オペラを観に行く

私の住む街、ドイツ・ザールブリュッケンにあるザールラント州立劇場。
そのオペラの2010/2011年新シーズンが9月11日(土)に初日を迎えました。
演目はプッチーニ作曲「トゥーランドット」(1926年、ミラノ初演)で
指揮は同劇場音楽総監督トシユキ・カミオカ(上岡敏之氏)。
数週間前にはチケットが完売になっていました。
その日劇場の当日券売り場を覗くと、
全てのカテゴリーが「売り切れ」表示になっています。
それにもかかわらず長蛇の列が出来ています。
希にチケットを取りに来ない人やその列に売りに来る人もいるからです。

オペラ

この日の最高気温は23度と久しぶりに20度を超える暑い一日となりました。
開演は19時30分ですが、その前に劇場に行くと
劇場前や中では正装した人たちがシャンパンやワインを飲んでいます。
こういった劇場独特の雰囲気、それを楽しむために
劇場に足を運んでいる人もいると思います。
公演の方は大成功で、観客が手拍子をするような非常に盛り上がった
カーテンコールになりました。それが何分間も続きます。
久々に盛り上がる良いオペラを観た気がしました。

オペラ

コンサートでもそうですが、こういった人が創り出す作品は
色々な良い刺激があります。
特に生の舞台は演奏者だけでなく観客にも緊張感があって
その空間が独特なものになります。
こういった空間を楽しむためにまた劇場を訪れたいと思います。