ファッシングのパレード

ファッシング(カーニヴァル)のパレードはドイツの各地で月曜日(「バラの月曜日」)に催されますが、ザールブリュッケンでは土曜日に開催されます。私は運良く、ここ数年観ることが出来ていますが、今年は例年に比べると何か質素な気がしました。

パレードの前にはザンクト・ヨハンナー・マルクト(という名の広場)で最初の挨拶等が行われています。

街ゆく人たちも様々な衣装を楽しんでいますが、親子で楽しんでいる人が多い印象です。

午前11時11分に市庁舎に到着するように午前11時にパレードが始まりました。最初は複数の警官が歩き、その後をザールブリュッケンやその周辺の団体がパレードします。

袋を持っている人がいますが、この中にはお菓子が入っていて、それを沿道にいる人たちに投げています。投げるといっても狙って投げるようなものではなく、下から放るといった感じでしょうか。

紙吹雪も巻かれます。

お菓子がまとめて投げられると沿道の人たちがそれを拾います。

生演奏で進んでいきます。

みんな楽しそうです。

振付のようなものもあります。

パレードは10分前後で終わりです。通り過ぎた後は紙吹雪が落ちています。

最後は清掃車が綺麗にしていきます。

このパレードは時間的には僅かですが、ザールブリュッケンで民族衣装的なものが見られる数少ない機会だと思います。パレードではかけ声があって、パレードをする人たちが声を出していますが、それは見ている人たちを楽しい気持ちにさせるので、それもあって人を惹きつけるのかもしれません。何かそこにみんなで一緒に楽しもうという目に見えない一体感のようなものがある気がします。