堀雅貴君のCD「PRELUDIO」が届きました。
ありがとうございます!
本人が「10年越の夢」と記している作品なので、
これは非常に非常に楽しみな一枚です。
じっくりと作品を聴くときは携帯電話なども全てオフにして聴くことに集中します。
家で聴くCDですが、気持ちはコンサート会場と同じかも知れません。
この作品を聴いて最初に感じたのが「魂の音楽」。
音楽から演奏者の息づかいや鼓動が聞こえてきます。
是非、皆様も聴いてください。
日本国内を回るツアーもありますが、生演奏で聴くと
また違った風景が広がってくるかもしれません。
CDの表と裏。
その堀君のCDをザールブリュッケンに戻ってくる友人が届けてくれました。
お土産でいただいた生チョコ。
ドイツには一般的に生チョコがないので嬉しいです。
ありがとうございます。
そしてフランスからは数種類のカルヴァドスとチョコレートやクッキーなど。
お酒の入った瓶を通過した光が綺麗です。
午前中に一つの荷物が届きました。
部屋で撮影する時に使う背景布です。
そして午後には別の宅配業者によってソフトボックスが届けられました。
これからの季節、部屋での撮影が増えるので追加しました。
そして打ち合わせではカメラの話を。
OM-Dにエルンスト・ライツ、ズミクロン50mm F2.0を着けています。
ポートレイト撮影でオールドレンズを使う際は
オールドレンズらしい描写をするレンズを選ぶことが多いです。
絞り開放では線が細い、言ってみれば繊細な描写で
また独特のにじみがあるようなレンズです。
現代のレンズにはない面白さがあります。
その点で、ライツ・ズミクロンを使うことはあまりありません。
マイクロフォーサーズでは35mm版換算100mm F2.0になるので
ポートレイト向きですが、画の傾向的に使いません。
というのはこのレンズは50年以上前のレンズですが普通に写ります。
今から見ると当時としては驚異的な写りだったかもしれません。
しかし現在ではデジタル用に設計されたレンズほど性能がよくなく、
またオールドレンズらしい描写もそれほど期待できない
ガラスの塊のような重いレンズです。ポートレイト撮影の時、
綺麗に撮るなら現代のレンズを、面白さを意識するならオールドレンズを使うので
普通に写るズミクロンは選ばないことが多いです。
しかしスナップでは重宝しています。
その普通に写るのが良いと言えます。
目立った面白さはなくても、線の太さがあり、
空気感、質感を上手くとらえてくれるような気がしています。
街中のスナップ的なポートレイトではズミクロンは使えると思うのでそれを提案しました。
オールドレンズ独特の目立った描写、面白さがないレンズですが、
その一見おとなしく目立たず、しかし実はしっかりと仕事をしている
そんな魅力がズミクロンにはあります。
これは非常に面白そうな撮影になりそうです。
OM-Dとズミクロン。
ところで以前、先述の堀君がザールブリュッケンに来たとき、
それはイタリアで行われた国際コンクールで彼が優勝したときですが、
そのときにお祝いをかねて数本のオールドレンズをプレゼントしました。
多分使ってくれていると思いますが、
他の友人たちとも一緒に「オールドレンズで撮影の旅」をしてみたいと思いました。
そんなことを考えた一日でした。
堀君、CDの発売、おめでとうございます!