友人と撮影に行きました。
ザールブリュッケンから車で約一時間の距離にある小さな渓谷です。
紅葉を期待していたのですが、赤色は数少なく
ほとんどが黄葉でした。
現地に到着したのは午後5時前。
三脚も持たず、カメラ一台に35mm判換算で28-104mmの
ズームレンズを付けて散策しました。
ザールブリュッケンは気温が15度前後でしたが
この渓谷は白い息が見えるほど空気の冷たい場所でした。
2時間ほどいて、すれ違ったのは十数人ほどでしょうか。
すれ違う時、お互い挨拶をします。
それが何故か気持ちよく感じられます。
この場所が気持ちを落ち着かせてくれているためかも知れません。
大きな岩が幾つも転がっています。自然そのもののようです。
その石の間が遊歩道のようになっているところもあります。
日が沈む前なので光の差し込み方も印象的です。
小川の左側には石が転がっています。
近くには19世紀に建てられた碑がありました。
当時も今と変わらない光景だったようですが、
現在は少し公園のように整備されています。
光の弱いところでは少し幻想的な雰囲気があります。
季節がもっと冬に近づけば違った風景になるでしょう。
そのときまたここに来たいという話をしながら、
この場所をあとにしました。