りました。
クリスマスマルクトは午後8時半まで開催されていますが
天候や人の多さによって、その時間は多少前後します。
今日はそこまで寒くないので
もう少し長く開いていそうです。

今日はミュンヘンから来られた方の撮影です。
撮影のためだけにミュンヘンから来られました。
私は以前、2007年までミュンヘンに住んでいたので懐かしく感じられます。
ただ色々と変化しているようで、既に私の知っている街ではないようです。
街という器は変わりませんが、その器の中にいる人々が変化している感じでしょうか。
撮影後、ザールブリュッケンの友人たちと一緒にレストランに行きました。
地元の人しかいないようなお店です。
話し込んでいる人たちもいれば、
テレビでサッカーを観戦している人たちもいます。
隣のテーブルではトランプをしていました。
地元の人が集まっている雰囲気は、時間の流れも違うように感じられます。



撮影の方は明日も続きます。
お疲れ様でした。
突然、10度を超えるような気候になり、冬らしさがなくなっています。
夕方、友人と少し出かけました。
どこか近郊のクリスマスマルクトを訪れることに。
アウトバーンを少し走って、県道のような道を走っていきます。

午後5時過ぎですが、既に真っ暗です。
街灯はありません。

まずキルケルという小さな街に向かいました。
人口は1万人を超えていますが、印象としては村や集落といった感じでしょうか。
大きくない街なのでクリスマスマルクトにはそれほど期待していませんでしたが
街の中心には誰も人がいなくて、クリスマスマルクトはやっていませんでした。
続いて近くの街、ブリースカステル(人口約2万人)に向かいました。
都市ではありませんが、この辺りでは大きめの街で
歴史を感じられる立派な建物が幾つか建っています。

しかし、クリスマスマルクトの小屋は建っているものの開いていません。
調べてみると、ブリースカステルのクリスマスマルクトは先週末だけの開催だったようです。

キルケルは集落なので、クリスマスマルクトがないにしても
ブリースカステルにないのは驚きでした。
そのまま近くのザンクト・インクベルト(人口約3万6千人)に向かうことに。
こちらはブリースカステルよりも大きな街です。
しかししかし、ここでもクリスマスマルクトがありません。
ドイツではどの街にもクリスマスマルクトがあると思っていたので
まさか、といった感じで驚きでした。
調べてみると、これらの街でも開催されてはいますが
数日間の期間限定開催のようです。
家に帰ってから調べてみるとザールラント州でクリスマスマルクトは
約70ヵ所で開催されていますが一日や数日間だけのところがほとんどのようです。
ザールブリュッケンのようにクリスマス期間の最初から最後まで
開催しているクリスマスマルクトはザールラント州には数少ないようです。
ザールブリュッケンに戻って、ザールブリュッケンのクリスマスマルクトを訪れました。
普段見ている光景にもかかわらず、クリスマスマルクトの存在が非常に暖かいものに感じられました。

いつも行く屋台でグリューヴァインを注文しました。

ちょうど「空飛ぶサンタクロース」のイベントが始まりました。
真上にサンタクロースの乗ったそりが見えます。
サンタクロースと天使の姿は真下からだと見えません。

そりを引くトナカイ。先頭がこのイベントの主役である赤い鼻のルドルフです。

幾つかの屋台を回ってクリスマスマルクトを楽しみましたが
クリスマスマルクトはドイツの大小様々な街でクリスマス期間中、
ずっと開催されていると思っていただけに、今回、あると思っていた街で
なかったのは非常に非常に驚きでした。
常識だと思っていたことが、実はそうではなくてそれが特別だと分かると
色々な有り難みが感じられました。そんなことを話しながら
友人とクリスマスマルクトを回りました。
外の空気は冷たそうです。

今日は一日中、お菓子を焼いていました。

部屋だけでなく、廊下や階段にも甘い香りが漂っています。
カメラの話です。
先日、オリンパス、OM-D E-M5 Mark IIのシャッターストロークが
これまでの同社のカメラに比べて深く感じたと書きました。
しっかりと構えてシャッターを切るという基本を思い出して撮っていますが
時々押し込むように撮ってしまっているからか、ぶれた写真が多くなりました。
今日もクリスマスマルクトを訪れています。



クリスマスマルクトには幾つものグリューヴァイン(香料入りのホットワイン)の
屋台が出ていますが、お店によって味が違っています。
柑橘系がきついところ、ワインの味が薄いところ、苦みのあるところなど。
個人的にはこの屋台のものが一番美味しく感じられるのでここでよく買います。

空気が冷たい寒い外で温かいものを飲むと美味しさが増すように感じられますね。
納品したデータはナチュラルな仕上がりですが
それに最近作っているAdobe Lightroomのプリセットを当ててみました。
このときは2人を撮影しましたが、一人を撮影している間に
もう一人はスタイリストさんにヘアメイクしてもらうといった感じで
交代で進んでいきました。スタイリストさんたちもお疲れ様です。
この写真を見たときにこれはモノクロが良いと思いました。
眼力が物語性を生み出している気がします。
ドレスの装飾の裾を別の方に持ち上げてもらっています。

別のドレスですが、この仕上がりでは落ち着いた雰囲気を意識しました。

扇風機を使っています。

床を背景にして。
屋内で靴を脱いで上がる空間です。

数時間の撮影でしたがお疲れ様でした。
人物だけでなく、その空間を意識した撮影は面白いです。
スペースや明るさ的に制限される撮り方の時もありますが
逆にそれを活かした撮影が可能になることもあります。
そんなときほど色々なアイデアが浮かんでくることが多いように思います。
先日に続いて、ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団ザールブリュッケン・カイザースラウテルンのサイトからです。
撮影したオーボエ奏者の写真が使われていますが
写真の下にある撮影者の私の名前がEijiではなくIjiになっています。
こういったことはよくあります。

Eijiという名前や綴りはドイツでは珍しいかもしれません。
ドイツ語読みするならば「アイイ」となります。
ちなみにIjiの方は「イイ」となります。
Eijiで間違われたのは今回が初めてではなく、過去にはEljiやBijiなどがありました。
私だけでなく、外国人である日本人の名前は時々間違われることがあります。
ところで間違いではありませんが、YamamotoがJamamotoと書かれることがあります。
先日もフィルムの現像を出したときに、最初はそのように書かれました。
これはドイツ語には本来「Y」がなく、日本語のヤ行は「Y」ではなく「J」で書いていたことに由来します。
ドイツ語に「Y」が入ってきたのは19世紀、ギリシャからです。
それまでは「J」を使っていました。しかしその「J」も昔は「I」と同じ使い方でした。
「イ」と発音します。現在もドイツ語の「J」は濁りません。
ですので、Japanはジャパンではなくヤーパンとなっています。
また最近は知名度も一般的なので、間違う人はいませんが
数年前には富士フイルムのFujiを「フジ」ではなく「フイ」と読んでいるドイツ人もいました。
ちなみにドイツに無印良品のお店が出来たときも「ムジ」ではなく「ムイ」と言っている人たちも
少なくありませんでした。逆にソニーはそれまでに国際知名度があったのでソニーでした。
ドイツ語では本来ゾニーとなります。
そういえばオリンパスはドイツではオリンプスと発音されます。
その地に行けば、その地の発音に基づいた発音となります。
言い換えればその地にはその地の文化があるということかもしれません。
名前の間違いを目にして、そんなことを思いました。
今の時期、気温が低いので外での撮影は少なくなっています。
待ち合わせでザールブリュッケン城に行きました。
その中に「ザールブリュッケン城の歴史」が紹介されている小さな部屋を見つけました。
ザールブリュッケン城へはこの秋にも来ていますが
全く気が付きませんでした。
誰でも入れる小さな部屋なので、入ってビデオを見てみました。

壁に掛けられている絵を撮影しました。
18世紀のザールブリュッケン城です。
当時はこの辺り、つまり川の向こう側がザールブリュッケンという街でした。
現在は旧ザールブリュッケンの意味で
アルト・ザールブリュッケンという地区になっています。

中央に流れるザール側の右側は当時はザンクト・ヨハンという街でした。
左側のザールブリュッケンが貴族の街、
右側のザンクト・ヨハンが商人の街といった感じです。

ザンクト・ヨハンは城壁に囲まれています。
現在、かつて城門があった場所にはそれを示す碑があるだけです。
かつての壁は一部が残っているだけで当時の面影はあまり残っていません。
20世紀初頭に、ザールブリュッケン(現在のアルト・ザールブリュッケン)、ザンクト・ヨハン、
マルシュタッット・ブルバッハという3つの街が合併して
ザールブリュッケンという一つの街になりました。

ザールブリュッケン城は現在のものが4代目とビデオでは説明されています。
この当時のものが残っていれば一つの観光名所になっていたかもしれません。

こういった歴史から当時の街並みが感じられますが
街が発展・変化していく中で徐々にそういったものが消えていくのは
残念なことのように感じます。しかしそれもその時代その時代で
人が考え判断した上で変わってきたので
移りゆく街並みも人が生きた証と言えるかもしれません。
こういった絵を見ていつも感じるのは、あまり描かれていませんが
そこにはその時代を生きている人たちがいたということ。
街並みの違いや綺麗さばかりに目が行きがちですが
現在の世の中と同じような人と人の繋がりがあったと思います。
今から見れば全て過去の人たちとして切り離して考えますが
そこには色々な人の想いがあったはず。
そんなことを思うと「人」という生き物が愛おしく、また哀れにも感じられます。
強引なまとめ方ではありますが、そういった人々の想いを撮っていければと感じます。
そんなことを考えながら今日も撮影しました。