クラシックカーのラリー

クラシックカーのラリー

ザールブリュッケンの街中をクラシックカーが走る国際イベントがありました。
ザール・ロア・ルクス(ドイツ・ザールラント州、フランス・ロレーヌ地方、ルクセンブルク)地域、
500キロをまわるものでヨーロッパ各地から117台の車が参加しています。
最も古いものは1920年代の車ということ。
スタートとゴールはザールブリュッケンのザンクト・ヨハンナー・マルクトで
ドイツ・トリアーが折り返しとなります。
一台ごとにスタート(ゴール)ゲートをくぐっていきます。
そのときにマイクを通して車の説明がなされます。

クラシックカーのラリー

ゲートをくぐる順番待ちの車。
オープンカフェに挟まれた場所を通っていきます。

クラシックカーのラリー

ゲートをくぐった車はそのエンジンを響かせながら
人の間を走っていきます。

クラシックカーのラリー

街の中心地では低速で走っていきます。
石畳の街にも違和感なく溶け込んでいるような気がします。

クラシックカーのラリー

流し撮りもしましたが、車によって通り抜けるスピードも全然違うので難しい撮影でした。

クラシックカーのラリー

それにしても独特のエンジン音やいかにも古い車体など
新しい車にはない魅力が感じられるかも知れません。
多くの人がカメラを構えていましたが
単純に撮るだけでなくドライバーに話しかける人も多く見かけました。
レトロな車を撮っていたと言うよりは
そういった車に対する愛情を撮っていたのかも知れません。

ダンサーの撮影 3

ダンスカンパニーの撮影を何度かさせていただいて
ようやく自分の撮りたいものが見えてきたような気がします。
全く好きなように自由に撮ってください、と最初に言われていたので
その都度、テーマを決めて撮影していました。
カメラとレンズも幾つも試しました。
失敗の中から学ぶことも多いです。

ダンサー

ダンサー

ミュンヘンへ その3

ミュンヘン撮影記 の続きです。
この日は朝早く、5時半頃に目が覚めました。
支度して朝の街を少し歩きました。
午前10時頃、友人と遅い朝食をとりました。
一人一枚です。
見た目の量的にはかなり少ないような気がしましたが
それでもお腹が空かなかったのが意外でした。

朝食

この日の撮影場所は予め天候を意識して決めていました。
建物の中です。
良い光がある場所を探し、建物内を何か所か移動しました。

ミュンヘンでの撮影

続きます。

ダンサーの撮影 2

ミュンヘンへの撮影記をひとやすみして。
ザールブリュッケンに帰ってきてから
再度、ダンスカンパニーの撮影に行って来ました。

ダンススタジオ

先日は明るさと

ダンサーのいる空間を意識しました。
今回も同じような意識でしたが、ダンサーに対する意識がより強くなりました。
前回は35mm版換算で70-200mmのレンズでしたが
今回は同22-44mmの広角ズームレンズと同100mmの単焦点レンズを使いました。
その場にある音と印刷を意識して冷黒調に仕上げました。

ダンサー

ダンサー

この日も撮っている最中に色々なアイデアが浮かんできて
楽しく撮影できましたが、難しさと撮影の奥深さも感じました。
同時に次の課題も見つかりました。
それにしても格好いいです。

ダンサー

ミュンヘンへ その2

ミュンヘンへ の続きです。
前回、ミュンヘンを訪れたのは昨年で、このときも

工事が多いと感じました。
しかし今回も至る所、工事中と言った印象を受けました。

ミュンヘン

そしてその工事現場を覗いている人もよく見かけます。
そのための隙間をあえて開けてあるのかも知れません。

ミュンヘン

工事の規模は大小様々です。
英国庭園から見たミュンヘンの街並みが好きで
そこから街を眺めてみました。
街のシンボルである聖母教会の塔も工事中で
また大きなクレーンも何台も見え
少し殺風景な風景になっています。
しかし言い換えれば観光的な写真では見られない光景なので
それも良いかもしれません。
雨は降っていないものの気温が少し低いからか
公園内は閑散としています。

ミュンヘン

小さなモデルさん
これらは使わない写真です。

モデル

つづきます。

ミュンヘンへ

撮影の仕事で、そして友人に会いにミュンヘンに行きました。

ICE

ミュンヘンへ行く際はマンハイムで乗り換えますが、横のホームには
サッカーワールドカップ女子大会のデザインがなされた
ICE(都市間超特急)が停まっていました。
第6回FIFA女子ワールドカップは2011年6月26日 – 7月17日の期間、
ドイツで開催されます。日本の初戦は6月27日。楽しみです。
ところで今回のミュンヘン訪問で是非行きたい場所がありました。
先日、

ザールブリュッケンに来られた写真家の

北奥耕一郎先生の話によると
今回のドイツ旅行でミュンヘンに滞在されたときに
非常に良い写真ギャラリーを見つけられたということでした。
私はその場所を知らなかったので探して訪れました。
少なくとも3年前までにはなかった写真ギャラリーです。
何人かの作品が展示されており、また気軽に入りやすい雰囲気もあり
見応えのある写真ギャラリーでした。

ライカのお店

直ぐ近くにあったお店。
オープンの日に行けなくて残念でした。
つづきます。

ダンサーのいる空間

ダンスカンパニーの撮影に行って来ました。

ダンサーのいる空間

前半はダンサーを撮ることを意識し、窓を背にしてダンサーの動きを撮っていました。
時にはシャッター速度を遅くしてぶれた写真を撮りましたがこれは難しかったです。
後半は光と空間を意識して
そしてそこにあるピアノの音楽をイメージして撮影していました。

ダンサーのいる空間

ダンサーのいる空間

カメラはレンズ交換の必要をなくすため3台持って行きましたが
結局はほぼ一台で通していました。
レンズは35mm版換算で70-200mmです。
特に後半は撮っているうちに色々なアイデアが浮かび、
楽しい撮影でした。

古代の道

面白い場所を見つけた!
友人がそのように言って来ました。
ザールブリュッケンから車でそう遠くない場所にある森のような場所、
その場所に彼に連れて行ってもらいました。
アウトバーン(高速道路)を降りて直ぐのところに
その場所はありました。
車を止めて歩きます。
夕方の空には今にも雨が降りそうな気配がありました。

古代ローマの道

友人が面白い場所といったのは、この写真の道です。
人の手が加えられたようにも、また自然の道にも見えます。
周りに人工的なものは何もなく
鳥の鳴き声が幾重にも響く場所でした。
そして甘い香りが漂っていました。

古代ローマの道

その道は森の中に続いています。
横を見るとすごい地層がありました。
下は斜めになっています。その上は地面と平行になっています。
地層の変わり目、その時に地面の角度がそんなに変わるような
天変地異のようなことがあったのかも知れません。
この地層だけで見ても、長い長い歴史が感じられます。

地層

森の中に続く一本道、途中で写真を撮るために何度も立ち止まりながら
更に歩いて行きました。
この石の並びを見るとどう見ても人が作ったように感じられます。
友人とは古代ローマ時代の石畳かも知れない、
そんなことを喋りながら更に歩いて行きました。

古代ローマの道

ザール川やモーゼル川周辺には古代ローマの遺跡が多く見られます。
古代ローマ時代、この地域で最も大きな街は

トリアー
現在も多くの遺跡が残っています。
ローマ時代にそこまで道があったとしてもおかしくありません。
しばらく行くと小さなプレートがあり、
そこにこの道の説明がありました。
やはり古代ローマ時代の石畳です。
商業人など多くの人がこの道を通っていたようです。
道をよく見てみると両端は凹んでいます。
昔はそこを荷車や馬車が通ったのかも知れません。
真ん中の盛り上がった部分はもしかすると古代ローマ時代の
オリジナルの道の高さかも知れません。
低い両端はそれだけ人が通った、言ってみれば人の重みで
低くなったと言うことでしょう。
つまりそれは歴史の重みとも言えます。

古代ローマの道

ここは特に遺構として整備されているわけでもなく
周りも自然の姿がそのまま残っているような場所です。
現代にも続く古代の道があると言うことに興奮し、感動しました。

先日訪れた原生林や、この古代ローマ時代の石畳など
ザールブリュッケンの周りには
まだまだ面白い場所が多くありそうです。
そんなとろこにもザールラントの魅力があるかも知れません。

古代ローマの道

ビアガーデンにて

家からそう遠くない距離に小さな小さなビアガーデンがあります。
散歩途中に立ち寄りました。
といってもビールを飲むためではなくアイスを買うためです。
ここ最近、気温も20度以上となり少し汗ばむ日が続いています。
近くのテーブルでは女性たちがビールを飲みながら喋っています。
その足下には犬が大人しく座っていました。
眩しい夕陽を浴びながら佇む犬を見ていると
その犬の時間が私の中にも流れてくるように感じました。

ビアガーデンにて

森と光

友人たちと美味しい食事をしたあと、友人が運転する車で
市内にある森に行きました。
原生林という名の通り自然豊かな場所です。
ザールラント州が管理しており、小さな湖のそばにはレストランなどもあります。
森を見て人は色々な感情を持つと思います。
例えばそこに優しさを見いだす人、怖さを感じる人など。
そこにある森を単純に撮影するのではなくて
その森を見てどう感じたか私の気持ちを写しました。
そしてそれを様々な光が演出してくれました。
穏やかな小さな湖。
空を写す光景が印象的です。

森と光

森の中に入ると一気に暗くなりますが
そこには特別な空気の流れがあるようで
同時に優しさがあるようにも思いました。

森と光

優しい光がある不思議な空間に迷い込んだようです。

森と光

森の中にいても徐々に日が傾いてくるのが分かりました。
小さな川面に光が反射しています。
少し涼しい風が吹き抜けていきました。

森と光

夕刻時、非常にのんびりとした時間がそこにはありました。
大人しく座る2匹のシベリアンハスキーも絵になっています。
その光を目にするだけで温かさが感じられます。

森と光

一部の道は車が通れるように舗装してあります。
この日一緒に行った友人たち。
楽しいひとときでした。

森と光

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